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【古代中世言語をやっている人ゆえのつぶやき】深夜の古代語の勉強は確かにナニモノカを召喚してしまう話

たびたび記事にしている通り古代ギリシア語の勉強に夢中な私ですが、深夜に古代西欧の言語を勉強しすぎるとナニカがやってきてしまうようです

幽霊やら古代の悪魔やらが実際に出てくるわけではありません。

なんとなく窓の外や、扉の向こうや、本棚の陰が気になり始める、というだけです。なんとなく

私自身、もともとオカルトを信じているわけではないのですが、古代や中世の西欧言語をやっていると、ネオプラトニズムとかヘルメス主義とかカバラとかいった秘教的な古典思想にどうしても触れることになるので

なんとなく現代日本人としての世界観が溶けて、古代の人が持っていたような素朴な「自然への畏れ」「夜への不安」の気持ちに近くなる。

そうなると、現代人にあるまじきくらいに、自分の存在がちっぽけで不安なものに感じられます。なんとなく

で、気づいたこと。特に夜中に、外国語の勉強に熱中しているときって、精神はとても無防備な状態になっているのではないでしょうか?

母国語を封印して未知の言語を反復しているわけですから、催眠術にもかかりやすいような、独特の心理状態になっているのかもしれません。

その状態の時に、古代人が天動説を説いている本やらカバラ学者がセフィロートについて説いている本やらを外国語で読み込んでいるわけですから、それは意識に変容も起こりますな。

日本流の足のない幽霊への怖さというものとも、欧米流の足のある幽霊への怖さというものとも違って、やはり「古代流の怖さ」としか言いようがないもの。なんとなく

宇宙そのものが怖いというか、自然そのものの後ろにフォースのようなものを感じてそれが怖いというか、とにかく説明しがたい怖さなのですが。

※もっとうまく日本語にしたいですが、今の私の表現力ではこれくらいの説明が限界です。。。

ともあれ、そういう精神状態になった時には、ひとつ解毒剤があることを発見しました。日本流の怖いものを読むのです。本来怖いはずのものなのに、なんだか海外旅行から母国に帰ってきてお寿司を食べている時のような、たまらない安堵感に包まれます。たとえば、私のお気に入りでいえば、

本来とっても怖いはずの『不安の種』のようなジャパニーズホラー漫画を読むとか!いっぱつで、古代西欧流の怖さが中和されます

※書いていてふと心配になってきましたが、これはこれでアブない解毒方法なのかな、、、。

子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!