言葉はむずかしい

企画書を書いている。いつもはキーノートを開いて、ザーッとページネーションを頭に描いて説明する時の流れを想定しながら入れ替え差し替え大枠の流れを作る。そこから白紙にバババっとテキストや画像を書き連ねる。即興で仕上げてる感じに近い。

ところがだ。仕事が増えていきた。考える時間は膨大に必要で、実はそれ以上に企画書に仕上げる時間がかかる。これでは時間が足りない。仲間を増やそうと社員が増えた。増えたところで気づいた、どう頭の中のイメージを伝えたらいいのか。これが難しい。試行錯誤している。独学すぎたというのもある。毎回資料の流れはコロコロ変わる。1枚の時もあれば20pぐらいのときもある。これまでのやり方が合わなくなってきていた。

そこで今、ざっくりページネーションを作り、原稿を書いている。
テキストだけでまずは書きなぐっている。そこにサクッと添削をかけてスタッフに資料化をお願いしてみようと思っている。今の時代便利で共有し合いながら企画書もまとめられる。何がうちのチームにとってスムーズか、試行錯誤を繰り返している。

テキストでまとめる中で色々気づいたことがある。
言葉だけだと語りすぎるのだ。膨れ上がる言葉。これを削っていく。本意がブレないまでにダイエットさせて、さらにスタッフに見てもらおうと思う。意味わかんないっすってところがあれば補っていく。

プレゼンはまだいい。資料以外に対話ができる。でも大きな仕事は、これが一人歩きして社内を駆け巡る。小難しすぎてもダメでシンプルに意図と計画を文字で伝達していかなければいけない。骨が折れる。一度はプレゼンを映像にして渡そうかとすら思った。

45分書いて、休憩して、もう一度書き始める。これを何度か繰り返す。発案は極端に言えば数分だ。それを伝える工夫の方が膨大で、ここを甘んじると何もかもうまくいかなくなる。ここの強化がうちの大事なポイントだと思っている。

つくづく、言葉は難しいと思う。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。