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反応率48%超のチラシを作った方法を全て【公開】

チラシの反応率はどのくらい?

チラシの反応率は0.01%から反応の良いとされる小売業でも1%と言われています。

へえ、そんなに少ないもんなんですね。

100枚刷って(良くても)なんらかの反応をしてくれる人は1人いれば良い方だと。

私はこれまでにもチラシっぽいものを散々いくつも作ってきましたし、手を変え品を変え、いろんな配布の仕方を試してきました。

今回作ったチラシの反応率が48%を超えたので、その取り組みや更なる改善点について考察してみようと思います。

チラシを作るときの参考になれば嬉しいです。

作ったチラシの【デザイン公開】

・随所に散りばめられたコピーのテクニックの数々。

・色づかいの調和性。

・全体の訴求の一貫性。

我ながら、惚れ惚れするデザインだと思います。

とか言ってますけど、48%の反応率に必要なのはデザインじゃないことが今回で分かったので詳しくは後述します。

ちなみに配る対象は高校生です。配る場所は大学の学園祭です。

上手いチラシを作る構成のコツ

・キャッチコピーは目立たせる!

・CTAと一番のメリットはデカく!

・これでもか、とメリットを重ねる!

今回のチラシ作成でとてつもなく意識したのがこの3点。

ちょっとだけ掘り下げてみようと思います。

キャッチコピーは適当です

「ド肝を抜け」というコピーは実は適当に付けました。

ド肝を抜くようなデザインにしようしようしよう…と思いすぎて言葉に出てました。うっかりしてました。印刷するまで気がつかなかったです。

多分コピーライターさんは「コピーこそ命だ」と言うでしょう。

実際ボクもそう思ってますけど、それっぽい言葉を「めちゃくちゃ目立たせる」ことでコピー力をカバーできるのだな、と思いました。

コピーにこだわる時間があればもっと良かったことは間違いないです。

CTA(コール・トゥ・アクション)につなげる工夫

コール・トゥ・アクションって言うのはチラシを読んでくれた人に対して「何をすればいいのか」と言うことを明確に訴求すること(今回はLINE@とFacebookの登録)ですが、読者目線で見れば「登録したら何かエエことあるんか?」というトコロにしか興味がありません。

多くの場合、新規登録者には「何かしらのプレゼント」や「何かしらの割引券」を送りますが、何を送るか、は非常に重要だと思っています。

ニーズ分析や多角的な予想から最も望まれているものをあげる、というのが理想です。今回はこの部分に5割くらいの時間と労力を割きました。

対象は大学の学園祭に来てくれた高校生なので「大学生のリアルなキャンパスライフ」に興味があるはずだと思い、ビジュアル的にもわかりやすいスケジュール円グラフを二人分作成して載せました。

もちろん、これから展開していきたいサービスにも合致しているからこそのキャンパスライフの赤裸々公開に踏み込んだわけです。

メリットを重ね、重ねる、重ねまくる!

CTAとメリットを明確にしたわけですが、それくらいなら多くのチラシで取り入れられているので、今回はこれに加えてメリットを詰め込めるだけ詰め込みました。

キャッチコピーとCTAで注目を惹けているはずなのでメリットは箇条書きで端的に、かつ詰め込められるように小さめの文字で書き込みました。

小さくすることでキャッチコピーとの対比でさらにキャッチコピーがキャッチ―になるので必要素だったと思います。

また、CTAの訴求が外れたターゲットに対してもここで列挙したメリットに惹かれるものがあればCTAに繋げることが出来ます。そのためにもメリットは挙げられるだけ挙げるに越したことはありません。

反応率48%超の最大の要因とそのデメリット

冒頭にも書きましたが、チラシの反応率の限界は1%程度です。

今回のように48%を叩き出そうと思ったら、それはチラシという概念を超越した「ナニカ」が必要だと考えました。

つまり、メリットや価値をデザインで訴求する方法では1%の壁を超えることは出来ません。

そこで今回取り組んだことは

「学生相談ブース」を設けて、受験勉強の悩みを相談しに来てくれた高校生と10-15分程度会話をして、帰り際に「今日聞けなかったことや帰ってから新しく湧いた悩みをLINEでいつでも相談できるよ」という風にチラシを渡しながら訴求したのです。

チラシの反応率に必要不可欠な「信頼」「信用」と言う部分をチラシではなく会話の中で与えられるように分離しました。

これが反応率48%の最も大きな要因だと断言します。

一人ひとりと向き合って個人という存在を大切にしたため、チラシの配布数は49枚にとどまりましたが、LINE@に登録してくれた高校生はほとんどが積極的にコメントを返してくれる質の高いメンバーとなりました。

ところが、デメリットを挙げるならまさに「配布数」ということになるでしょう。

配布数量を担保したうえで反応率を上げることが広告の目標であり、今回新しく生まれた課題でもあります。

ちなみに、相談ブースにQRコードだけ印刷して机の上に置いて、帰り際に高校生に対して声掛けする、という方法を今までやっていましたが、持って帰ってもらう「チラシ」があった方が訴求しやすいし反応率も桁違いということが今回分かりました。

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学生団体Share Campus!は"高校生に多様な価値観を体感してもらう場作り"を目指しています。大学選びは「大学のリソースと高校生の夢とのマッチング」だと考えています。「シェアキャンパス」という名前には「オープンキャンパス」を越えて、高校生が最適な大学とマッチング出来ますように、という願いが込められています。

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