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ぜんぶ、好きな人じゃないと意味ない。

SNSが普及しすぎた今の世の中、何事も上手くいきかけてしまう。

手を伸ばせばすぐ届く、贅沢なこの環境が、現代の男女たちの恋愛模様を複雑に掻き回しているのかもしれない。

ある女の子が言った、「誰でもいいわけじゃない、ただ、あの人からの連絡がほしい」と。

ガラケー時代は特定の人からのメールや電話だけランプの色を変えたり、着メロを変えたりして携帯を見る前に該当の人からの連絡かを事前に見極めるようにしてたのにね。今となってはLINEを開くまで誰からかわかんないから恐怖だよ。

「通知、メッセージの内容もONにすればいいじゃん」って言われるけど、あの人と一緒にいるときに通知見られたらどうすんのって言いかけては苦笑いして「そうだね」って空返事をする。

いつも、何事に対しても小さな嘘をつきながら生きている。それが積み重なって気がついたらもう戻れなくなってる。でも、こうしないとちゃんと生きていけない。

ごめん、君からのLINEは全然嬉しくないんだってば。優しくされればされるほど嫌悪感が増す。ぜんぶ、好きな人とじゃないと意味ない。

突き放したらもう戻ってこないで、そのくらいがちょうどいいの。恋愛の距離感もソーシャルディスタンスでお願いします。

ー24歳、原宿にある某著名美容室のレセプショニスト、乃々華の下書きツイート事情

缶ビールが買えるくらいで十分です。あわよくば一緒に乾杯しましょう。ありがとうございます。