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2023年度 PMI日本支部「SDGsスタートアップ研究分科会」主催のベーシックコース 3回目開催

こんにちは。PMI日本支部 SDGsスタートアップ研究分科会の三宅真理子です。
2月10日(土)に、ベーシックコース3回目が開催され、7名の方が参加されました。3連休の初日のためか、過去2回に比べて少人数での開催でしたが、参加者全員に積極的にご参加いただき、活気のあるセミナーとなりました。当日の様子を紹介させていただきます。


SDGsスタートアップ研究~ベーシックコース~3回目

ベーシックコースは、PMI日本支部のSDGsスタートアップ研究分科会が開発した、「SDGsスタートアップ方法論」を体得できるコースです。キックオフ(10月14日)では、リーンキャンバスを用いて、思い描いたビジネスモデルやサービスを描き出す方法を学び、2回目(12月16日)は、「ロジックモデル」の概念と作成手順を学び、SDGsを組み込んだロジックモデルを作成しました。そして、最終回3回目(2月10日)は、ベネフィットリストで具体的な目標を設定します。

第3回(2月10日)の様子

3回目も、オンライン(Zoom)で開催しました。メイン講師は、PMI日本支部 SDGsスタートアップ研究分科会代表の稲葉涼太さんです。
冒頭、稲葉さんより、「ソーシャル活動の評価指標『社会価値』と『経済価値』を可視化することが重要であり、計測することで事実が可視化される」との3回目のテーマが伝えられ、「ベネフィットリスト」が紹介されました。そして、「ベネフィットリストの作成は当ベーシックコースの特長の一つ。リーンキャンバスやロジックモデルでビジネスモデルを作るだけでなく、ベネフィットの妥当性の検証から評価まで行うことができることに価値がある」との説明がありました。
その後、2チームに分かれ、ベネフィットリストの作成に取り組みました。参加者の皆さんからは、「社会価値の創出を目的としつつ、「利益を出せる、勝てるビジネス」を作るためにどのような指標や目標値を設定すべきか」「数字が恣意的なものになってしまうのではないか」という問題提起がなされ、アドバイザーの塙さんにご意見をいただきつつ、熱いディスカッションが繰り広げられました。塙さんからは「アウトプットがアウトカムをもたらす関係になるので、指標においてもそのような関係性になっているか検証するとよい」「仮説を置いて指標や目標値を設定する場合は、なるべく早く実績を元に検証し、必要に応じて仮説を見直すとよい」とのアドバイスがありました。ベネフィットリストを実務で使っていくうえでの課題や最適な利用方法を確認する“実り多い時間”になりました。

2023年度SDGsスタートアップ研究~ベーシックコース~を振り返って

昨年10月から計3回のベーシックコースを無事完了することができました。最後の振り返りでは、「コース内容がわかりやすく、有益だった」という感想や「コースで紹介されたツールを実務で使っていきたい」という意気込みに加え、「いろいろな立場の、いろいろな視点を持った人たちと学ぶことができ、視野が広がった」との声もありました。知識やツールをご紹介することに加え、出会いの場を作るというベーシックコースの目的を達成することができました。関係者の皆様のご支援に感謝いたします。ありがとうございました。
来年度に向けて、さらに良いコースにするため、内容を検討する予定です。来年度も楽しく、実践的なコースを提供していきます。皆様のご参加をお待ちしております!


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