【ポケモンユナイト】もちものについて

これまで計算してきた中での経験則まとめです。

【もうこうダンベル】
火力系アイテムの中では飛び抜けた性能をしており、安定して積めない等の事情が無い限りは着けない手はないもちものです。昔よく言われていた4スタック必須というのは比較的正しく、3スタック以下のもうこうダンベルは他の火力アイテムに性能面で劣る傾向があります。
強力な性能の理由は、攻撃力が足し算で増加するところにあります。このゲームは物理アタッカーの基礎攻撃力が比較的低く、技の攻撃力依存値が高い傾向にあります。つまり、攻撃力の底上げは直接火力に反映されるため、もうこうダンベルは最も強いもちものの1つになっています。

【じゃくてんほけん】
もうこうダンベルと異なり、攻撃力を掛け算で上昇させるのがミソです。先述の通り、このゲームの物理アタッカーは基礎攻撃力が低いため、必然的にこのもちもの単体の性能は低いです─が、真価は他の攻撃力上昇との組み合わせにあります。このもちものは、他のもちものやメダルのステータス効果 (✕セットボーナス)、おそらくマリルリのユナイト技効果も全て、攻撃力の加算効果に乗ります。
効果の発動条件的にサステインのある物理アタッカーにしか持たせにくく、アマージョやマリルリ、バンギラス、ギルガルド辺りが適正でしょうか。
地味ながら、HP増加も結構強かったりします。

【ピントレンズ】
急所率を6%高めるアイテム─なんて認識のアホはいませんよね。もちろんそれも非常に強力な効果ですが、真価は急所ダメージ+12%と急所時追加ダメージにあります。攻撃力377、急所率30%のポケモンがAAを振った際のダメージ期待値は490、急所率が36%になったときのそれは513ですが、そこに急所ダメージ+12%がつくと期待値は529にまで上昇します。更に、急所時追加ダメージも考慮すると期待値は631まで跳ね上がり、ピントレンズの恐ろしさが垣間見えます。ちなみに、もうこうダンベル6スタックでは期待値は490から607までの増加に留まります。
じゃあ誰に持たせても強いかと言われるとそうでもなく、この追加ダメージはAAにしか乗らないため、AAを頻繁に振る物理アタッカー、具体的にはエースバーンやゲッコウガ、カイリュー、ジュラルドン、リザードン、ガブリアス、はっぱカッタージュナイパー辺りが相性の良いポケモンと言えます。個人的にはグレイシアにも推していて、こちらは急所率上昇と急所ダメージ上昇が非常に好相性であるためです。

【するどいツメ】
急所繋がりで。これも急所率を2.1%上昇させるもちものではありません。もちものの効果ちゃんと読んだ?「わざを使用した次の通常攻撃で、20以上の追加ダメージを1回与える。追加ダメージ量は攻撃が高いほど多くなる。」ってちゃんと書いてあるでしょ?これが強いんです。追加ダメージの値は先程の攻撃力377のポケモンを流用すると216。もうこうダンベル6スタックがダメージ90増加であることを考えると破格の効果であることが分かります。
ただ、効果の発動条件が厄介であるためこちらも誰に持たせても強いもちものではありません。技の後に必ずAAを打つポケモン、具体的には竜舞カイリューや神速ルカリオ、スパークゼラオラがパッと思いつきます (確か神速後やスパーク後のAAにツメは乗ったはず、間違ってたらごめん)。アクテマリルリやエッジバンギラスにも有効そう、知らんけど。とにかく、しっかり効果を発動させられるなら非常に強力なもちものですが、キャラと場面を選びます。

【ちからのハチマキ】
初期は三種の神器なんて持て囃されたハチハチバリアの1つです。効果量的にはピントレンズに近く、ピントレンズを持たせるポケモンには一緒に持たせるといい場面が多いです (割合ダメージは具体的にはおよそ60〜100ほどでピントレンズより効果は低いですがこちらは確実に乗るため、体感は長い目で見ると同じくらいの効果に帰着します)。また、効果は攻撃力依存ではなく割合ダメージであるため、ワタシラガやフーパといった暇で適当にAAを振り続けるような特殊タイプにも有効なもちものです。
余談ですが、もう攻撃速度+7.5%の効果を勘違いしてる人はいませんよね。これを持たせてもAA速度は1.075倍にはなりません。

【こだわりメガネ】
特殊アタッカー最強もちものです。特に理由がなければまずこれを持たせましょう。物理アタッカーとは異なり、特殊アタッカーは特攻が高い割に技の特攻依存値が低いため、特攻を盛っても大したダメージ増加には繋がりません (まぁこれは昔の話で、エーフィ以降は普通に強い)。そこで、特攻値に依存して追加ダメージを与えるこのもちものが非常に強力となります。一応数値を出しとくと、ピカチュウのエレキボールはしんげきメガネ6スタックで92ダメージ増加、こだわりメガネは330です。

【ものしりメガネ】
最近株を上げてきているもちものです。先述の通り特殊アタッカーは特攻値が非常に高いため、掛け算で特攻を上げるこのもちものは昔から強くはあったのですが、やはり特攻を上げるメリットが薄かったため、日の目を見ることはありませんでした。しかし、最近の特殊アタッカーは特攻依存値が高い傾向にあり、具体的にはエーフィやグレイシア、ミュウは持たせる価値が大いにあります。また、じゃくてんほけん同様他の足し算補正に乗ります。

【しんげきメガネ】
ものしりメガネと同じ理由で最近は株を上げています。が、特殊アタッカーは軒並みスタックを溜めにくく、手軽で強いこだわり、ものしりメガネがあるため、これらを差し置いてまで採用する価値があるかどうかは疑問です。トリプルメガネに関してはぶっちゃけガチです (ミクロ無いやつは普通に気合い持っとけ)。

【きあいのハチマキ】
いつの間にか最強筆頭になっていたもちものです。最近まで効果を勘違いしていましたが、例えばHP5000のポケモンが4000ダメージを受けた際、回復量は4000×0.14=560、(4000-560)×0.14=481、(4000-560-481)×0.14=414で合計1455ですよね、多分。4000×0.14×3と思ってた。
気合い貫通するから弱いみたいな論もありますが、普段からダメージ計算してる感じ、防御特防30上昇がかなり悪さしています。足し算で防御特防を盛れるところがミソで、特に序盤の硬さが段違いになります。特別ミクロに自信がある方以外は取り敢えず着ければいい、正真正銘最強もちものと考えています。

【かいがらのすず】
クールダウン減少もちものだと思っていますか?その認識は正しいです。1回の回復効果は確かに強力ですが、如何せんクールタイムが長すぎるため正直腐っています。特攻24とクールダウン減少の目的で着けましょう。

【エナジーアンプ】
クールダウン減少もちものだと思っていますか?その認識は正しくありません。当然、ユナイト技のクールダウン減少もちものでもありません。ユナイト技を使ってから4秒間、全てのダメージを1.21倍にするぶっ壊れもちものです。ただし、確かユナイト技を押した瞬間から4秒のタイマーは動いているので、ユナイト技のエフェクトが長いとそれだけ効果時間は減少します、確か。一時期ピカチュウにエナジーアンプが流行ったのはこのためで、ユナイト技のモーションが短く、効果中に種々のクールダウン減少によって技を2セットほど挟めたため、ワンコンボで著しい瞬間ダメージを与えることが可能だったからです。知っていましたか?相性の悪いポケモンに持たせるエナジーアンプほど汚いものはないので、クールダウン減少目的で軽率に持たないようにしましょう。

これ以降は趣味寄りのもちものになり、また私もそんな考えたこと無いので話半分に見てください。

【エオスビスケット】
積めたら強いが、ぶっちゃけ気合いで良くね?

【ゴツゴツメット】
一撃でHPの10%を吹き飛ばされないと発動せず、また反射ダメージが自信の最大HP依存であるため、HPが多いと効果が発動しにくい、低いと発動しても与ダメが低いといったなんともチグハグなもちものです。HP270と防御51上昇に関しては割と評価しており、レモータ最終期の超物理環境においてはぶっちゃけアリなもちものでした。

【とつげきチョッキ】
ゴツゴツメットと異なり、こちらは本体の効果も非常に強力です。明確なバリヤード、ミュウのメタとなるため正直ネタもちものではないと思っています。ゴツゴツメット同様HP、特防上昇も馬鹿にならず、下手な火力アイテムを持つくらいならこれ持ってたほうが活きる場面は多いんじゃないかとさえ最近は思っています。マユツバだけどね。

【おたすけバリア】
すっかり見なくなったけど、絶対弱くはないよね。

【がくしゅうそうち】
がくしゅうそうち持ちはレーンの相方にラスヒ譲れみたいな論あったけど、当時は基本的に上レーンが最低レベルだから敢えて譲る必要はなかったよねと今更告白するよ。真価は中盤終盤の自動経験値。ファームに割く時間を削ってマクロに時間をかけられるのと、負けててもサポタンがしっかり育つのが非常に強くて、世界大会のたきグロも確かそこが強かったよね。

【かるいし】
なんかドードリオに強いらしいじゃん、ドードリオ出てからユナイトやってないから知らんねん実は。

【ゴールサポーター】
ナーフされて息してないね、お前は一生反省してろ。

【たべのこし】
そんなもちものは実装されていません。

汎用性、個別の性能を評価して適当にランク付けしたのがこれ

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