the_world_is_yours

京都在住です。音楽と立ち飲みが好き!

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マガジン

  • エッセイのやうなもの

    エッセイといふものは、たぶん随筆のやうなものです。

最近の記事

言葉狩り

先生が生徒に、「事故にあえばいい」と言ったそうで。問題発言とか言われている。 以下引用 教諭は「給食が全員に行き渡ってから食べるよう指導していた。道を歩いているとき、ルールを守らないと事故に遭うという気持ちで言った。かっとなって発言し反省している」と説明したという。 なにが悪いのかよく分からない。 「ルール守れん奴は、信号守らへんし、スピードも、道路交通法も守らん。そんな奴は事故に遭ったらええねん。人巻き込まんで事故ったらええ。」 それくらいのレベルなら日常的に私も言っ

    • 女の一生

      さっき記事で、女性は就活が終わったら婚活、妊活、保活…なんてのを読んだ。 私は男だから分からないのだけど、女性の一生というものはそんなものなのかもしれないな。 兎に角まともに考えて時間がない。 大雑把に年齢で示すと、 就活 22〜23 婚活 24〜30 妊活 30〜35 とかいう感じなのだろうか? この期間を千年一日の如く無為に過ごしてきた私が馬鹿みたいだけど、それにしてもあまりに忙しいし、正直タイムリミットもある。 それに目くじら立てても仕方ない。人間が生物である以上、

      • 風邪

        夏風邪をひいて非常に具合が悪い。 微熱があって、体が火照る。 一日中寝ている。凍らせたペットボトルを首や頰にくっつけていると楽だ。 それにしても…。よかった。夏休みで。 と言うか、普段は彼らからしょっちゅう風邪をうつされているのだけど、抗体もあるし、意気揚々としているから多少の具合悪さは無視されているのだろう。 仕事は仕事で嫌だけど、彼らの顔を見れないのは寂しいと思うようになったし、思う自分を認めるようになった。 まして、一日中外にも出ずに、床に伏していると気持ちが暗くなり

        • 都市伝説と隣人

          「あなたは知っていますか?」 都市伝説というのは大抵こんな切り口。 日常の中でさほど気にもとめていないことは多々ある。 ファーストフードのキッチンの内部、病院の霊安室、通勤経路にある空き家、地下鉄で独り言を言い続ける人…。 いちいちこんなものに気を取られていては生きていけない。そんな裏側を気にしてはいられないほど忙しいのが現代だ。 そんな日常のぽっかり空いた穴にこそ、都市伝説は生まれて行く。 都市伝説といわゆるフォークロアとの関係は確か新書になっていて中々面白く読んだ。 地

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        • エッセイのやうなもの
          5本

        記事

          心霊写真

          TBSが心霊写真を捏造したとかしないとかの話で、なんとなく今更な感じがあった。 心霊写真の歴史は古くて、日本に写真機が持ち込まれて、間も無く心霊写真が作られて売られていたらしい。技術的なことはわからないけど、例えば偶然にしても我々の目は逆三角形の点∵を顔だと認識するのだから、例えそこに顔がなくてもいずれは霊を見出したのだろう。 そんなことより心霊写真特集というものがまだテレビで放映されていることに驚いたし、嬉しかった。 私が子供の頃、夏の午後や夜によくそんなテレビがやってい

          死ぬことと見つけたい

          先日、市川海老蔵さんの奥さんの小林麻央さんが亡くなって、自分と同い年だったんだなあと驚いた。 私は彼女のことをあまり知らない。 ただ、ブログを必死に更新して生きようとしていた姿が頭に焼きついた。 そうやって必死に命にしがみつく34歳もいれば、生きていることを当たり前のこととして、ハードルを勝手に上げて、挫折して、自虐的になってる34歳もいるわけだ。 子供の頃の私をたいそう可愛がってくれた大叔母は、大正生まれの人だったから、大層な倹約家で素朴な人だった。 体が弱い上に、辛い時

          死ぬことと見つけたい

          『星の王子さま』の解釈

          読書感想文の定番であるサン=テグジュペリの『星の王子さま』であるが、実際、中高生が読むには難解な本だと思う。 序の部分に、 私はこの本をかつて子供だったその大人に捧げたいと思う。 とあるように、これはそもそも絵本でありながら、そもそも大人を読者として想定している。大人の食べる苦いチョコレートみたいな感じ。 昔、ある生徒の読書感想文に、 …キツネが王子さまに伝えたように、大事なことは目に見えないのです。家族や兄弟と過ごす日常の大切さ…云々、とあった。 なるほど、確かに

          『星の王子さま』の解釈