2022年12月に解説した科学ニュース一覧

2023年2月2日 12:29

2022年12月1日から31日までに解説した科学ニュースの一覧だよ！
頭の1ツイート目のみを載せていて、解説はリプライで続いているから、ぜひ読んでね！

量子テレポーテーションとワームホールは理論的に同等だという2017年の理論を実証する実験が行われ、いくつかの点が一致することが示されたみたい。端的に言えば、この実験で量子テレポーテーションができるなら、通過可能なワームホールが実在することと同等と言える、という中々ユニークな実験だよ。 pic.twitter.com/FUz84kZW2r
— 彩恵りり🧚‍♀️科学ライター✨おしごと募集中 (@Science_Release) December 1, 2022

有機ウラン化合物 (ジ1,4-ジオキサン四ヨウ化ウラン) にレーザーを当てて加熱してみたという、実験をやってるわ～☢💥
で、なんで❓と思いきや、どうやらレーザー加熱と言う高速ダイナミクスでも炭化ウラン (原子炉の燃料ペレット用途あり) やその前駆体を作れるという実験みたい📝 https://t.co/LwXbvW8hs1
— 彩恵りり🧚‍♀️科学ライター✨おしごと募集中 (@Science_Release) December 1, 2022

コカインがどうやって植物の中で生合成されるのかは長年の謎だったよ。今回、ベンサミアナタバコに遺伝子を導入することで、コカインの生成過程で現れる中間体に必要な2種類の遺伝子である「CYP81AN15」と「MT4」を特定、オルニチンから少量のコカインを生成することを実験で確認したよ！ pic.twitter.com/5ZQvsYxZOr
— 彩恵りり🧚‍♀️科学ライター✨おしごと募集中 (@Science_Release) December 5, 2022

**生物はなぜ動くのか？最小の "動く" 合成生命「JCVI-syn3B」を作成！**

私たちの見ている夜空から、恒星や銀河、惑星、黄道光を差し引いても、まだホタル10匹分くらいの残光があることが分かったよ。ハッブル宇宙望遠鏡の約20万枚分の画像の差分から分かったこの光の源は分かっていないけど、恐らく太陽系全体にばらまかれている彗星の塵の反射光に由来すると見られるよ。 pic.twitter.com/BHeQDwIJit
— 彩恵りり🧚‍♀️科学ライター✨おしごと募集中 (@Science_Release) December 12, 2022

NIF (国立点火施設) が「入力したエネルギーより発生したエネルギーの方が多くなった」と発表した、というニュースは、ちょっと慎重に聞いた方がいいよ。これは直ちに核融合発電に応用できる実験ではないよ。NIFも慎重に「この施設が送電網に接続されるわけではない」と表現しているよ。 pic.twitter.com/1JxBClzrN1
— 彩恵りり🧚‍♀️科学ライター✨おしごと募集中 (@Science_Release) December 14, 2022

絶滅したキツネザルの仲間「アーカエオレムラ (Archaeolemur)」の歯447本を分析したところ、歯の欠け方の特徴がネアンデルタール人と似ていると分かったみたい。ネアンデルタール人の場合、道具の作成で生じた欠けと推定されてきたけど、どうやら再考する必要があるみたいだよ。 pic.twitter.com/mq4hlePQ6g
— 彩恵りり🧚‍♀️科学ライター✨おしごと募集中 (@Science_Release) December 20, 2022

「ホッキョクグマ」が氷の上で滑らないのは、肉球の乳頭 (表面のデコボコ) がカギと見られていたけど、異なる生物と比較した研究はこれまでなかったよ。今回、近縁のヒグマとアメリカグマ、および遠縁のマレーグマと比較することで、ホッキョクグマの肉球の乳頭が相当発達していることが確認されたよ。 pic.twitter.com/4fmuqIgZhB
— 彩恵りり🧚‍♀️科学ライター✨おしごと募集中 (@Science_Release) December 21, 2022

『ヴォルデモートの魅力とは？』というタイトルで始まる論文。「フィクションの悪役がどんなに悪事を働いていても、本当は善寄りの内面性を持っている」と考える人は、子供か大人かを問わず多いと分かったよ。これは「ヒーローが悪寄りの内面性を持っている」と考えるよりも強い傾向だと分かったよ。 pic.twitter.com/mbEF6DyoYV
— 彩恵りり🧚‍♀️科学ライター✨おしごと募集中 (@Science_Release) December 22, 2022

**合成が容易なルイス超酸「BoCb3・トリスオルトカルボラニルボラン」合成！**

乳がんなどで乳房を切除した後に復元を行う「乳房再建術」は、時にインプラントによる合併症や位置ずれのリスクに晒されるよ。今回、2次元のインプラントシートを切り紙の技術で立体化し、従来より少ない量のインプラントで、より多様で自然な形の乳房を再建する研究が発表されたよ。 pic.twitter.com/vecoOSnpBS
— 彩恵りり🧚‍♀️科学ライター✨おしごと募集中 (@Science_Release) December 26, 2022

ネブラスカ州の砂丘で偶然に生成した準結晶が発見されたよ！準結晶とは、規則性はあるけれども同じ構造を繰り返さないという面白い性質を持つよ。今回見つかったMn₇₂.₃Si₁₅.₆Cr₉.₇Al₁.₈Ni₀.₆の組成を持ち、別の金属の中に見つかり、その金属は融けた砂で覆われていたよ。 pic.twitter.com/W2U0003Sko
— 彩恵りり🧚‍♀️科学ライター✨おしごと募集中 (@Science_Release) December 31, 2022

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