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つきとたいよう

 つきとたいよう。相反する天体ではあるけれど、それらを兼ね備えたような人物がいる。徐明浩、またの名をTHE 8。今日は彼に向けて思いの丈を綴らせて欲しい。本稿ではTHE 8のことをみょんほ・ハオさんと表記します。

 私がハオさんを見つけだしたのはSEVENTEENを好きになってしばらく経ってからのこと。気づいたら好きになっていた、と言っても良いと思う。不思議なくらい自然に懐に入り込んできたハオさんの虜になっていた。今となってその理由について考えてみると、ふと思うところがある。つきとたいようのような、対になるようでそうでない彼の魅力に惹かれたからだと思う。


 つきのようなハオさん。儚くて穏やかな彼の姿にいつの間にか引き込まれていた。守りたくなるような、包み込みたくなるような存在。愛おしいあまりに、寂しさまで溢れてしまう。そう思わせてくれたきっかけが、'Ready to love'のMVだった。

 1:33から始まるハオさんパート。曲を聴いて胸を締め付けられる感覚を味わったのは初めてだった。今までもバラード曲は出ているけれど、私が一番衝撃を受けたのはレリルラだった。

初めて感じた心臓の鼓動が こんなに早いと思わなかった

 レリルラでハオさんが歌う歌詞。どの曲でもハオさんの歌声を聴くと自然と鼓動が早くなるのは私だけではないと思いたい。推しフィルターがかかっているからなのかもしれないけれど、ハオさんパートを今か今かと待ち構えている自分が常にいる。新曲やライブはもちろん、普段サブスクやCD越しに聴く時だって。ほわほわと浮くような、触れてしまえば消えてしまうような。胸を締め付けられる感覚にもなってしまう。そんなハオさんの歌い方がとてつもなく大好きだ(けれど海域は聴くたびに胸が押しつぶされてしまうので聴く回数を自制している)。

 ハオさんから包み込みたくなるような愛しさを感じるのは歌声だけではない。パフォーマンスからもひしひしと伝わってくる。しっかりと佇みながらも、しなやかに踊る姿。『踊る』というよりも『舞う』という言葉がしっくりくるのは私だけかもしれない。指先から伝わる凛とした空気感。ずっとこの人の踊りを眺めていたい、そう思わせてくれたのがハオさんだった。

 Anyoneはどちらかというとロックチューンに該当すると思う。異論は大いに認めるけれど、Anyoneが醸し出す儚さをどことなくハオさんが担っているのではないかとも思う。ハオさんの雰囲気とYour Choiceの親和性は非常に良いので、レリルラ然りAnyone然り何かカチッとはまるものがあると思う(個人的主観)。


 つきのように穏やかなハオさん。その一方で彼はたいようのようなあたたかさを持ち合わせている。私たちCARATに対する姿勢も本当にあたたかくて愛おしい。そう実感したのがSEVENTEEN 2023 JAPAN FANMEETING 'LOVE' のリハだった。
 京セラドーム2日目のリハーサル。私にとって初めてSEVENTEENをこの目に焼き付けた日だった。生まれて初めて生で見るSEVENTEENの姿に、興奮を通り越して混乱状態だった私。そんな状態でも、覚えていることがある。アリーナ最前にいたハオペンさんに向かってハオさんがペンサをしていたこと(読み飛ばしていただいても結構です)。
 当の本人もあまりにも近くで最推しを見られることに狂喜乱舞していたことだろう。気持ちはものすごく分かる。そんな中あろうことか、手にしていたネームボードを上下逆さまに向けてしまっていたのである。 なんとそれに気づいたハオさんは、ネームボードが逆さまであることを当該ペンさんにジェスチャーで伝えた。驚くのはこれだけではない。ネームボードを持ち直した当該ペンさんに向けてグッドポーズを送ったのである。『よくできました。』と伝えているように。
 自分が浴びたペンサでもないのに今でも鮮明に覚えているのは、ハオさんのあたたかさに胸を打たれたからだと思う。嫉妬どころか、『こんなにも愛に溢れた姿をCARATに見せてくれるようなアイドルを、ハオさんを好きでいて良かった』という気持ちでいっぱいになった。自分が彼のファンであることを誇らしくなった。ハオさんがたいようなら、CARATは日だまりのよう。そんな関係性が愛おしくて笑みがこぼれることがたまにある。

 燦燦と降り注ぐようなあたたかさのみならず、赤々と燃え滾る熱さを持ち合わせているのもハオさん。キリングパートのごとくとどめを刺すような歌声。場を掌握したような歌い方に圧倒されることもしばしばある。もちろんパフォーマンスでも。

 1番サビ終わりのダンスパート。いつ見てもゾクゾクしてしまう。さすがパフォーマンスチームの一員、と言うと薄っぺらいけれどその言葉以外にどうやって表現すれば良いのか分からない。SEVENTEENという名のチームをダンスで率いているようで。軸がぶれないからこそ、ダイナミックに踊るハオさんの姿は本当に惚れ惚れする。いつか近いうちにこの目でHITを踊るハオさんを見られると良いな。


 メンバーをCARATを愛し、そして愛されているハオさん。まっすぐに想いを伝えてくれるあなたの姿が本当に愛おしいです。
 あなたの瞳に映る世界が、これからもどうかおだやかなものでありますように。どうかあたたかい世界で健やかに過ごせますように。
 みょんほや、これからも私たちCARATがあなたを輝かせるから、あなたはいつまでも私たちを照らしていてね。今日の空に浮かぶ、つきとたいようにあなたを重ねて。

 

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