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「わからない」を認識することは大事な一歩

「わからない」と言う事実を把握することが大切だ。
どう思う?どうしたらいいかな?何をしたらいいだろう…という相談が基本的にうちには多い。まず僕らが行うことは「わからない」ことを把握していくことが最初の一歩となる。

なんとなく世の空気として「わからない」ことは「よくない」と思われている節がある。なのでわかったふりをするなんて言うケースもあるがそれが一番危ないと思っている。わからないことは決してダメなことでも、恥ずかしいことでもない。わからないことに目を背けることの方がはちゃめちゃにやばい。

「わからない」を認識することは「わかる」への一歩である。非常に前向きな状態が始まる。なのでまずは「わからない」ことを洗い出し、羅列し、整理する。そこから「なぜ、わからないのか」を分析していく。

わからないを認識し、思考することは物事全ての改善の基本とも言える。
なんだか最近めちゃくちゃ忙しいな。なんでだろう。
それをじっくり考える。10月の増税に向けての駆け込みかもしれない。少し前にたくさんのいろんな人に会ったからかもしれない。SNSで発言したあの言葉が広がってるのかもしれない。わからないの因果関係がなんとなく解像度を上げてくる感じがある。これは可能性としては増税駆け込みかもしれないなんて感じ。

同様にプロジェクトでもさまざまな「わからない」が塊となって襲いかかってくる。絡まり合った毛糸のボールみたいなものだ。冷静に解いていくと、あれ意外と複雑じゃないぞと気付く。この絡まりを解くとするする瓦解していく。大抵のわからない問題は1個根本的なわからないを解くことで解消されることが多い。

停滞気味のプロジェクトには必ず放置された「わからない」が存在している。
まずはそれを自分自身がピンセットで取り出し、状態を観察することをする。冷静であればあるほど、その難解に見えたわからないは意外とシンプルな選択肢が存在することに気付く。

少し面倒なことやややこしそうに見える事を「わからない」で頭の隅にすすっと避けてしまうクセがどうしてもある。よし向き合うぞとやってみると10分も経たずに解決することがある。まずは「わからない」を認識することから始めよう。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。