旬の食材を使った美味しい鮨と、それにマッチする日本酒を味わいたい。くつろげる空間で、ゆったりと食事と会話を愉しみたい。そんな方におすすめなお店「鮨処 九十九（つくも）」は、埼玉県 西武所沢駅の直ぐそばにあります。

魅力は、職人が握るこだわりの本格的な鮨と厳選された日本酒の数々。他店では見かけないようなレアな銘柄もあり、日本酒好きの常連客が多数訪れてるそう。

そんな鮨処 九十九に、編集部がお邪魔し、自慢の鮨と日本酒をいただいてきました。

今回お邪魔したのは……

鮨処 九十九（つくも）
鮨処 九十九では、選びぬかれた旬の食材とこだわりのしゃりで握る鮨と、食材の良さを活かしたお料理を女将さんこだわりの日本酒で堪能できるお店。金融業界から異色の転身をしたオーナー渡辺さんが「もっと気軽に美味しい鮨を食べたい」というお客様目線の発想から生まれた、お鮨好き・日本酒好きが集う人気店です。

女将さんこだわりの日本酒がずらり！セラーで熟成された飲み頃を

所沢駅から徒歩1分の西武所沢S.C.店内に、落ち着いた雰囲気のなか、美味しい鮨と日本酒が愉しめるお店、鮨処 九十九があります。お店ののれんをくぐると、明るい店内に鮨カウンターと、ゆったりと座れるテーブル席がずらり。カウンターからは、鮨シェフが温かく出迎えてくださいます。

鮨屋といえば、「ザ・高級店」、あるいは「回転寿司」が定番。しかし、鮨処 九十九は、その枠には当てはまりません。高級店より気軽な価格帯ながら、職人が握った本格的な鮨をいただけるのが特徴だとか。

新鮮な海鮮と一緒にたしなみたいのが、和食と相性抜群の日本酒。同店では、定番からレアものまで、女将さんが厳選した銘柄を常時10種類ほど取り扱っているそう。めずらしい銘柄も飲めるため、日本酒目当てに通う常連のお客様が多いとか。

お酒の品質管理も徹底していて、店内では常にマイナス5℃に保たれた日本酒専用のセラーを完備。開栓後に空気と触れることによって表情を変えていく日本酒を、丁寧な温度管理をすることで、最適な「味わいの変化」を実現しています。最近では、日本酒では珍しいボトルキープをするお客様も増えているそう。常に良い状態のお酒を愉しめるのは、日本酒好きにはうれしいですよね。

せっかくなので、女将さんに1杯目の日本酒をおすすめしてもらいました！まずは、日本酒ファンの中でも人気の高い「黒龍 大吟醸（福井県）」から。入手が難しいことから「黒龍があるの！」と喜ばれるお客さんも多いそうです。

鮨処 九十九では、日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」が導入されていて、AIと一緒にお酒選びや唎き酒が愉しめます。さっそく注文した日本酒を、KAORIUM for Sakeで見てみました。

日本酒の風味が「すずしげ、ふくよか、あたたかみ」の３つの丸で表現されて、黒龍 大吟醸は「すずしげ」が強いお酒のよう。さらによく見ると、感じられる風味に「ライチ」「グレープフルーツ」「パッションフルーツ」といった果物や、「爽やかに響く冬の海の波音」などがあります。

女将さんいわく、「KAORIUM for Sake」の一番の特徴は、画面上に示される言葉の数々。日本酒の風味を表す言葉として、独特な表現が並ぶのも面白いそう。カップルやご夫婦を中心に、それぞれ感じる言葉を指差しながら盛り上がっている方も多いと教えてくれました。

さっそく言葉を見ながら味わってみると……。確かに！すずしげな味わいに、私はパッションフルーツっぽさ？が感じられました。「爽やかに響く冬の海の波音」も、クールな感じがなんだかしっくりきます。※風味の感じ方には個人差があります。

KAORIUM for Sakeは、お酒を１つ選び感じた言葉を選択すると、その人の風味の感じ方を学習し、日本酒3本をレコメンドしてくれる「AIと日本酒診断」という機能があります。私は、黒龍にパッションフルーツの風味を感じたので選択すると、画像の3本の日本酒がおすすめされました。今日は、このあとこちらを参考に注文したいと思います。

豊洲から入荷したばかりの旬の魚介を刺身でいただく

続いて、お待ちかねのお料理も！お鮨はお好み一貫からでも注文できるそうですが、刺身盛り合わせや握り寿司セットがおすすめだそう。まずは、刺身の盛り合わせを頼んでみました。

豊洲から届いたばかりという、新鮮な旬の魚介が贅沢に盛り付けられ驚きのボリューム！ タイやマグロ、サーモンのお刺身は、脂が乗って甘くてとろけるよう。タコや貝類も肉厚で食感の違いを愉しみながら、おいしくいただきました。

刺身と黒龍とのペアリングもぴったり！濃厚な魚介とスッキリ爽やかなお酒が混じり合う中に、フルーティーさがアクセントとなる組み合わせでした。

ここで、KAORIUM for Sakeおすすめのお酒「作 イセノナミ 純米大吟醸（三重県）」も頼んでみました。あたたかみが強く、感じられる風味は「マンゴー」「パッションフルーツ」「心地よい風で揺れるヤシの木」だとか。

一口味わってみると……。「心地よい風で揺れるヤシの木」は感じなかったですが、フルーティで飲みやすく、マンゴーのような甘味を感じました！

米や鮨酢にもこだわった職人の鮨を！

「鮨屋の鮨がうまいのは当たり前」オーナー渡辺さんの強いこだわりは、ほとんど毎日豊洲から仕入れる旬のネタと、お客様の口に入るタイミングを考慮したブレンド米、そして3年以上熟成した吟醸酒の酒粕から造られた酢で創られています。特にしゃりにつかうお米は、新潟県妙高市の米問屋「大黒屋商店」さんと試行錯誤を繰り返し、お客様の口に入るタイミングで一番おいしくなるように鮨専用に開発された「笑みの絆」に「みずほの輝き」を絶妙な配分でブレンドしたお米を使用。九十九は、握った鮨をすぐ食べなきゃいけない高級店ではなく、会話やお酒、その空間を楽しむお店。だからこそ、握ってから少し時間がたってもおいしく食べられるような工夫を凝らしているそうです。

そんな最高の鮨が、握りは1貫200円〜、細巻きは1本250円〜とリーズナブルな価格帯からいただくことができます！ランチセットは握りが1,760円〜、丼が1,580円〜。季節の食材を豊富に使った一品料理もあるそうです。

今回は、お任せでおすすめ握りセットをいただいたところ、うに、いくら、赤貝、まぐろなど、全12貫の盛りだくさんの鮨が出てきました。大ぶりの穴子には思わずびっくり！焼き穴子の香ばしい香りに、タレの匂いが重なり食欲がそそられます。

まずは、タイ・マグロからいただきましたが、刺身同様ネタが新鮮で、こだわりの酢飯とも相性抜群。ウニやイクラも新鮮で、プチプチと甘味が広がり濃厚。日本酒「作 イセノナミ」と合わせたところ、魚介の甘味と日本酒の甘味が重なり合い、深みが増してさらに美味しくなりました。

「隠し酒」やオリジナル日本酒も！

鮨処 九十九では、女将さんにおすすめの日本酒を選んでもらう方も多いそうです。というのも、メニュー表に書かれていない「隠し酒」も用意されているとか。

代表の渡辺さんから「ぜひ飲んでみてください」とおすすめいただいたのが、同店オリジナルの日本酒。見た目は日本酒というよりワインのよう。華やかな香りと後味として感じる上品な甘みがあり、味わいもワインに近い印象。フルーティな日本酒を好む方はもちろん、日本酒が苦手な方でも飲みやすく、おすすめの1杯です。限定商品のため、常にお店にある訳ではないですが、運が良ければ味わえるかもしれません。

鮨処 九十九では、「KAORIUM for Sake」を使ってとことん自分好みの日本酒を深ぼってみるもよし、知識豊富な女将さんにお任せして、とっておきの1杯を味わうもよし。その日の気分や食事メニューに合わせて日本酒の選び方を変えてみるのも、新鮮かもしれません。

入手困難なプレミアム日本酒と絶品鮨のペアリングを体験しに、ぜひ鮨処 九十九に足を運んでみてはいかがでしょうか。日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」が愉しめるお店は、こちら でもご覧いただけます。

店舗情報：鮨処 九十九

所在地：埼玉県所沢市日吉町12番1号 西武所沢S.C.店内 8F レストラン街
URL：https://www.tsukumo-sushi.jp/　
Instagram：sushidokoro_tsukumo_99