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不甲斐なさを抱きしめて

むくりと起きて身支度をする。色々と相談が舞い込み、先々を見ると「あ、今日から架橋だ」と思い木屋町スタジオへ。飲屋街の朝は閑散としており、日差しだけが暖かい。黙々とスタック気味の仕事を済まし、ビデオ会議。

スタッフと新しい相談とアイデアを共有しランチへ。飯を食いながら仕事ではなく子育ての話でわいわいする。子育てをしながら働くことがどう大変か。彼女の体験をリアルタイムに聞いて、チューニングしていこうと思っている。子育てもして、仕事もして、そんなお母さんたちが当たり前になればいいなと思う。仕事か育児、どちらかというと育児がヤバいので無理をきたさないよう文化を作っていかなければと思っている。

あとは家でやりますーとスタッフと別れ、歩いて次の打ち合わせ会場へ。
アイデアを考えながら歩く。歩くのは頭にいい。思考を整えて会議スタート。気がついたら新しい仕事が増えていた。

事務所に戻り企画書をしたためる。下書きしてくれたスタッフのページネーションを見直して、1ページずつ調整をかける。どう伝わるか、引いて言葉を見る。これに時間が一番かかる。もうアイデアはあるのだが伝え方で結果が変わる。唸ってる間に学生スタッフがお手伝いに。

そう、4月1日から新卒がくる。
事務所の席替えをお手伝いをお願いしていた。その彼も2020年に新卒として入社する。あれよあれよというまに僕含めて四人体制。うちのビジネスモデルに合わせるのではなく、彼・彼女たちの個性に合わせたビジネスを構築したいと思っている。僕のやり方では僕しかできない。個々の個性で社会に機能して欲しいと思っている。その対価がお金なのは変わりない。僕はアイデアで貢献する。では、君は何で世界をよくできるか。その問いだけ。

ガーッと二人で席替えをして、スタッフと未来の話をする。
うちの仲間それぞれがどういう人間か、よく飲むので楽しんで知っていく。
将来どうなりたいの?という質問はしない。現時点で定義できる人材像は多分あまり意味がない。自分が正しいとは思えないけど、目の前の関心に夢中になった結果、35歳のいびつなスペックのおじさんができた。そのプロセスは間違っていないと思っている。君はどんないびつさを示すか。それに興味がある。

こんな風にみんなをよくしていきたい!という思いはあるが経験が伴わない。自分の未熟さを痛感するが、経営者としては赤子みたいなものだ。恥を書きながら学んでいくしかない。未熟でごめんよとスタッフに思う。そういう意味では、新卒も僕も変わらない。経営者の新人だし、社会人の新人だ。やることは違うけど、途上感で言えば同じである。自分の不甲斐なさにしっかりと向き合おうと思う。

さて、来週からどんな空気になるか。出社日そうそう大きなプレをぶち込んでしまった。どうしよう。事務所誰もいない。今から考えるけど、それもまた至らなさ。正々堂々と出社日初日はお休みにして花見でもしてきてというおうか、悩んでいる。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。