退路を断つ人が誰よりも成長する

組織としての成長や採用を考える中での気付きを珍しくブログに。週末これまで採用してよかった人、そうならなかった人の違いってなんだろうと考えていた。

お陰様で創業期と比べて、色々な経歴を持った方々と働く機会も増え、素晴らしい経歴を持った人に応募していただくことも増えた一方、その過程では残念ながら辞めた人もいるし求めていたパフォーマンスが引き出せなかったことも経験した。(社員数を増やすことが組織の成長と手痛い勘違いをしていた)

そんな中で社会人経験がほとんどなかった創業期に近いタイミングでジョインした仲間たちが、後から入ってきた人たちと比べても非常にいいパフォーマンスを安定して出せるようになっていて、最近は中途の即戦力よりも多くの成果を出していることも日常だったりするから、採用基準が高くなっていると感じる。(中途で入社してくれた優秀な方もちろんいますよw)

有名企業やインターンでの修行経験等はほぼ0と言っても過言ではなかった彼らが、短期間でここまで変われた理由がどこにあるのか非常に気になっていた。もちろん理由はたくさんある中で数年間毎日朝から晩まで、多くを共にしたことも大きな理由の一つだけど、だからと言って皆がそうなれた訳ではない。

社内にも一定数シビアな競争がある中で、創業期の仲間たちはそれを自身の成長機会と置き換え、自分の立場ではなく優秀な仲間を増やしてサービスを良くすることが正しいと理解してくれている。

ではその成功と失敗の溝は一体どこにあるのか、

それは”逃げ道がなかったから”という仮説に行き着いた。

スタートアップに身を置いてると、それがどんな経歴の持ち主であっても様々な壁にぶち当たるはず。その目標が高ければ高いほどその壁は高く厚く、そして頻繁に目の前に立ちはだかるようになる。

そんな絶望の壁を前にした時に、他の会社だったらもっと活躍できるかもしれない、こんなしんどい思いをして自分は何がしたかったんだっけ?と思い悩んだ経験がある人も沢山いるはず。現にそうやってスカウターに相談が集まっている理由の一つでもある。

特にそれは経歴や経験に希少性があればあるほど、幾らでも転職できる会社もある超売り手市場。ダメだったら他探せばいいやくらいに思っている人も多いように見受ける。(因みに市場価値を正しく把握して、フェアバリューな環境を探すことは重要と思っている派)

だが本来前に進み続けることを目標に考えていたはずが、辛い局面に打ちひしがれる内に前進することを止め、一度壁のない方向に移動し始めてしまうと、いつしか壁を越えることを忘れ、自分の居場所探しの旅が始まってしまうという人も一定数いた。(ここにおける反省も沢山あるから機会があったら書きたい)

その一方で社長を含め、何らかの理由で投げ出せすことのできない人たちはその壁を越えるしか選択肢がない。どん底だけどやるしかない、特に創業期なんて皆そんな感じだったはずで、切羽詰まった状態で乗り越える方法を考え尽くして、ひたすらそれを試し続ける。

当たり前だけどそうやって一つ二つと乗り越えた人と、越えられなかった合理的な理由を考えている人で得られる経験値は圧倒的に差が生まれるし、
またそれが自信(喪失)に変わるという好(悪)循環になっているんじゃないかなと。

だから創業期からいたというより、理系大学院への進学を土壇場で辞めたり、会社を辞めてきたり、親に猛反対されながら入社したりと思い返せば皆、それぞれ当時は後がなかったことが一番大きな成長要因だといまになって思う。(一時期はスキルとか経験がある人が沢山増えたら成功するはずだ!なんて安易に考えてた時期もあるけど、皆を信じてあげられなかった自分愚かすぎて死にたくなる)

後がないという状況ほど頭が活性化し行動力が生まれるという意味では、
資金に余裕がある時ほど意思決定が煩雑になることも、1回目成功した人の2回目の起業がそう簡単ではないことも、もしかしたら同じかもしれない。

STAY HUNGRYを退路を断つと訳すのが適切だと書いている中で思ったが、成功している人ほど、どんどん高い目標を掲げることで自分を崖っぷちに立たせることを無意識にしている。目標が高くなればなるほど、自分の立ち位置は相対的に低くなるからだ。それを謙虚っていう人もいるけど同じことだと思う。

使える資源=時間やお金に限りがあるからこそ、とにかくそれを一点集中で前に進めるためだけに使う、もしそれが分散しているならそれは言い換えたらただの無駄になってるのかもしれない。

常に自分を崖っぷちに追いやり続けることが、実は何よりのリスクヘッジであって、自分のようにとても不器用な人間が何かを成し遂げようと思うとその方法しかない。

だからこそ一緒に働く仲間を増やす時にも、過去を知ること以上に、今戦わなければならない理由を詳しく聞きたいと思う。その上で死ぬときは一緒です!とか言われたら最高じゃんってなるよね。笑
(たまにそういう切羽詰まった状態から解放されたいという想いももちろんあるけど…w)

そんな訳で一緒に人事を尽くして天命変える方募集中です
お茶しましょう
https://www.wantedly.com/projects/190799
https://www.wantedly.com/projects/179643
https://www.wantedly.com/projects/190765


ということで最後はエアロスミスのLiving On The Edgeで締めます
https://www.youtube.com/watch?v=7nqcL0mjMjw

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Taro Nakajima

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コメント1件

! 『易経』ですね、
「窮すれば変ず、変ずればすなわち通ず」…♡
うちでいうと、保育園決まんなかった時に働き方見直さなきゃいけなくなったとか。ですかね…
通ずればすなわち久し。その後も、力が発揮できるまでちゃんと継続できる「解」でないと「通じ」てないのですが、これがなかなかねぇ…その場しのぎになりがちです。。くすん。。。
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