YUKIWO

本ばっかり読んでいる会社員。高校・大学でアメリカ留学経験あり。基本はブログで活動してい…

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本ばっかり読んでいる会社員。高校・大学でアメリカ留学経験あり。基本はブログで活動しています。noteへの投稿は、ブログの過去記事の再掲が8割になる見込み。政治、哲学、歴史関連や読んだ本についてが多いです。 http://wunderkammer.oops.jp/main/

マガジン

  • 哲学にはまったカエルのクラウス君

    カエルのクラウス君がなめくじのヨハン君、魚のチャーリー君といった仲間たちとともに、哲学を考えるシリーズ。

  • 国際関係・歴史を眺める

    大学で国際関係論(アジア、軍事、地政学より)を勉強していました。そちら系の記事を集めたものになります。

最近の記事

この夏読んだベスト本!Educated By Tara Westover

夏休みの宿題として読み始めたのだが、これが面白いのなんの。なんでか未だ日本語訳が出ていないので、原著で読んだのだが、いつもの「よくわからん単語は飛ばし読み、何度も出てくるよくわからん単語は調べる」方式で、構文自体もそう難しくないし、比較的短時間で一気に読めた。まぁ、モルモン教に関するざっくりとした知識や、アメリカ西部、アイダホとかユタとかアリゾナの田舎の雰囲気がわかっていると、より理解しやすいかも?とは思う。私的に面白かったポイントを今回はまとめます。 まず、タラの家族の話

    • 終日テレワークの悲哀(楽)こもごも

      月曜日から会社としてテレワーク推奨、所属部署的に「用もないのに出てくんな」という状況になったため、全日ではないもののテレワークしてみたので、気持ちがフレッシュ(?)なうちにメモしておく。 今後テレワークするにあたって改善点「定時という概念を死守する!」これに尽きる!!!如何に定時後に連絡を入れてきそうな人に「もう定時だべ?もう連絡きても(内容によっては)無視するべ?」ってのを、事前に感じの悪くないように、しかし毅然と伝えるか。もちろん普段から1時間くらいはビミョーに残業して

      • 「シタガリ」も結構面倒という話

        会社では「ザ・中間管理職(課長相当)」をやってるんですが、上からみたときのメンバーの仕事の仕方で頭が痛くなるタイプに「シタガラナイ」がいる。「なんで年末のくっそ忙しい時に自分だけイレギュラー一切なしでいける思ってるんだ、こいつ・・・」という気持ちを顔に多少出しつつ「いや、やってね(ニッコリ)」とかいうわけです。やらせますよ、やらなきゃ回らない。他にも「あいつ暇そうだけど、振りたい仕事は難易度的にちょっと無理だよなぁ・・・」というタイプもいる。でもこれは私の教育が至らないせいで

        • そんなに言わなくったっていいじゃん・・・(´・ω・)

          ・・・というのが本家ブログの方でありまして、一体何を書いたらいいのか分からなくなってしまった。あれは元々私の備忘録として始めたものが多いのですが(本の記録とかレシピ集とか)、それを無駄に公開しているのが悪い、だから突っ込まれるのだ、と言われれば、「そうですよねぇ」としか言えない。まぁ、気にしないのが一番で、そのためには自分の目に触れないように削除しちゃえばいいんだろうけれども、それをしたらしたで自分の度量がない気がして嫌だ。 ということを悶々と今朝から考えてるんですが、まぁ

        この夏読んだベスト本!Educated By Tara Westover

        マガジン

        • 哲学にはまったカエルのクラウス君
          12本
        • 国際関係・歴史を眺める
          7本

        記事

          戦場のソーシャルメディア

          新年一冊目、ではないのだけれど、新年最初に書き込みながら読んだ本なので、簡単に気になったポイントその他まとめたいと思います。 さて、ドナルド・トランプはソーシャルメディア(ツイッター)を使い大統領になった初の人物といえるのだが、この裏には周知の通り、色々な思惑の国や人が蠢いていて、それぞれ手を尽くしてトランプの大統領選を勝利に導いた。その詳細は本書を読んでいただくとして、ソーシャルメディアを使いこなしているのは、ISISも同じ。 「ISISは、現実にはこれといったサ

          戦場のソーシャルメディア

          新旧アニメ・新旧漫画「銀河英雄伝説」について

          銀河英雄伝説には中学2年でハマったのでファン歴20年以上だし、「全艦出撃!」も所有していたこともあるので、「ガチ勢」名乗っていいと我ながら思う。なので、そんなガチ勢(しかもファーレンハイトガチ勢)として、ここ最近の新作アニメ、漫画についてちょっと物申す。 まずアニメの方について言えば、「あー、旧作(アニメ)の呪縛を断ち切れてないんだな〜」てのが本音。特に主要キャラのデザインについて、旧作ファンの神経を逆撫でしないように、気を使ったんだろうなぁと思う。例えばファーレンハイトは

          新旧アニメ・新旧漫画「銀河英雄伝説」について

          ハリウッドスパイ映画+水滸伝+ブラックラグーン、な本

          なんのこっちゃ、と思われるタイトルだが、この通りとしか言えない。共通点はどれも一気に読める(観れる)ことである。安田峰俊氏の「「暗黒・中国」からの脱出 逃亡・逮捕・拷問・脱獄」も一気に読めた。すんごい長い原文を編訳という形で本にしたせいか、スピード感はバッチリ。そんな本なので、感想もチャチャッといきます。 まず興味深かったのが、安田氏の中国政治に対する(当初の)スタンス。ちょっと長いですが引用すると 率直に言って、中国の民主化運動への関心はあまりなかった。 活動家た

          ハリウッドスパイ映画+水滸伝+ブラックラグーン、な本

          原発は簡単に止められないのが問題なのかも?

          国際関係論やってた都合で、核戦略やら核兵器はまぁ平均以上の知識はあるんですが、原発に関してはサッパリなので、頓珍漢なことを言っているのかもしれない。が、松岡正剛の「千夜千冊番外編 3.11を読む」を読んで唐突に閃いたから、簡単にまとめます。 まず、原発に関する私の基本的な意見というかスタンスはこちら。端的に言えば「原発問題は東電とか政府だけが悪かったのではなかろう。原子力に手を出した人間全体に罪があるのだ。」ということでございます。これについては、今の考えも変わってないです

          原発は簡単に止められないのが問題なのかも?

          佐藤優の本はブックガイドとしての有用性が一番高い(気がする)

          「牙を研げ」を読んで、会社の中で「ガルルルル」と強くなるような本では正直ない、と思う。はっきり言えば教養本で、これを読んだからと言って急に出世するわけでも、部下がついてくるわけでも、仕事ができるようになるわけでもない。読んでから更に(自分の努力で)次のステップに繋げることで、教養(歴史や論理学、数学、地政学)を身に付け、そうすれば会社でもええ感じでしょう・・・という先の長い話なのだ。「会社でもええ感じ」というよりは、広い視点を身に付けることで「会社がどうでもええ感じ」になって

          佐藤優の本はブックガイドとしての有用性が一番高い(気がする)

          敗北を抱きしめるというより、矛盾に抱きしめられて ジョン・ダワー「敗北を抱きしめて」

          私の大学の専攻からすると、今更感が溢れるばかりの本を、今更読みました。実は洋書(原著)でも持ってるんだけど、洋書はかなり覚悟を持って挑まないと、手を出せないので、長らく積読状態・・・そのうちまたちゃんと読もうと思います。 で、まず表紙についてなんですが、下巻の方は東京裁判ってのがすぐにわかるものの、上巻(そして洋書の)表紙は私ずっと「浜辺を歩いている男性」だと思ってたんですね。マジマジと眺めたことなかったし。実はそれが「広島を歩いている男性」と知ったのが、この本で一番の個人

          敗北を抱きしめるというより、矛盾に抱きしめられて ジョン・ダワー「敗北を抱きしめて」

          本とは世界である

          何気なく図書館で借りたら、思いの外面白かった本。 ナチスによる美術品の略奪は有名なものの、本についてはあまり知られておらず、その理由は本の中の早い段階で 「不幸なことにメディアの関心は本よりももっぱら美術品に向けられています。何百万単位の金額が付随する傑作の変換は大きな新聞記事になるが、一冊の本の場合に同様なことは望めません。どれほど心揺さぶられるような出来ごとであっても」 ハルトマンは本をめぐるもうひとつの問題を指摘する。 「美術品はたいがい出所がわかります。古い作品は

          本とは世界である

          ズートピアと人種差別問題

          ディズニーのズートピア。主人公の相棒、狐のニックが、私の大好きなロビンフッドから変わらず「THE・ディズニーの狐」であり、等身大の人形売ってたら間違いなく10分くらい買おうかどうか悩むにちがいない、とよく分からない感想も持ちましたが、今回はもすこし真面目な話。 この映画、「(アメリカにおける?)人種差別問題に切り込んだ」と言われているが、果たしてどの動物がどの人種のアナロジーなのか、見る人によって全然違うだろうなぁということを考えた。 映画の中で繰り返されるように「肉食獣

          ズートピアと人種差別問題

          肌をまもるための8か条

          たまに訊かれてたまに答えているので、ここでも。年とともに多少のシミ・シワができているような気もするが、地の肌自体はトラブルが少ないので、そのケア方法です。遠回しの自慢と受け取られてもしょうがない。 1)化粧は必ず落として寝る 2) タバコは吸わない 3)お酒はほどほどに 4)変なものは極力食べない 5)保湿命 6)1週間に一度は汗をダラダラかく 7)睡眠は大事 8)日焼け止めは必ず塗る ちょっと補足。1は当たり前。

          肌をまもるための8か条

          九州湯めぐり大作戦

          3月頭に母と大分〜熊本県境の温泉郷を4泊5日でまわったのでその記録。なお、感想はあくまで私の趣味の反映です。基本的な前提として、一口に温泉といっても「泉質」「ご飯&お宿」「雰囲気」と優先すべき項目がそれぞれあって、今回のように「女二人旅」なのか「彼氏とシッポリ」なのかで、だいぶ求めるものが違いますよね?ってことです。 ■筌の口温泉はっきり言おう。サイコーだ、と!!! いやもうほんとサイコー!秘湯の湯めぐりが趣味な親子にあって、例え内湯にさえシャワーがなくっても(なのでカラ

          九州湯めぐり大作戦

          バンド・オブ・ブラザース

          いつかレンタルして観ようと思っていた「バンド・オブ・ブラザース」がAmazonプライム・ビデオになったと分かったのが1週間前。1話1時間あるため、週末だけでは観終えることができず、結局平日の夜に怒涛の3話分を観て、今週は(その後残業が続いたこともあったので)寝不足気味だったりする。全体的としては、「誰が誰だかわからん(戦争モノの宿命)」「分かった頃には戦死しているか負傷してしまう(やっぱり戦争モノの宿命)」「ヨーロッパ西部戦線には詳しくないため、イマイチ状況がわからん」と思い

          バンド・オブ・ブラザース

          映画「226」

          毎週土曜日、特に用事がなければ、Amazon primeで、ちょっと暗めの映画を観ることにしている。土曜日ならば、翌日1日使って「楽しいこと」をできるし、そもそも夜更かしして「立て直し映画」 を観ることができるからね。10年以上前、大学生の頃にクリストファー・ウォーケンのイケメン顔につられて「ディアハンター」を観て、そのまま沈んだ経験があるので、沈むとわかっている映画を観るにはそれなりの準備をしているのだ。さすがに、映画観て気分が落ちたので仕事休みます、はできないもの。 さ

          映画「226」