キャラメル

いつもの如く、昼休憩でコーヒーを飲みにコンビニへ。

イートインコーナーでコーヒーマシンからコーヒーが注ぎ終わるまでの一瞬、席取りの意味で置いた会計済みのキャラメルの箱が一瞬の内に無くなっている。

なんという。無情。人情紙風船。それは古い映画。でもでもイートインコーナーには他の客もいたのに。東京砂漠。ここは東京じゃないけれど。

今頃、犯人の口の中で美味しく溶けているキャラメルの甘さを思いちょっと泣きそうになる。

たしか10粒ほど入っていたと思う。一粒毎に罪の苦さを感じるように遠隔から念を送りつつ。

今度は裂きイカの袋や洗顔フォームなど置いてみて犯人像に迫ってみようかとも思うが。

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