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【古代ギリシャ語・ラテン語学習者のつぶやき】30年間わからなかったあるオスマン帝国人の名前の謎がマンガのおかげで突然解けた!

昨日の記事に書いたように、ギリシア語の理解を深める為にトルコ語学習にも手を出したところ、私の人生に関わるちょっとした事件が、本日起きました

まず私がギリシア語をやるようになったきっかけは、少年時代に僅かな期間ながら、父の仕事の関係でギリシアに滞在していたおかげです。

その時のギリシアに在住していた翻訳家(日本人)の方がいて、父を通じて私も紹介をされたのですが、

その方はちょっと変わっていて、「オスマントルコ帝国の代官としてギリシアを十九世紀に統治していた英雄」のことを古文書で調べている、ということでした。

「ギリシアという異国でトルコ帝国側の人物の事績を追っているなんて、格好いいな!」という印象を受けたものの、その「英雄」の名前を聞き出せず、そのまま時代は流れて私とギリシアの縁もなくなり、もはやその「翻訳家」の方が今どこにいるのかもわからない状況に長年おりました。

ところがトルコの歴史を調べている中で、英語圏のコミックを読んでいたら、こんなものを見つけまして、

「イオニアの獅子と呼ばれた男、テペデレンリ・アリー・パシャの伝記」というマンガです。これに出会ったおかげで、私が子供の時にギリシアで会ったあの翻訳家が研究していた英雄というのは、この男のことではないかと、突然わかったのです

英語圏ではこのようなマンガになるほど、一定の有名人のようですね。日本ではほとんど知られざる人物ですが。

30年目にして突然解けた、人生の謎。しかも海外マンガの研究をしていたおかげで、突然わかるとは!

「あーそうか、私は無意識のうちに、少年時代に出会ったあの翻訳家がやっていたような人生を真似したくて、いつのまにかギリシア語やトルコ語をやっていたのだな」と思ってしまった次第。男というものはこんなにも、結局、少年時代に憧れたオトナの影響を知らぬ間に受けているものなのか

でも、なんだかスッキリとした気分。

あの翻訳家の方の研究がどこまで進んでいたのかわかりませんが、僕なりに、その真似をして、このあたりの「日本ではまだまだ知られざる、トルコやギリシアの歴史を深く知っている人になりたい!」という想いを固めたのでした。

スティーブ・ジョブズの有名なスピーチにあるように、人生の前半のうちに打たれた点と点が、人生後半になって突然、線でつながり意味を持ち始めるということが、本当にあるようですね

子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!