知識を広げる方法

仕事柄、僕の知識はうすーくあさーい。けど、それなりに広い。
相談してくれるお客さんがバラバラだから。お菓子もあればゲームもあるし、研究もあれば、建築や、道具、デジタル、文化、伝統、歴史、運動、学習、音楽、製品開発、コーヒーなどなど、なんかの玉手箱かなってくらい。

都度、その分野のインプットを急ピッチで進める必要があり、隙間があればなんか来そうな分野のインプットをする。webの情報はあまり整理がされていないので基本的には本からインプットを行う。オススメは本。ある程度体系立ててまとめられている。

急な知識のインプットを必要とされる職種なかなかないと思うけど、4月からそういう状況になる新社会人に向けて、松倉なりのコツを書いておきます。
ちなみに小説はこれに該当しません。

あと人それぞの読み方があるので、あくまで一例として。

1.最初から最後まで読もうと思わない。

著者に申し訳ない!と思うかもしれませんが、一度読めばいいと思ってると間違い。一度読んだくらいじゃあまり理解できない。漫画も二度目読むと深みが違うからまずやってみてください。オススメは見出しを見る。ここに大筋の情報の流れがあります。その中で必要と思ってるところを見つけ出す。

だいたい数章くらいだったりします。必要とする知識にもよりますが、目的の章を見ると少しつかめた感じがします。するとそれ以外の章に関心が向くときがあります。その時はそのままその章へ流れてください。知識は接続されています。接続先をインプットすることで本来欲していた知識がグッと深みを増します。

なんとなく必要とする知識の解像度が上がります。
必要なものが手に入ればそれでクリアです。なんでしっかり読まないかは次のコツに繋がります。

2.重要なところだけを読む

重要なところは太字になってたりします。あと線引いてたりね。
次はそこだけを読みます。やって見るとわかるんですが、意外とその章で言いたい本質がまとまってわかります。市販の本であれば30分もかからず最初から最後まで一気に見れるはず。すると、その本が提供しようとしている知識の全体像がわかります。その中のある一点を自分が欲していた、もしくは全部必要だったわって気づくことができます。いい情報の本は、この時点ですごい手応え、というかありがたやー!となります。本を書く人はすごい。

3.全部読むか、次の本にいくか決める。

だいたい2番目の工程で情報の質がわかります。これぞ!となれば頭から読むといいでしょう。急いでる場合は次の本へいくのもありです。
本って、お金払って買うからなんか「今、読まないといけない」謎の強迫観念があります。それゆえ、頭から丁寧に読むのが一般的なんですが、なんだか途中からまどろっこしくて閉じてしまう人も多いはず。実はその先に本当に必要な知識があったかもしれないのに二度と開けられなくなる。これは損です。

急にエンターテイメントの例えで突き放すけど、RPGは王様から依頼されて、魔王を倒すことが目的だということ最初に告げられます。でも本はなかなかインタラクティブじゃないから、この本で得られるものが何かはわかりにくい。それをわかりやすくしようとしたのが今書店に並んでる「○○が良くなる10の方法」とかそういうタイトルですね。10個理解すれば○○が良くなるのか、魔王を倒せば世界は平和になるのか、と同じっす。

あと最初から最後まで何も与えくれない本というのも、あるにはあります。それに時間を費やすのって、急いで知識得ないとダメなのにすっごい振り回されます。何度かそういうことがあって、この手法に落ち着いています。

4.伝える。議論する。

ここまでがインプットなんですが、入れただけの情報っていつか消えます。最近読んだ本で学んだこと思い出せますか?意外と忘れてるんです。
その理由は定着を怠ってるから。僕の知り合いはノートに重要なところをメモしてたり、デザイナーの人は自分の理解できる図式化したりしていました。

これは人によって定着の方法が違うんですが、僕の場合は人に伝える。
中高のときに「勉強教えてー」と賢い同級生に教えてもらってたんですが、いつも快く教えてくれる。人に教えると自分の中でも整理ができると言っていて、やっぱお前賢いなぁと褒めた思い出。そして、僕より成績が悪い友達が同じように教えてーと来た時に同じ体験をした。伝えることで知識は血肉化する。

そして、大人になるといろんなプロフェッショナルな友達ができる。
今インプットしてる分野をもっと知りたい時、その分野の人と一緒に飲みに行く。最近、この分野勉強してるんだけど、どうなの?教えてー。
これって学生の時のコミュニケーションと一緒。そこで教わったことをクライアントと話していると気づけば知識は定着してたりする。

まとめ

こんなシンプルな方法で知識は薄いけど広がっていく。
と同時にこういうことを10年以上やっていると、知識に変化が起きる。
あるお客さんと、別のお客さん。全く産業は違うのに僕の知識を仲介することで新しい可能性に気づく、なんてことがある。フランケンシュタインみたいな継ぎ接ぎだらけのいびつな知識が、異分野間において新しい知識を見出すことがある。ん?あれ、これってすごいことに気づいてない?ってことが最近すごい多い。知識は接続されていくものなのだ。なので今日も三冊、本を買った。おそらく月に十冊以上は増え続け、僕のつぎはぎの知識は拡張されて行く。その触手がまだ見ぬ知識の片鱗に触れることを願って、今日もインプットをし、明日誰かに話している。

簡単に説明すると、
雑に読んで、知識の輪郭を知り、誰かと語り、定着させる。
これだけでそれなりに知識の泉は枯渇しない。

ただし、この方法は僕のようなバラバラな分野に関わる人に限る方法かもしれない。ある特殊な専門分野を仕事にする人にとっては、しっかり読み込むことをオススメする。特にこれだと思った本が引用している文献まで芋づる式に読みあさることがいいかもしれない。

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100個までしかノート作れないことに気づいた。 二冊目ノート。
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