黙々と仕事をしていた。今日休日やん。って気づいてはいたけど、まぁいいや働くかと気がつけば夜。新しいオフィスの備品を買ったり、資料書いたり、テキスト眺めたり、瞬間で日が暮れている。

リビングでは子供達がコンコンとアルミボールを制作している。
もう何度目だ。各自2個目のアルミボールが出来上がっている。
終始コンコンと音を聞きながら仕事をしていた。

来週には新しいメンバーがジョインしている。
ばらっといろんな仕事が並んでいるので少しずつコミットしてもらい慣れて行ってもらおう。なんというか、うちの仕事はバラバラだから慣れるのに時間がかかるかもしれない。

僕が普通にできることを他者にできるだろうと勘違いしないようにしなければならない。これは子供から教えてもらった。その逆もまた然りなんだけど、それぞれの自分ができることは他の人もできると思いがちである。そこで齟齬と負荷が生まれることを知ってるから、丁寧にいきたい。

逆に僕ができなさそうなことを得意な人を仲間に入れたので、そこは信頼して任せていけるよう関係性を築いていきたい。そんなことを考えながら、今日の晩飯何にしようかと考えている。仕事も暮らしも地続きだなぁ。

家の裏に住む老夫婦がいつも喧嘩している。その内容が筒抜けなのでいつも二人怒ってるなと聞き耳を立てている。喧嘩ばかりで、あの年齢まで一緒にいるのかと思うと、あの対立関係が実はあの二人にとっていいバランスなのかもしれない。

どちらが一方が受けてばかりだとストレスがすごいのだろう。会話だけ聞いてるとノーガード戦法のボクサーが殴り合ってるようだ。でも、それで二人のバランスが保たれている（のかもしれない）。そう考えると人それぞれチームそれぞれのバランスがあり、同じものはない。果たしてうちはどんなチームとバランスか。

これまで独自に動いてきた流れで、チームとなり分業をしていく。
初めてのことなので僕もそわそわする。でも、お互いが初めてなぐらいがちょうどいいのかもしれない。チューニングしながら、このチームのテンションを作っていきたい。

リビングで、パパーできたー！と元気な声が聞こえる。
この兄妹も独自のバランスだ。喧嘩したり、仲良く一緒に寝たり、二人並んで歯磨きしたり、仲がいいのか悪いのかわからないけど、いつも楽しそうだ。

はて、アルミボールの「できた！」とは、どのタイミングなのか。
自分なりに至った完成感なのか。ちょっと見せてもらおう。