忘年する前に自分のトライを振り返る

忘年会の時期がきました。僕はといえば割とこの時期息を殺して仕事をしています。一般の人に比べ、飲む回数が多い人生につき、この時期毎年ブーストかかると肝臓が何個あっても足りなくなることから、ひっそりと過ごすか仲良しか、会社の関係者らと一発ぶちかまして幕引きするケースが多い。

そうそう、忘年会といえば、年忘れで馬鹿騒ぎ。今週は家にいる時間が多く皿洗いしながらこんなことを考えていました。

「今年は色々新しいことに挑戦したなぁ」

なんて。ビジネス的に安定するコンサル仕事を初年度のお客さんたちで一旦打ち止めにしたこと。1期目の会社に残ったお金を全て採用の人件費に当て込んだこと。そして、新しい仲間が増えたこと。割と色々ありました。

新しいこと始めると慣れるまでに時間がかかるので心労がすごかったなぁとか。今でもまだあるけどね。変わるってことや挑戦することって楽なわけないじゃんって一人で自分に突っ込んだり。キュッキュ皿を洗いながら。

毎年、この時期来年の抱負とか考え始める人も多いと思う。
でも、僕は思うんだよね。今年、頑張ったことがどうなったのか、しっかり振り返らないといけないなって。

良いことも、大変だったこともたくさんあると思う。
それで何を得て、何を失ったか。しっかり見届ける。年の最期くらい後ろ向いて、ちょっと自分を褒める時間があっても良いんじゃないかなと思う。うん、よく走った自分!って。

この一年で昔の自分と今の自分で何が変わったのか。
それを冷静に見て、しっかり褒めたり、しかったり。そういうのした方が良いなと思う。

僕でいえば、一番大きかったのは社員を増やしたことである。
得たものは、チームで仕事と向き合える速度感とアイデアの拡張性を実感した。これは本当、良い採用ができたと自分を褒めたい。そして、予想してなかったメリットとして、僕に圧倒的な動ける時間ができた。今までが一人だったからね。新しいお客さんや仲間に会う時間もなくハムスターのようにコロコロタスクを回していた僕にとって、かつてサラリーマン時代にあった誰かに会う時間というのがしっかり取れたことはこの先ずっと良い還元を僕にも会社にももたらしてくれると思う。

逆に失ったものは、お金のプレッシャーなく適当に過ごす時間が消えた。
もうこの会社は僕だけのものではなく、みんなのものになった。社員の家族の暮らしや安定はこの会社が生み出していかないといけない。そういう意味で僕と社員のお給料を支払うので月々の固定費は上がる。ここのプレッシャーは想像以上にあった。結果、しっかり経営勉強しなきゃなという生まれて初めてのモチベーションが生まれてここ1ヶ月ずっと勉強している。

新しい挑戦は環境が変わるし、考え方も変わる。育つといった方がいいかもしれない。この環境の違いからいろんな思考が生まれた。うちの社員は最終的に社長と同じお給料にしちゃおうとか。もっと世の中を面白く、かつそれがうちのビジネスにもなる方法ないかなと考え出したり、断っているコンサルティング仕事の違和感がすっきりして、新しい方法を思いついたり。

前までは、面白いもの作りたい(今も思っているが)と思っていた僕の中に、むちゃんこカッコいい会社ってどうやって作れるんだろうって思考が生まれている。去年の今頃の僕は、うちで働く人がみんな幸せならそれでいいって思っていた。でも、一年経って、うちが示して、社会に影響を与えないとダメだこれ!って気づいたり。

思考だけだけど、あれ、なんか成長してるかも自分って思う。褒めたい。
こんな感じで人生紆余曲折である。毎年同じことなんかなくて、しっかり今年は挑戦できたかな?その結果どうだったかな?ってことをしっかり12月だけは振り返るといいかもしれないと思ったのでした。

それにしてもあっという間に一年は終わる。
限りある人生の中でどこまで到達できるか。
不安よりワクワクの方が勝っている。こういうときだいたいうまくいく。

今年のみんなは何に頑張りましたか?
しっかり自分を褒めてみよう。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。