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2月末の印税明細公開しました (2022年)

こんにちは、スキャット後藤です。フリーランスの作曲家です。

今日はお金の話をします。リアルすぎて引くかもしれませんが、お付き合いください。SNSでよく音楽で食えないみたいな話をよく見かけますが、作曲家という職業はちゃんと成り立って存在してます。ちゃんと職業としてやってる人が多いのに、その人たちがほとんど発信しないので、食べれてない人の発言ばかり目立ちます。仕事してる人はわざわざ「いくら稼いでる」とか言わないです。わざわざ波風立てる必要ないし静かに暮らしてます。笑

確かに「沢山稼いでる人」はごく少数かもしれないですが、僕くらいの稼ぎの作曲家はめちゃくちゃ多いです。生活するのに何千万円も別に必要ないじゃないですか。サラリーマンくらい稼げてれば十分に生活できます。たぶん音楽で食べていけないって思ってる人は、どれくらい稼げるものなのかピンと来てないんだと思います。いや、そもそも何の仕事がいくらになるのかを知らないんです。だから見積もれない。売れないと食べていけない、有名じゃないとやっていけないと思ってる人も多いですが、はっきり言って無名でも食べていけます。職業作曲家は人気商売ではないので(人気で食べてる人もいますが)。どちらかというと、仕事がうまく言ってない人はスキル不足か営業不足です。まぁ、このあたりの「作曲家の仕事をどう増やすか」は僕が講座をやってるので、そっちを見てもらえればと思います。(フリーランスの作曲家講座→ Click)

で、今日の記事は「印税」の話です。僕の印税額を記事にしてます。2月末にいろんな出版社から入金があったので、その金額を公表して、ひとつひとつコメント書いていきます。


<作曲家の収入源>
①依頼を受けて制作費→納品、請求書出して制作費をいただく
②どこかで使われる・誰かに聞かれる・誰かが買う→印税をいただく


僕の収入源の多くは、請求書を出してお金をいただくパターンが一番多いです。2番目に多いのが印税(使用料)。音楽出版社経由で入金されるものもあれば、CM音楽の契約期間延長の使用料が入ることもあります。僕の場合、ひとつひとつは小さいですがチリツモで生活を助けてくれます。印税のいいところは寝てても収入があるということ、さらにバケると大きな金額になるということ。残念ながら僕にはヒット作がないので、儲かってる楽曲はないですが...。ヒットしなくても(無名であっても)テレビのニュース番組や天気予報で毎日自分の曲が流れると年間相当な金額になります。残念ながら僕にはそういうのはないですけど。

僕レベルの無名の作曲家でどれくらい印税がもらえるのかを知って参考にしてもらえればと思います。ネタで書いてる記事ではなくリアルに数字書いてます。なお、定期購読してくださってる方にむけての記事なので単品記事はバカ高くしてます。

では、いきますね。


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