見出し画像

これからとこれまで。『シナリオ・センター式 物語のつくり方』発売から4ヶ月

シナリオ・センターのあらいです。
プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方』(日本実業出版社)が1冊の書籍になるまでをレポート」しています。
おかげさまで、12月で5刷目となるそうです。

いま起きていることは、とてつもなく特別なことだと思うのですが、経験がなさすぎて、拙著がどういう立ち位置にいるのが、いまいち掴めないままです。

で、今日は、発売から4ヶ月が経った『シナリオ・センター式 物語のつくり方』の「これから」と「これまで」を整理したいと思います。


これからにかける想い、とか

『シナリオ・センター式 物語のつくり方』は、思った以上の反響で、嬉しいですが、少し戸惑いもあります。
だって、なんでこんなに売れているのか、わからないのだもの。

ただ、ぼくとしては、本書は祖父新井一の『シナリオの基礎技術』『シナリオの技術』『シナリオ作法論集』を整理して、わかりやすくしたという自負はあります。そして、それは、世の中にもっと新井一が遺した表現技術を知ってもらい、使ってもらい、おもしろい物語を生み出してほしいからです。

だって、おじいちゃんが言っていること、すごいんだもん!

なので、その想いはだいぶ果たせていると思います。
でも、本書が『シナリオの基礎技術』同様、長く愛されることで、さらに『シナリオの基礎技術』の価値も証明されるわけです。
なので、これからも販促に力を入れていきたいと思っています!

で、実際にやることが、まず2つ!

12月18日(月)ブックファースト新宿店さんで、小説家原田ひ香さんと対談イベント

これまたありがたいことです。しかも対談して頂けるのが、小説家の原田ひ香さんです!
『三千円の使いかた』『古本食堂』『ランチ酒』シリーズなど、売れに売れています!最新刊の『喫茶おじさん』も絶好調です。そんな原田ひ香さんと同じ壇上で、対談だなんて……しかもですよ、拙著の日本実業出版社さんの企画なので、私の名前が先なのです。ほんと、気まづい……是非とも、お越しくださいませ!

1月11日(木)『短い時間で、ドラマを描く!物語のつくり方を解説』VIDEO SALON共催講座

という、講座を実施させていただきます。で、この内容が後日『ビデオサロン』3月号の特集記事になるそうです。
年明け一発目の私の仕事は、これです。ちょっとプレッシャーです。

会場は、シナリオ・センターです。PR動画などのシナリオつくり寄りの話ではありますが、シーンを魅力的にするにはどうするか?という話になるので、『シナリオ・センター式 物語のつくり方』をお読み頂いた方にも、興味ある話になるかと思います。
シナリオ・センターにちょっと興味が最近あるんだ、という方も、是非お越しくださいませ!

これまでした、ありがたい経験

本を出させて頂いて、本を頑張って執筆してよかったなと思うことが、たった4ヶ月で、たくさんありました。
ほんと、身の丈に合わないようなことばかりです。

取材その① リアルサウンドさんインタビュー記事

どこに需要があるのか、と自分では思ってしまいますが、取材をしていただき、写真まで撮っていただき、そして、記事にしていただきました。
これも、出版させて頂いたからこそ、です。

取材その② リアルサウンドさんで、東宝の市川南さんと対談記事

これこそ、身の丈に合っていないというか、恐縮というか……東宝の市川南さんと対談をさせていただきました。
しかも時期が時期だけに、映画『ゴジラ-1.0』のお話などもさせていただいております。
ベタ褒めしてくださいました。恐縮です。

これがきっかけで、市川南さんには、新井一の命日に開催した『Theミソ帳フェス』でも対談をさせていただきました。ありがたや〜

書評!リアルサウンドさんで、書評家の三宅香帆さんに書評を書いていただきました。書評なんて、それこそ本がないとされないわけです。ありがたいことです。
どうやら、本書によって映画や小説の読み方も変わる、ようです!

坂口理子さんとジュンク堂池袋店さんで、刊行イベント

こちらは、9月28日にジュンク堂書店池袋本店で刊行記念対談として、「あなたもきっと書きたくなる&書けちゃう!物語のつくり方」を開催しました。対談のお相手は、シナリオ・センター 出身ライターの坂口理子さん。
いつもと勝手が違いすぎて緊張しましたが、理子さんのおかげで、和やかで中身のある対談にできたと思います!

読まれたかた皆さん感じると思うんですけど、すっごい優しいんですよ。「書けなくても大丈夫です、安心してください。書けなくても、それはあなたの才能がないんじゃなくて、やり方が少し違うだけなんですよ。それをこれから解説しますよ」って言ってもらっているみたいなんですよ。こう言われれば救われるじゃないですか。だから、書き手の味方になってくれる本だなと

坂口理子さん 当日の対談より

出身の方々から頂いたコメントの数々

岡田惠和さん(脚本家)
本当に、痒いところに手の届くような本になっていると思いました。バイブルにね、なる本だと思います。

政池洋佑 さん(脚本家)
具体的なテクニック盛り沢山で、線を引きまくり!
初心者はもちろん、プロにもおすすめの実践的一冊。

坂口理子さん(脚本家)
書いている人に寄り添って、杖を「ほら」ってくれるような本。書き手の味方です。

篠原哲雄さん(映画監督)
映画制作の基本がすべて書かれています。人物造形、起伏の作り方など、映画関係者、いや、物語を作る人みなさんに読んでほしい。

山崎恆成さん(プロデューサー)
初めて自分で脚本を書くことになり、焦りましたが、この本の新井さんの言葉がわかりやすく、導かれるように脚本が書けました!


ということで、『シナリオ・センター式 物語のつくり方』の「これから」と「これまで」でした。
長く読まれる書籍となるように、手に取ってもらえるように頑張ります!
シナリオ・センターのあらいでした。


どんな本なのか?甚だ簡単ですが、まとめています。

・レポート記事の目次ページ

・マガジンにまとめています


『プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方』(日本実業出版社)7月28日より好評発売中。

シナリオ・センターは『日本中の人にシナリオをかいてもらいたい』と1970年にシナリオ講座を開始。子ども向けキッズシナリオも展開中。アシスト、お願いします!! https://www.scenario.co.jp/project/kids_assist/index.html