いよいよ協力隊らしい活動になってきた!
ガーナ到着からの3か月半
青年海外協力隊として、ガーナに到着してから3か月半経過しました。
要請内容は、公立高校のICT教員として生徒へ授業をしたり学校のPC管理をしたり。
タイムラインはざっくりこんな感じ↓
◆2023/10/18-
ワクワクと不安入り混じり期
首都での研修、任地でのホームステイ、語学研修
◆2023/11/18-
病み期
活動開始(と言っても授業はない)、諸事情により引き続きホームステイ
◆2023/12/16-
開放期
1人暮らし開始、授業スタート
◆2023/12/23-
ぐだぐだ期
クリスマス休暇、近所の人たちとの交流が増える
◆2024/1/3-
やる気復活期
仕事再開、要請以外の仕事にも手を出し始める
ということで、紆余曲折ありましたが現在はメンタル復活して、やる気復活してきています👏
過去の内容は、また後日書く予定。
今日は、最近増えた活動について書きます。
活動が増えた経緯
まず、増えた経緯について。
普段は、ICT教員として高校生たちにPower Pointの授業をしています。
自分の割り当ては、1時間半の授業を週2コマのみ。
その他の時間は、授業準備に使えるけどそれにしても時間余り過ぎてしばらくは同僚とおしゃべりしながら時間を潰していました。
我々のICT科目、だんだん需要が減っているんです。
赴任してからいろいろあって時間割の変更が2回もあり、
赴任当初は週11コマ(自分の担当6コマ)
11月からは週7コマ(自分の担当3コマ)
1月からは週4コマ(自分の担当2コマ)
需要無いし、同僚の仕事奪ってるし、なぜ派遣されたんだと、自分の存在価値を問う日々。
要請にはPCルームの管理もありますが、それは上司が担当。彼はPC管理や修理の知識が豊富なので、これについて自分はほぼノータッチです。
そんなある日のこと、管理部職員との雑談中、話の流れで学校のシステムについて問題だと思ってることを1つ話題に出したら、
そういう意見ほしかった!!
と言ってもらえたので、他のことも伝えて、最終的に校長先生から実行許可をいただき、今はそれらの準備をサポートで入ってくれている同僚と二人三脚で進めています。
長くなりましたが、こういう流れで最近やることが増えました。
自分の活動がいよいよ協力隊らしくなってきた。
職種はPCインストラクターですが、要請の活動だけだと自分の場合できることが限られるので、青少年活動並みに範囲広げてます。
いくつか問題点を伝えた中で、最優先で取り掛かることになったのは、
生徒のキャリアサポート
給食の衛生管理強化
1. 生徒のキャリアサポート
やろうとしていることは、「生徒の卒業後の就職先確保」と、「女性のエンパワメント」
第一次産業従事者が約半数を占めていて、まだ他の産業が発達していないガーナでは労働人口が溢れており、その3割がニート。
その上ガーナは学歴社会なので、高卒者は大卒者に比べ就職先が狭い。
さらに高卒女性は親族にコネのある会社以外、雇ってもらうこと自体難しい状態。
最近入った自立支援分科会で、女性の自立や雇用の支援をしているメンバーに話を聞きつつ、できることを模索中。
また、ガーナの管理職男女比率は男性が優位。
組織内で女性が生き残っていくために、現実を伝えるとともにマインド面のサポートをするキャリアクラスを計画中。
ガーナの企業内での女性の立ち位置と合わせて、自身の就活中に読んだ「LEAN IN」のような内容をもっと勉強したい。
2. 給食の衛生管理強化
衛生管理の専門知識がない自分から見ても、目に付くことがいくつかあったので、チェックリストを作ってキッチンスタッフたちの意識を統一したい。
具体的には、いろいろなものを洗う水が使いまわされていたり、消毒液が存在してなかったり、給食に毎回石が入っていたりなど、これまで食中毒が出なかったのが不思議なくらい、、
外部委託して設備の整った環境を用意すれば早いけど、この環境でこのメンバーでできることを考えるのが協力隊。
参考のために確認した日本の給食衛生管理基準をそのまま適応するのは無理ですが、できる範囲でやっていきます。
終わりに
ガーナで暮らして、これはあかんて、、と思うことはいろいろな場面でしょっちゅうある。
だんだん見慣れてくると、みんなそれを当たり前だと思ってるし、なんならこれがガーナよなと納得するようになってくる。
現地の人に話を聞くと、それは良くないと分かってるけど何も策がないから仕方なくそうしているということもある。
まだ違和感の鮮度が落ちてないうちに、話を聞いたり考えを共有したりすれば、自分ができることもっと広がるかなと思いました。
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