【古代ギリシャ語・ラテン語学習者のつぶやき】ギリシア人に「火・氷・雷」を入れたカッコいい必殺技ネーミングを判定してもらう
以前の別記事にも書いたことですが、ギリシア語やラテン語をやる楽しみの一つは、ゲームやマンガの必殺技名や人名に応用できること。
英語が使いつくされつつある昨今、ギリシア語やラテン語を使った架空世界ネーミングにはこれから需要が出てくる(はず)!
という話を、ネットで知り合ったネイティブのギリシア人の方(アニメ・ゲーム大好きな人)としていたら、「僕が添削するから、ちょっとやってみようよ!」とお誘いを受けまして、
私なりにギリシア語を使った「カッコイイ」必殺技名を考えてみて、ネイティブギリシア人に判定をいただく遊びをしました!以下がその結果です!
・「雷」を入れた必殺技名:κεραυνός του θεού(ケラブノス・トウ・セオゥ!)
・「氷」を入れた必殺技名:Παγερή καταιγίδα(パゲリ・カタイギダ!)
嬉しいことに上記の二つは、ギリシア人ネイティブからも「アリ!」として一発OKでした。
議論になったのは「火」。
私はこれについて、最初は辞書そのままの「πυρκαγιάς(炎)」という語彙を使ったのですが、ギリシア人からは必殺技名としては難色の模様。「πυρκαγιάςと入れると、山火事のような自然災害のイメージなので、人間が手から炎を作り出すようなカッコいいイメージにならない」との指摘の上で、勧めてくれたのはΦωτιά(火)という単語。これを使って、
・「火」を入れた必殺技名:Μπάλα φωτιάς(バラ・フォティアス!)
で決着しました。
まとめると、
・κεραυνός του θεού(ケラブノス・トウ・セオゥ!)→日本語にすると「神のいかずち」のような感じ
・「氷」を入れた必殺技名:Παγερή καταιγίδα(パゲリ・カタイギダ!)→日本語にすると「冷気の嵐」のような感じ
・「火」を入れた必殺技名:Μπάλα φωτιάς(バラ・フォティアス!)→日本語にすると「炎の玉」のような感じ
の三つが出来上がりました。
※このネーミング、よろしければこのまま何か創作物に使っていただいてもOKです!(ただし私もギリシア語学習者であってプロの翻訳家ではないので、まんいち「間違いがあった」となってもあしからず、、、)
この試み、めちゃくちゃ勉強になる上に、なんか面白い!ので、また近いうちにチャレンジしてみるかもしれません!
子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!