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<花便り>ウバユリとコマネチ

「ナディア・エレナ・コマネチは、ルーマニアの女子体操選手。1976年、モントリオールオリンピックで3個の金メダルを獲得し、この大会で体操競技選手としてオリンピックの舞台で初めて10点満点を獲得した。1980年モスクワオリンピックでも2個の金メダルを獲得した。」

wikipedia
ウバユリ(姥百合、蕎麦葉貝母、学名:Cardiocrinum cordatum)は
ユリ科ウバユリ属の多年草。山地の森林に多く自生する。
ユリに似た花をつけるが、葉は大きく異なる。
花が満開になる頃には葉が枯れてくる事が多いため、
歯(葉)のない「姥」にたとえて名づけられた

少し鬱蒼とした感じのところで生えています。小さい虫や、蚊、とか撮影中もチクチクさされながらですが。若芽、若葉、百合根ともに食用、同地域のヤマユリの開花よりは少しだけ遅めに開花します。といってもよく見ないと咲いてるのか、なんなのか気づかない人も多いですね。

うばゆり

テッポウユリや、タカサゴユリのように筒状の開花ですが目立ちません。
たださらなる特徴はコマネチのように180度の開脚ならぬ開花です。
蕾のときは直立形状ですが、徐々に広がっていき、開花のときは水平、180度ぐらいで花を咲かせています。コマネチ咲きです。

蕾のとき、直立
開花、水平状態
直立から水平へ

コマネチさんはごちゃごちゃしたルーマニアを離れてアメリカで元気でお暮らしのようですが、ウバユリさんは植物なので、種以外は移動できません。
一生のうちに一度だけの生殖を行なう、まれな「1回繁殖型」という植物です。このあと本株がかれてしまいなくなるそうですが、ちいさい鱗茎をのこすとかいた文献もあります。

種は実の中に500個以上できるようで、絶滅する心配はないようです。実際これだけ、場所によりますが、育っていますので。まあ人間による伐採、人災の影響が少ない方が繁殖に優位なのではと思ってしまいますね。ここ飛鳥では彼岸花の咲く頃に実がなっています。実生から育つようですので、種をもらって育ててみましょう。

5輪開花、オリンピック、5個の金メダル、コマネチ

<葉の形状>については後日、写真忘れ

同時期同環境で咲いていますが、こちらもあまりめだちませんね

ヤブミョウガ






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