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個人売買/SNSでの販売車両購入時の注意点、免責事項

オークションサイト、個人売買サイト、SNSで売りに出ている車両の購入代行をご依頼頂いた際の注意点、免責事項についてご案内致します。

はじめに

インターネットとSNSの発達によって日本からもアメリカで販売されている車両の情報を入手しやすくなり、それらの車両の購入を依頼される機会が増えてきました。しかし日本とアメリカで車両の売買や商習慣等の状況がかなり異なるためにすんなりと希望の車両が買えない、といった事もよくあります。まずはいくつか日本との違い、注意点をご案内致します。

某サイトで売りに出ていた車両、左上の車両は現車の画像ではありません。。現車はエンジン固着のようです。。

写真や説明文が現車の状態と違う

なぜ実際に売る車両と違う画像を使うのか?といつも思いますがたまに見かけます。。綺麗に仕上げたらこうなるよ、とのアピールかもしれませんが、その他にも何年も前の綺麗だった時の写真やぶつける前の写真が使われていた時もありました。
説明文も大体は良い事しか書かれておらず、何か整備が必要だったり錆びていたりする?と聞いても大体は調子いいよ、錆びてないよ、と言われますが殆どの場合は要修理で大なり小なり錆びています。

書類が無い

たまにですが書類の無いバイクや車が売りに出ています。無いなら無い、と書いてくれればいいのですが、有る、と言われて買いに行くと無かった、という事も有りました。その時は無くしただけだから再申請すれば出るよ、と言われましたがそれすら本当か分かりませんので買いませんでした。

追加の画像や質問の返答が無い

掲載されている画像、説明文だけでは購入の判断をする事が難しく、見に行くにしても遠方の車両であればまずは売主の方に追加の画像、動画のリクエストや質問をしますがすんなりと返事や希望の画像、情報等をもらえない事が多々あります。売主の方からすると冷やかしの問い合わせが多く届いていたり詐欺目的の購入希望の連絡が有ったりするので現金を持って実際に見に来るまではこちら側が本当に欲しいのかが分からない、との事から問い合わせに対してあまり真剣に返答をしてもらえないパターンが多いのだと思います。

車両の状況に応じて購入するかしないかを判断する為のリストを製作してお客様にお知らせします

購入にあたって

以上の事から購入前に詳細を把握する事がなかなか難しく、とりあえず見に行くにしても片道何時間もかかるような距離だと見に行って致命的な問題が無ければ買う、というパターンが多くなります。その際には事前にお客様と購入に関してのNG項目等を打ち合わせ後に購入に向かいます。

その他過去の事例

他にも実際に車両を見に行ったけど買わなかった、買えなかった事例をいくつかご紹介します。

先に売れてしまった

購入に向かっている途中で売れてしまった時や売主さんの所に到着したらすでに他の方がその車両を買っていた、という事が何度かありました。

動かなかった、著しく調子が悪かった

ある程度の不具合や整備が必要な場合でも許容範囲内であればそのまま購入したり値下げしてもらって購入する場合もありますがあまりにも手がかかりそうな場合や明らかな不具合を伝えて貰えていなかった場合(売り手の方が故意に自分に不利な情報を教えてくれなかった時)に何度か購入を取りやめました。

リスクもありますが個人売買ならではのメリットや楽しみもあります。

最後に

ここまで個人売買のリスクやデメリットをご案内してきましたがやはり持ち主さんから直接購入できる事は個人売買のメリットであり、販売店にはなかなか並ばない車両が購入出来る事も個人売買の醍醐味です。購入後に整備、レストアで手がかかる車両もありますがその点も含めて個人売買の車両を楽しんで頂けたらと思います。




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