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観察ゲーム 〜僕らは世界のことを何も見てない〜

むすめが「小学校めんどうくさいなぁ」と呟いてテンションが下がっていた。
じゃあ、良いこと教えてあげようと「退屈だったり面倒な時間の遊び方」を教えた。というか、WSとか大学の講義で毎回やるやつ。

紙を小さく切って、たくさん用意する。
その紙一枚に1キーワード書く。
キーワードはこんな感じ。

<紙に書くもの>
:あか、あお、きいろ、みどり、くろ、しろ、きん、ぎん
:まる、さんかく、しかく、長いまる、長いさんかく、長いしかく
:ふわふわ、べっとり、かちかち、つるつる、ざらざら

それを空っぽのティッシュ箱とか、なんでも良いから入れておく。
子供たちが朝起きたら、順番に一枚引く。
その出たキーワードを1日の暇な時間に探して、一番すごいの見つけた人が勝ち。
たとえば、「あか」が出たら学校に行く間とか、暇な時間に赤を探す。父ちゃんも打ち合わせ先で探したり。帰ってお風呂で各々が発見した赤を自慢し合う。

これを「観察ゲーム」とwsではいっていて、ものを見る習慣をつけるためにやっている。人は1日の80%を無意識で過ごす。意識のスイッチをオンにする仕掛けだ。これが習慣になれば単純なことだけど他のふつうに生きている人に比べインプットの情報量が爆発的にあがる。

子供たちとやってみるといろんなことに一歩踏み込んで気づいていた。
危険なところは赤い!辛いものは赤が多い!止まって欲しいところも赤!とか色々気づいてる。世界のささやかな秘密と仕組みに気付いている感じがする。

今まで大人とやってきた小さいアイスブレイク的なワークだけど子供たちは嬉々として取り組んでいて、学校早く生きたいに変わっていた。
ちょっとしたことで気持ちを前向きに、行動をポジティブに変換できる。

週末、子供たちと遊ぶことなかったらやってみて。公園でも家でもどこでも良いから。おもしろいよ。僕らは意外と世界のことを何も見てないって驚くから。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。