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ベスト16 ウルグアイ×ポルトガル FW二人で組み立てたウルグアイ

ウルグアイ×ポルトガル 2-1 勝敗予想を外した2回目の試合。

実はウルグアイの試合はろくに見てなかったんだけれども、予選完封で2トップ以外は全員守備くらいのカテナチオ状態で、ポルトガルにPA内で何もやらせなかった。ロナウドは2枚がかりでシュートすらろくに撃てず、2トップの一角であるカバーニが怪我で後半残り15分くらいで交代してからポルトガル優勢になったものの、ウルグアイが逃げ切った形。

ウルグアイの"カテナチオ"が機能しているのも、スアレスとカバーニのFWとは思えない大きな展開で、二人だけでゴール前でゲームを作れるからで、相当特殊な組み立て方をしていることがわかった。ただ次の試合、おそらく筋肉のトラブルで出れないため、この展開ができなくなる。次の相手がフランスだとやはり厳しいかなと。

ポルトガルは前半サイドからの攻撃に拘っていた、わけではないだろうが、中から崩せる人間がいなかった。ウルグアイの14盤がかなり精力的に芽を潰していたのでこれも大きかった。そのため攻撃が単調になり、ロナウドもPA内に入れたとしてもボールをろくにいれられない状態が続いた。

後半のポルトガルはPAにはサイドからグラウンダーのショートパスで流し込むようにしてから変化がついて脅かされるようになった。カバーニが怪我で退場してから1点入れることは十分できるだろうと見たものの、足元にボールが綺麗に収まらない状況が続いて時間切れ。

EURO優勝チームが消えることになった。試合の構成はポルトガルの方が遥かに良かったが、スアレスとカバーニの二人にやられてしまった、ウルグアイの作戦勝ちの形になった。ただ前述の通り、ポルトガルが勝ったとしてもロナウドがカード 累積で出場停止、ウルグアイもカバーニが怪我で、実質相打ち状況なので、層の厚さ、組み立ての完成度の双方からしてもウルグアイもここまでかなと。

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