はじめに

来たる2020年3月1日に九条林檎様のワンオペライブ、Feslusic.が開催されました！本来なら開催されるはずだったリアイベの中止により、急遽検討そして開催されたオンライン上VRライブです。
大体ワンオペという意味のわからん突発ライブの凄さを語らずにはいられなかったnoteになります。クオリティや演出に頭がやられてしまったので100％すげえ～～～！！！しか言ってません。今回も宜しくお願いします！

境界線のないライブ/会場編

コロナで林檎様が出演予定だったリアイベ含め沢山のイベントが中止・延期になる中、突如発表されたこのツイート。

福利厚生が手厚すぎるし理解にだいぶ時間がかかりました（人は驚きすぎると思考が止まります）主様のお心遣いにモニター前で手を合わせてめちゃくちゃ感謝した。人を楽しませることにおいて惜しみなく自らの能力を費やされる姿を尊敬しているのですが、その集大成が見れるのでは！？と心が躍りました。
しかも当日はハッシュタグで視聴者自ら演出ができるとあり、視聴者参加型ライブという面白い試みが含まれているのも楽しみの一つでした。
この視聴者参加型ライブの告知だけに留まらず、「九条林檎が手掛けるこのライブには境界線がない」ということをこのあとどんどんわからされていきます。告知から二日後のこちらのツイートを見てください。

当選しました～～～～！！！！！！やった～～～！！！！！（力強く拳を振り上げながら）
普通に三月一日を楽しみにしていたらこれですよ！？VRライブですし、そもそもワンオペですしこんな面倒な作業しなくたっていいんですよ……！？こういう細かな気配りをされるところが本当に最高の推しです。ライブはやっぱりチケットがあってこそ実感が沸く部分も多少あると思うので、「チケットがある」という事実自体がめちゃくちゃ嬉しいんですよね。
しかもこのチケット、なんと実物（クリアステッカー）が買える。は？意味がわからん。普段のライブも参加した証としてしばらくの間はチケットを取っておくタイプなのですが、とても有難くてびっくりしました。「あったらいいな～」を現実世界にぽんと呼び出せる物販、許容量超えすぎて脳がバグってしまうが？

そして物販に続いてライブ現地参加の醍醐味と言えば、フラスタやうちわですね！しかし今回はVR上でのライブなので、流石にそういうのはないだろうと予想すらしていませんでした。というかそれ以前にまず置けるとか思ってなかった。

もうね～～～林檎様、人間がどうしたら幸せを感じるかというのをあまりにもわかり過ぎている。たった一度の機会、そういうものを送ったり作ったりしてライブに参加する楽しさを知っている。現実のライブと遜色のない手抜かりのなさに脱帽です。
「いや……え！？　フラスタにうちわを送れる！？」とこれ割と本気でどうやって使うんだろう、とは思っていたのですが、実際見たら杞憂でしたね！　こういうこともできるのかという新しいVRライブの盛り上げ方を見せてもらいました。

フラスタを並べて会場ロビーに置き、当日現地リポート配信を行うその手腕、本当にお見事でした。34:50～からフラスタ配信なんですが、推しにちゃんと見てもらえている＋自ら紹介されているというW要素があまりにもパンチが効いている！！送った方々もめちゃくちゃ嬉しかっただろうな～と思います。
うちわは会場の観客席にそれっぽく配置されていて（さらに胸の高さなのが◎）、臨場感を引き立てる役目を担っていました。カメラワークによってちらっと映るうちわを見ると「席にいてライブを見ている自分」により没入できるんですよね！林檎様が観客席側のスクショを撮っていたので貼っておきます。

今回は時間がなく私は送れなかったのですが、次の機会があったらチャレンジするぞ！！と心に誓いました。問題は絵が描けないということですが気合でなんとかします（？）

境界線のないライブ/公演編

手を尽くされて準備されたライブに良い意味で戸惑い驚嘆しながら、ついに本番の時間が来ました。今でもサムネイルを見るだけで心臓の鼓動が爆速になるんだよな……。

最初を飾るは彼女のオリジナル楽曲、malusです。この曲を華々しく一曲目に持ってきたことで「今からライブが始まる」という高揚感を最大にまで高めてくれました。それだけではなく、ライブ仕様の特別バージョンの台詞にすることで「一期一会のライブ」であることを脳に刻んで行ったんですよね……計算され尽くしたアレンジに死ぬかと思いました。モニター前で思わずきゃーって言いましたね！観客席が自室なのでいくらでも煩くできてしまうのが個人的に超良かったです（……）
ライブだから見れる演出って特別感あるので大好きなんですが、台詞系はその最たるもので心にも残りやすいので本当にわかってるな～～！！！ってなっちゃいました。何をすると喜んでくれるのか、見ている側の私たち人間と同じ目線で考えてくれてるんだなあと泣きました。もう嬉しさで一曲目にして感情がぐちゃぐちゃで死！でした。普通に死んでた。
malusに続くセットリストもよく練られており、聞きたい曲、似合う曲、サプライズ演出ありの曲とバランス良く組まれた飽きない選曲で非常にわくわくしました。是非ネタバレなしで触れて欲しいので残りのセトリは伏せておきます。
加えて全てに歌詞字幕がついているのも丁寧なお仕事で感服しました……。ギリギリで字幕が完成したとのことですが、それを一切感じさせないクオリティだったんですよね。TV番組でありそうなくらい普通に字幕がついてて「そこまでやる！？」って素で言ったもんな～～！！！

またセトリを彩る演出とカメラワークがまた素晴らしいんです！！できれば一度アーカイブを通しで見て頂きたいのですが、時間がそこそこあるためひとまずツイッター用のエンディングとして投稿されていたこちらを軽く見て頂くと早いです。

今回のFeslusic.の会場がIchiKonHall Cyberという演出が自在に変えられる面白い箱だったのですが、周りのきらきらや音符、この演出どうやって出すと思いますか？　通常のライブなら恐らく演者側スタッフが設定して、組んで……という形になると思うんですが、Feslusic.では観客側（FANBOX加入民）に演出を委託するという試みを行っているんです！　なんと設定されたハッシュタグをつけて演出用のキーワードと一緒にツイッターで呟くだけという簡単なもの。これが視聴者側と演者側との境界線を取っ払って良い相乗効果を生み出していたと思います。
FB加入しているのでせっかくならと少しだけ参加してみたのですが、バックステージで林檎様を支えて共にライブを作っている気分になれてめちゃくちゃテンションが上がりました！！ペンラの色変えのような一体感と、「自分もライブの裏方である」という良い緊張感が持てて普段のライブとはまた違った楽しさを味わえて非常に良い思い出になりました。この会場を作ってくださった方に改めて感謝です！
ある程度統率が取れないと難しいとは思いますが、是非色んなライブでやってみてほしい参加型形式の一つだなと思います。それと演出に参加する人は先にセトリ見てもらうのもありかも……？とはちょっと思いました。曲に沿った参加がしやすいかな～とは思うんですが、セトリは現地で知ってなんぼみたいな面もあるので難しいかなあ……。あと効果一覧を画像（映像）で欲しい！なんか見やすい表みたいなのがあると次回もっとにぎわいそうだなと感じました。
前日にリハとしてこの演出効果を実際に見て体験することができたのですが、ファイヤーで炎出るの面白すぎてかなり笑いましたねｗｗｗ

ぐりぐり動くカメラワークも圧巻で、歌いながらこの操作はどうしているんだろう～とのんきに思っていたのですが、隠しコンソールでライブ中に動かしているとMC中にお話があり「ヒエ……」となりました；；；；なりますよね！？最早脳が理解することを止めた。推し、いくらなんでもワンオペ極めすぎなのでは！？！？
歌いながら別のことをするって結構難易度高いですし、機能把握してないとまあできないので林檎様のスペックの高さをまたもや垣間見てしまいましたね……。そこに痺れる憧れる！！

あと地味に嬉しいのがスクショOKのライブだったこと！惚けて見ていたので私は全然撮れていなかったのですが（駄目すぎる）、余すところなく輝いている林檎様を心置きなく撮影して共有することができるのは嬉しかったです。アーカイブで撮りまくるぞ～～～～！！！！

あとがき

色々な気づきや新しい楽しみ方を教えてくれたFeslusic.をリアルタイムで見て参加できたこと、一生の記念になりました！バーチャルと現実の境界線も、演者と観客の境界線もないライブだったなあと改めて思い返しています。プロトタイプって……何……？？（定義の崩壊）
カメラワークの調整をするために中央からあまり動けないとのことだったので、いつかスタッフ有でやれる日が来たら舞台を目一杯使ったアクティブな振り付けも見れたらいいなあとか、他の参加者の方を招いてパワーアップしたフェスが見たいなとか、色々夢が広がりますね～～！
そして設備や技術が必要な面もありますが、個人勢ワンオペでもここまでのライブが開けるという事実を見せてくれたのは非常に大きいと思います。もっともっと気軽に多くの人がVRライブを開ける未来は意外と近くにあって、私たちを待っているのかもしれないなと感じたフェスでした。
いや本当に本っ当にめちゃくちゃ楽しかった～～～！！！！見返りが多すぎて右往左往してしまう！！！助けて！！！！！最高のライブを有難うございました！！！！！（死体）第二回お待ちしております！！！！！（強欲になりがち）

（2020.03.04追記）
活動場所を貼っていなかったので貼っておきます……大変なミス……！！