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SDGsロゴはどう使う?禁止令を見ながら正しい使い方を覚えよう!

多くの企業がホームページや名刺、グッズなどにSDGsロゴを使用しているのを目にする機会が増えています。「使ってみたい!」と考えている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、SDGsロゴの種類のご紹介と合わせて使い方について詳しく解説します。

SDGsロゴの種類

①SDGsロゴ

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SDGsの非省略語である『Sustainable Development Goals』という文字が描かれたロゴです。

上記画像のほか、白黒ロゴもダウンロードできます。

②カラーホイール

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カラーホイールはSDGsバッジでお馴染みのロゴマークです。SDGsに定められている17の目標に設定されたカラー17色を順番に並べています。

③17の目標を表すアイコン

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アイコンは個別にダウンロードできます。

また、SDGsロゴと同様に白黒版のほか、カラー反転版も用意されており、ホームページや名刺などのデザインに合わせて最適なものを選ぶことが可能です。

④SDGsポスター

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SDGsポスターは、『SDGsロゴ』、『17のアイコン』、『カラーホイール』の基本パターンが1つになったもの。

SDGsポスターは、SDGsを解説するブログでもよく目にします。

外国語版にはGIF画像も用意されている

SDGsロゴは外国語版もダウンロードできます。

外国語版には、日本語版にはないアニメーション画像(GIF画像)が用意されているほか、英語・フランス語・スペイン語・中国語・ロシア語・アラビア語の6か国語に対応。

海外向けに活動レポートを発信している方におすすめです。

SDGsロゴは国連サイトでダウンロードしよう

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日本語版のSDGsロゴは国連広報センターで配布されています。

ダウンロードできるのは以下の通り。

✅日本の国連広報センターでダウンロードできるもの
・SDGsポスター(17のアイコン 日本語版)
・SDGsロゴ(縦・横)
・SDGsロゴ白黒(縦・横)
・17の目標のアイコンを個別に(日本語版)
・17の目標のアイコン(カラー反転)を個別に(日本語版)
・17の目標のアイコン(白黒)を個別に(日本語版)
・ロゴ使用のためのガイドライン(日本語訳)

外国版のSDGsロゴは、国連連合本部のホームページからダウンロード可能です。

GIF画像以外は、基本的に国連広報センターのものと同様で、カラー反転などのバリエーションが用意されています。

使用許諾申請が必要なケースは「資金調達目的」と「商業用途」の2つだけ

「国連」や「SDGs」というワードを目にすると、許可申請などが必要なイメージを抱いてしまいませんか?

実は使用許諾申請が必要なのは、「資金調達目的」と「商業用途」で使用する場合のみ。それ以外の使用については、特別な申請は必要無く、ガイドラインに沿っていれば自由に使用できます。

✅資金調達目的
資金調達目的での使用とは、SDGsを支援する活動の費用を賄うための資金の調達を意図する使用を指す。SDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイールおよび17のSDGsアイコンは、このような資金調達目的で使用できるが、その際には国連による事前許可と、適切なライセンス契約の締結を必要とする。

✅商業用途

商業用途での使用とは、SDGsをさらに広めるための営利主体による、または、商業的もしくは販促用商品および/もしくは製品における使用を指し、これは国連による事前許可と、適切なライセンス契約の締結によって認められることがある。

(引用:国際連合広報センター|持続可能な開発目標カラーホイールを含むSDGsロゴと17のアイコンの使用ガイドライン

上記に該当する場合、日本語版・外国語版を問わず国連本部にメールにて使用許諾申請を行い、ライセンス契約を結びます。

✅国連本部のメールアドレス
sdgpermissions@un.org
✅申請手順
1、メールの件名は「SDG LOGO/ICON REQUEST」と記載。
2、アイコンやロゴの使用方法や用途を簡潔に伝える。
3、アイコンやロゴの入ったサンプルや試作品を添付する。
4、用途がSDGsの目的に合致していることを説明する。
5、サステナブルなビジネスの実践と素材について記載する。
6、商品とSDGsの整合性を具体的に記載する。

メールは英語で作成する必要があります。

申請方法は時折変更される点にも注意が必要です。最新のガイドラインに目を通し、正しい方法で行ってください。

SDGsガイドライン
ロゴ使用のためのガイドライン(日本語訳)

SDGsロゴの正しい使い方

①ロゴの変形や加工

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出典:ロゴ使用のためのガイドライン(日本語訳)

ロゴの縦横比率を変更したり、加工したりすることはできません。ダウンロードした画像は、そのままの状態で使いましょう。比率を変えないサイズ変更はOKです。

②横並び表示する際は境界線と文言を入れ、サイズにも気を付ける

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出典:ロゴ使用のためのガイドライン(日本語訳)

自社のロゴとSDGsロゴを横並びで表示させる場合は、境界線と文言を入れる必要があります。

✅境界線
黒100%、太さ0.5ポイントの直線を自分のロゴとSDGsロゴ・アイコンの間に加える。他のカラーや太さ、装飾線などは不可。

✅文言
横並びにしたロゴの下部に「(主体名or私たち)は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています」という文言を加える。

また、上記に加え、資金調達目的で使用する場合は自社ロゴをSDGsロゴよりも目立たせる(大きくする)必要があります。サイズの割合は明確に定められてはいません。

③カラーホイールの中心には何も入れない

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出典:ロゴ使用のためのガイドライン(日本語訳)

カラーホイールの中心の余白にイラストや文字を入れたくなってしまいますが、これも基本的に禁止されています。

「基本的に」というのは例外があるため。

国連が普及を目的にキャラクターとコラボしたケースがあります。こうした特別なロゴは、国連承認のもと作られているので真似しないようにしてください。

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出典:ハローキティ #HelloSDGs

④背景色は白かグレーのみ
SDGsロゴを表示するものは、背景色が「白」、または「ライトグレー」と決められています。

⑤ガイドラインにしっかりと目を通す
先にも記した通り、ガイドラインは時折変更されます。これからSDGsロゴを使用する方は最新のガイドラインに目を通してから使いましょう。

ちなみに、ガイドラインが変更されると、それに合わせてSDGsロゴもマイナーチェンジします。これによって、どの時期のガイドラインに沿って使用されているのかを判別していると言っていいでしょう。

旧デザインのSDGsロゴを使用している企業などは、旧ガイドラインの使用方法に沿った形で使用していても問題ありません。

まとめ

今回はSDGsロゴの種類とライセンス契約、そして実例を交えて使用方法を解説しました。

✅ご紹介した内容
・日本語版と外国語版SDGsロゴの種類
・SDGsロゴのダウンロード方法
・使用許諾申請が必要なケースと申請方法
・SDGsロゴの正しい使い方

ガイドラインは豊富なイラストで分かりやすく解説しているので、目を通すだけでもしっかりと理解できます。

SDGsロゴを正しく使用して、取り組みをアピールすることに役立ててください。

▼参考サイト
SDGsロゴ|ダウンロード方法・使用ルール・必要な許可申請を解説(SDGs media)
SDGsのロゴとは?実例とともに紹介します!(ノハム)
SDGsのロゴを使う時の注意点について解説します(ノハム)

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