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おまえはProcreateでプロのクリエイトをしなければならない

よくきたな。おれはipad proを愛好している。なぜか?もちろんその名の通り、プロがつかうべきTABLETだからだ。おまえはどうせipadプロのことをSTARBACKSコーヒーとかで「ワークライフバランスはアンチ・オイディプスがリゾームてきだよね」とかほざいてはワインを飲んでるバターコーヒー野郎むけのディヴァイスだと侮っていただろう。そうゆうしょうもない偏見でダニートレホに先制攻撃を仕掛けたつもりでいるのだろうが、すでにおまえの胸にはナイフが刺さっており・・・・死んでいる。いいか、ipad proはプロ気取りの腰抜けが使うものではない。キーボードで全角スペースが打てないことなど気にしない、プロの精神を持つもののためにあるのだ。そして、いまお前に伝えるアップリこそプロのアーティストのために作られたおえかきアプリ・・・・Procreateだ。

この記事の内容は、基本的にはバージョン4.0.10時点のものです。
2018/11/10に4.2.1の追加内容について一部追記しました。

Procreate・・・・ipad Proとおなじくプロの名を持つアプリだ。つまりプロがふたつ重なりつよい。実際かなりのプロがつかっており、ツイッターやインスタグラムでProcreateタグを検索するとこれで描かれたチョースゴイアートをおまえは目にするだろう。だがプロ向けである以上、無償でてにいれることなどできない。自らがプロであると証明するための通行料をしはらう必要があるのだ。その価格は1200yen・・・・・。今お前が息をのんだのをおれは見逃さなかった。無理もない、ニンジャスレイヤー物理書籍1冊ぶん(税別)と同じ額であることに気づいてしまったのだ。つまり1200円とは、真の男となるべきものが必ず払う値段ということになる。ポッケのさいふをのぞき、どちらを買うべきか秤にかけ決断しろ。おれはこんなところを見ているやつはとっくに全巻揃えていると信じている。ちなみにアプリはプロのための店であるHANAMASAでは売っていないのでネットからアップストアで買え。

ペンが必要だ

言うまでもないが、おえかきには入力デヴァイス・・・ペンが必要だ。指でいいよとかゆっているおまえはapple pencilのすごみを知らないからそう言える。丸腰でProcreateの荒野を歩くのは裸足でサボテンのうえでブリッジするに等しい愚行だし、apple pencilは史上さいきょうのペン型デバイスだ。ここで、おれはお前のためだけにサラサラとProcreate上での牡蠣味のプレゼンテーションをしたいと思う。

R・E・A・L・・・・思わず声が出ていた。なんだこれは。あまりのエンピツさに、おれはペンシルを取り落とし、啼いた・・・・そしてアルパカワインを開けた。現実のエンピツが持つ温かみ、木くずのにおいといったものがフラッシュバックする。おれは勉強机にすわっていた。エンピツをひろおうとするが、教室の床の溝に引っかかっており深爪なのでうまく取れない・・・・。そういう感じを感じろ。無論選べるペンはエンピツだけではない。油とか水彩のリアルさがお前を待っているのだ。

童心に帰れ

しかし当然、こんなにすごいものを買うにはまたしても対価をしはらう必要がある。ペンシルの価格は実に11070円(amazonでの2018/04/25現在価格)・・・・。ニンジャスレイヤーコミカライズ無印全14巻を揃えてなおお釣りが来る金額だ。おまえにそんなお買い物をする覚悟があるのか。でもよく考えれば既にipadProに10マンは払っているだろうから、いまさら騒ぐことでもないだろう。おれもipadプロとペンを一気買いもしたときにはカイワレ大根を植えるなどしてひと月生き延びたものだ。

最初の動画は見ておけ

ここまでくればすでにおまえの腕にはProcreateを起動したiPad Proがベイビーのように愛おしく抱かれ、利き手にはapple pencilが握られているはずだ。そして画面にはなんか「ようこそ」画面があらわれ、新機能詳細を語るVideoが流れるだろう。おまえが「おれは別に利用規約とか読まないで登録しちゃうタイプだからこれもスキップするね」とかいいながら全然見ないつもりなのはわかりきっている。飛ばすな。おれは飛ばしたせいで1ッ週間は使い道に迷った。いいか、このチュ^トリアルは一見どうでもいい最新機能を宣伝しているようにみえるが、実際大まかな使い心地を見て取れるようになっているのだ。もし飛ばしておいて「マスクのしかたがわからないよお」「ブレンドモードはどう選ぶの?」とか言ったところでおれは無視する。おまえは広大なメキシコの荒野にコンパスも持たぬまま放り出され・・・・太陽の熱に焼け焦げ・・・・死ぬ。そうなりたくないのならよくみておくことだ。

絵をみてみよう

チュートリアルが終わるとなんかめちゃくちゃスゴイサンプルイラストが何個か並んでる画面が現れる。これがギャラリー画面だ。さっそくどれかに触ってみろ。バージョン4.0.10では(バージョンアップするとサンプル絵が変わる。たぶん前のはもう見れない)「Neon」という名のサイバーパンクしたクールな作品があるので迷わずこれを選ぶべきだ。

チョーかっこいい

まずズームインズームアウトの手触りを確かめておけ。iOSを使うものなら既知の操作ではあるが、二本の指を使いつまんだり開いたりするとできる。実際に見ていただくが、この縮尺はやや常軌を逸しているといえよう。

これが最小

これが最大(なんだかわからないだろうがベイブの瞳の中だ)

驚くべきことにものすごく速く、ものすごく大きくアンド小さくできるのだ。しかも回せる。ハンドスピナー並の速さでだ。ここまでの快適さは古今東西のおえかきソフトのなかでもトップであると断言しておく。そしてイラストをじっくり味わい、お前がProcreateでできることを夢想しておけ。とにかくProcreateの可能性を信じろ。おまえはもう自分の作品を描きたくてしょうがなくなっているはずだ。左上のギャラリーを叩き、ギャラリー画面に戻れ。戻ったら今度は右上の「+」を叩き、白紙から始めるのだ。なんか新規キャンバスとかゆっているが何も考えずA4とか好きなのを選べばいい。

右上に武器がある

めざといおまえは画面上のバーに直感的パワがあふれるアイコンが並んでいるのに気づいていることだろう。これがおまえの武器だ。

バンデラスがギターケースに隠した全てがここに集っている。まず右上を見ろ。この5つのアイコンがペンで描くときに必須となるものだ。なんとなくわかるだろうが、左から描くペン(筆)、ぼかすペン(ゆび)、消すペン(消しゴム)、そしてレイヤー、カラー選択だ。まずは描いてみろ。画面上へおまえのペンを走らせるときだ。

ある程度気が済んだら、また左上のギャラリーを叩け。当然ギャラリー画面に戻っているはずだ。なにげなくやったことだが、これがProkreateにおける上書き保存操作だ。続きから描き始めるときはまた開き直せばすぐ始めることができる。というかそもそも、Procreateは常時作業をかってに保存している。嘘だと思うなら描き途中にipad proを電源OFFしてほしい。再起動すると同じ光景がたぶん100パーセンとかくじつに広がっているはずだ。これこそがおれがProcreateで真に信頼している機能だ。おまえもビジネスソフトウエアとかで保存を忘れたせいで全部ぶっとんだり、ゲームボーイの充電が切れそうだけどセーブポイントが見つからなくてLEVELが無に帰したりして、酒とベイブに逃避した経験がしょっちゅうあることだろう。Procreateでそれはありえない。もうそうゆう恐怖におびえることはないのだ。すべてのゲームとかテキストサービスサイトとかがこれくらいやってほしいと思ってやまない。しかし逆にいえば、Procreateには保存しないでやめるという選択肢はない。どうすべきか?そんなときは、ギャラリー画面でおまえの作品の上を横にスワイプしてみろ。「共有」「複製」「削除」の3つが現れる。ここで「削除」を選べば作品は消えるが、「複製」を選べばもう一つ作品が増える。現時点のまま保持しておくものと、これから手を加えていくものとで分けていくといいだろう。ちなみに「共有」では絵をpsdとかjpegとかにファイル出力できる。

真の男のための機能タイムラプス

おれが信頼している機能の次は、おれが楽しみにしている機能を語るべきだろう。その名はタイムラプス・・・・。そう、描いた絵の録画をチャカチャカと超高速で再生してくれる機能だ。さらに再生中はシークバーを動かしたりできるので同じとこを何度も見れる。当然動画として出力することもできる。これははっきりいってめちゃくちゃにタノシイ。あまりの楽しさにツイッター州やインスタグラムでイラストと一緒にタイムラプス動画もアップしている人々を見たことがあるはずだ。おまえもProcreateのイラストをアっぷロードするときはこれも一緒に上げるがいい。リゾートでタイムラプスを見ながらアルパカを飲むのはマリアッチの嗜みのひとつとして知られる。

塗りつぶしがメキシコ

さて、さんざんプロクリエイトをべた褒めしてきたがおれはゴマを擦るしかのうがない腰抜けではない。ゴマは食うためのものだ。おれは涙をのみProcreateにタルサドゥームのような麺があることも語らねばならない・・・・。おまえがほかのPC向けおえかきソフトを使ったことがある人間であればあることに気づいてしまったはずだ。「塗りつぶしはどこなの?」と。おれが腰抜けセルスマンであったならそんな質問をされた瞬間にムーンウォークで笑顔のまま退場していただろうが、そうはいかない。塗りつぶしはある。ただしウルテクみたいなコマンドでだ。右上にカラー選択があることは知っているだろう。これをスワイプして絵に持っていき重ねろ。

これが塗りつぶし操作だ。さらに持っていったさきでなんか押しっぱにしてグリグリするとしきい値選択ができ、塗りつぶす範囲の調整が可能だ。だが察しの通り、ProcreateはREAL志向のおえかきソフトなので、アニメてきな塗り方はできなくはないが向いていない。「おれはアニメがかけないんだ・・・・」とか泣いている暇があるならおとなしく別のソフトを使え。

解像度変更もできる

バージョン4.0の思い出
今描いている作品がちょっと横広すぎるとか、逆にちっちゃすぎるとか思うこともあるだろう。ここでさらなる残酷な真実を告げなければならない。Procreateでは絵の大きさを変えること、つまり解像度変更はできない。最初に選んだA4とかスクエアとかゆうサイズで完全に固定されてしまっている。

解像度変更はムリ・・・・。かつておれは確かにそう言ったかもしれない。だがそれはもう過去のことだ。Procreateは進歩し続けている。「えっ今の8K対応とかの御時世に解像度も変えられないの」そうゆうお前のゴミを見るような目つきに堪え忍びながら、procreateは奥歯を噛み締め、はんげきの時を待ち構えていたのだ。サボタイとともにタルサドゥームを迎え撃つコナンのように・・・・。要するにバージョン4.2からは解像度変更ができる

4.2で新しく追加された「クロップしてサイズ変更」を叩けば待望の解像度変更画面が現れる。現在描かれているイラストを保持したまま、直感的に広げたい範囲を選択することができる。縦横比を固定した状態での変更もできるし、iOSアプリには珍しく解像度の数値を直打ちしての指定も可能だ。これはかなり手厚く、メキシコの荒野のごとき懐の広さが感じられる。母なる大地に身を委ねろ。


しかし同時に、おまえは解像度にあわせて不自然に上下する画面右下の数値を見るだろう。なんだこれは。

レイヤー数がメキシコ

解像度の横に「レイヤーxx件」という表記があるのに気づいたはずだ。これはその時点の解像度で使用することができるレイヤーの最大数を表す。つまり、Procreateは画像の大きさに反比例して使えるレイヤーの最大数が減っていく。ipadのスペックとかは全く関係ない。ちょっと気まぐれに画像を巨大化した瞬間・・・・おまえはレイヤー2件(※最小)の表示を目撃し、シヴァガミみたいに目を見開いて驚愕するだろう・・・END OF MEXICO・・・・・。

これはかなり変わるのが照明されている。

だが、おれはこれをProcreateの確たる意思なのだと受け取った。大作であるほどに使えるレイヤー数が減る。それはつまり、Procreateが真のREAL志向であることを示しているのだ。いいか、おまえはルネッーサンス期に生きるPROの画家だ。現在進行系でアトリエの真ん中に佇むカンバスとにらみあっている・・・・人生の全てをかけた作品を描くためにだ。そのカンバスにはレイヤーが何枚もペラペラとついているか?ないだろう。そう自分に言い聞かせろ。とりあえずレイヤーが40枚くらい使える2000x2000程度の大きさがちょうどいいとおれは思う。

とにかく一度使うべきだ

いかがだっただろうか。Procreateの真髄にふれたおまえに何か心境の変化はあっただろうか。あったはずだ。なにしろおまえはプロクリエイトによってプロの精神を手に入れてしまった。それはツイッター州とかイラスト投稿siteとかでビュワー数やいいね数に飢えたやつらなど寄せ付けない、線と色と光が形作る、本当の絵を追い求める姿だ。Procreateは人間だれもが生まれ持っている絵を描くことの喜びを思い出させてくれる。原始時代からつづいている自己表現の原点を、クレヨンで初めてこの世の色彩に影響を与えた感動を、今度はipad Pro上で再現する時だ。

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