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【vol.11】SDGs企業事例1000本ノック!?《お米からできたSDGsバッジ!?》

先日、友人から紹介され、思わず買ってしまったSDGsバッジがあります。

これまで、国連本部でつくられている「アルミのSDGsバッジ」や、その地域の間伐材を使った「木のSDGsバッジ」などは買ってきましたが、今回手に入れたバッジは。。。

”お米のバイオマスプラスチック”から作ったSDGsバッジ


なんとなんと、これにはたまげました。。。

このバッジをつくっておられるのは、株式会社バイオマスレジン南魚沼さんという新潟県にある会社です。

SDGs × バイオマスレジン南魚沼
http://www.biomass-resin.com/sdgs-2030agenda/

どうやって作られているかというと、

食用米に適さないお米・非食米
(くず米・砕米・米粉・備蓄米・事故米・災害米等)

また、

「木粉」「竹・竹炭」などの植物原料や食品加工メーカーから排出される各種フードロス品

これらに安全性の高いプラスチックの「ポリオレフィン」を加え、独自の特殊技術にて複合材化されているようです。


この”バイオマスプラスチック”を使うことにより、

・焼却時にダイオキシン等の有害ガスが発生しない
(地球温暖化抑止に寄与する)

・食べられない、あるいは利用できないといった”余った”部分を使うことで、廃棄物や廃棄コストが減る
(そしてフードロスも減る)

・従来の石油系プラスチックを減らし、脱プラスチックの一助となる
(これによって海洋プラスチック問題解決の一助にもなる)

など、SDGsのゴール12【つくる責任つかう責任】、13【気候変動に具体的な対策を】、14【海の豊かさを守ろう】を中心に、あらゆるゴールにつながってくる事業となります。

これはまさに、SDGsのゴール9にある【技術革新】が生み出したものと言ってもよいと思います。

そして、この企業のビジョンは

『”サーキュラー・エコノミー”のビジネスモデルを導入することで、無駄(例:資源、捨てられる素材、まだ使用できるにもかかわらず破棄されている商品や製品など)を活用し、利益を生み出す』

こういった視点で考えられているからこそ、このような素晴らしい技術革新と、そこからつながるビジネスモデルが生まれるのだな、と感じました。

◆サーキュラー・エコノミー
再生し続ける循環経済を指す概念で、製品・部品・資源を最大限に活用し、それらの価値を目減りさせずに永続的に再生・再利用し続けるビジネスモデル。

このように、SDGsの取り組みを考えるとき、

循環型社会・経済

こういったキーワードを基にアイディアを練っていくのも面白く、たくさんのSDGsのゴールに貢献できる可能性を秘めているなと感じた事例でした☆

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