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共通のコードを発見していく

何となく気になるから本を買うということが少ない。仕事柄、仕事に関することをグッと詰め込んでインプットする読書が中心なため、将来必要だからというような情報摂取は少ない。

ふと書店で目に留まったのが「THE CULTURE CODE」。
邦題がいかにも日本受けするようなしょうもない和訳が添えられているが、立ち読みでちょっと読むだけで、これ探していた本だ!とすぐにレジへ向かった。昨年末から経営を勉強するための本を読んできたけど、いまいち腑に落ちない情報が多かった。どれもこれもがビジネスの“仕組み”に関する内容だったから。

以前から、組織ではなく「チーム」メイクの本を探していた。
会社作りの本はあっても、チーム作りの本は少ない。うちは小さい会社なので、どちらかというとチームの働きの方を学びたいと思っていた。

この本が素晴らしいのは、いいチームに欠かせない3つのスキルから、その内容を説明していき実践方法を紹介する。これは僕の仕事のスタイルと一緒でインプットしたしたことをすぐ実戦で試せるのはとても大事。

そして、ビジネスの本であれば、IT系の成功事例とか、トレンドの企業事例を出しがちだが、この本は違う。もちろん有名どころもあるけれどGoogleやアメリカの核弾頭管理チーム、インドのテレアポ会社、大学の社会実験チーム、NBAのバスケットチームと横断的に事例が並び、その共通事項をあぶり出していく。

チームという横断的な視座を手に入れていい文化のコードを発見していく。
超面白い。第一次世界大戦の「クリスマス休戦」は何故起きたのか。なぜ実現できたのか。にメスを入れていく。ただの感動話ではなく当日の文献を漁り、実証を集め、証明していく。

もう半分ほど読み終えてしまったが、とても勉強になる。
たぶん英語が必要になれば英語が身につくように僕にとって読書も同じだ。
であれば、身の丈を超えたチャンスをたくさん作って、本をインプットすることがちょうどいいのかもしれない。

チームメイクで悩んでいる人いたら、必読な一冊の予感ありです。まだ途中までしか読んでないけど。


いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。