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【談話】ミャンマー国軍によるクーデターに抗議する

2021年2月2日

社会民主党幹事長 服部良一

⒈2月1日ミャンマー国軍はアウンサンスーチー国家顧問兼外務大臣やウィンミン大統領など拘束し、全権掌握宣言をする軍事クーデターを起こした。2011年民政移管以降10年間のミャンマー民主化の流れを踏みにじるもので、断じて容認できない。2020年秋の総選挙でも圧勝した与党国民民主同盟(NLD)は「この国を独裁国家に引き戻すものだ」と軍を批判している。社民党は平和・自由・平等・共生の党理念に基づき、ミャンマー国内外の平和と民主主義を尊ぶ全ての人々と連帯し、ミャンマー国軍のクーデターに満漢の怒りを込めて抗議する。

⒉ミャンマーでは国会の議席の4分の1を軍人枠が占めており、今日もなお大きな実権を持っている。今回のクーデターはミャンマーの更なる民主化に向け、軍に大きな実権が与えられている現行憲法を改正する動きに対するミャンマー国軍の対抗措置であるとも報じられている。この10年間の民主化の過程で、日本とミャンマーの間で経済的・人的関係が深まってきただけに、極めて残念である。日本政府は国際社会と連帯し、拘束されている民主派関係者の即時釈放、軍事クーデターの措置の停止、そしてミャンマー国軍による弾圧疑惑があるロヒンギャ難民の救援と民族的諸権利の保障に動くべきである。



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