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とある仕事の制作進行具合を(190405)

こんにちは、スキャット後藤です。

とある音楽制作のスケジュールについて書いてみます。平日毎日夕方にやってる生放送番組「青春高校3年C組」ってバラエティー番組の1コーナーです。バナナマン日村さん担当の金曜日。

<金曜の夕方の生放送で使う楽曲制作>

内容 :
楽曲に合わせてリップシンクして踊って、最後に一言!というコーナー。20秒の短い曲なんですが、音楽的考慮なされてない歌詞から作るのは結構難しく、構成をどうするかむっちゃ考えます。しかもリップシンクして踊るという企画なので、一度聞いて覚えてもらわないといけない曲なのです。番組中ずっと流れるので、その日盛り上がるかどうかも曲次第なとこがあるわけです。あとボーカルの演技力がすごく大事で、短い中での起承転結だったり、いろんなキャラクターが必要だったりと。まぁ、やりがいありますね。とてもおもしろい仕事です。

さて、制作の進行具体について書いてみたいと思います。

火曜
「今週金曜にリップシンク企画やるかもしれません。まだ決まってないのですが、スケジュールいけますか?」という担当Dからの電話が最初。この時点で、ボーカリストのスケジュールを確認。「もしかしたらお願いすることになるかも」と。

水曜昼

「やることになったので今日中に歌詞送ります。」と担当Dから。この時点でボーカリストに正式依頼。木曜夕方のスケジュールをおさえる。

水曜夜
放送作家さんが書いた歌詞が届く。ボーカリストに「明日のお昼には送ります」と。この時点では曲のアイデアもなんもなし。とりあえず寝ます。

木曜朝
午前中作曲。お昼になる前にボーカリストに曲を送る。1時間半後、ボーカルトラックが戻ってくる。出先(近所の公園でお昼たべてた)でメール確認したので、30分後家に戻りトラックを確認。届いた複数のトラックの組み合わせでイケそうなので、素材的に問題なし。即「OKです!」メールを。ボーカリストさん解放。

金曜昼
仕上げ・TDして担当Dに納品。その日の17:40ごろ放送される。

(すぐに曲仕上げて提出してないのは、別件の仕事の締め切りがあるため)


この仕事のポイントなんですが、

・意図を汲み取って、瞬時に対応してくれるボーカリストが身近にいるかどうか。能力ある人はスケジュールが埋まってるので、まずスケジュールをおさえるところからはじめます。録音環境が揃ってるか、コミュニケーションが取れるか、ディレクション能力があるかというのが、選ばれるボーカリストの条件かなと思います。

・このコーナーは、ディレクターに送ったものがそのまま放送に使われるケースがほとんどなので一発で決められるものが作れるかどうか。作り直す時間もないですから。僕から誰かに仕事頼んだ時「こういう感じで合ってますか?」「大丈夫ですか?」って聞かれることがほんと多いんです。僕が今までずっと仕事してきて意識してたのは、いかにその言葉を使わずに緊張感もって音楽を作るか。すぐに答えを求めない、いかにいろんなことを想像して考えて音楽を作るかってこと。僕にとっては、この決め事がすごく役に立ちました。
<歌詞>
もうすぐやって来る3期生
楽しみだな〜(ワクワク)
仲良くなれるかな?(ドキドキ)
「かわいい子?」「かっこいい子?」「おもしろい子?」
こんな子が来て欲しいなー。
カメラ目線で可愛く言っちゃって!


興味あったら検索して番組を見てみてください!(TVer・LINE LIVE)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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