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警察官からの転職で最初にぶつかる壁

皆さんこんにちは。
元警察官のけいです。 
今回は、警察官からの転職で最初にぶつかる壁について書こうと思います。


①退職する理由は十人十色!

何度も受験して警察に入った方、就職活動の一つとして受験して警察に入った方、子供の頃からの憧れで将来は警察官になるのが夢だった方、公務員で安定しているから警察官になった方、などなど、、、。
警察官になった方々の動機は色々あると思います。

 

しかし、実際に警察官になってみると、思っていたのと違うといったことがあると思います。
公務員なのに残業代がつかないこともある!警察という仕事柄の束縛が意外とある!体育会系の気質になじめない!上司が厳しくて耐えられない!

そういった想いが溜まり、退職するという方もみえます。

また、パワハラ、セクハラ、飲酒運転、痴漢、業務上横領などで警察をクビになってしまった方々も。

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②警察官を辞めた後に待ち受けているもの

皆さん、警察官を辞めた人に残っているものはなんだと思いますか?

  

実は、、、、
警察官を辞めた人に残っているものは特にありません。

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介護士であれば、介護福祉士という国家資格があり、退職しても再就職はすぐにできます。いやホントすぐに就職できます(笑)
看護師であれば、看護師免許があるので、病院や施設など就職はそれほど難しくないと聞きます。
他にも、製造業や自動車整備士、電気工事士などなど、資格がある職業は次の仕事に活かせるものがあったり、履歴書に書けるものがありますが、警察官は仕事を続けていても、「手に職」がつくわけではありません。
ですので、警察官を辞めてしまうと、手元にカタチとして残るものはありません。

  

もちろん、警察官という仕事に就いていると、コミュニケーション能力が向上したり、機動隊では車の大型免許を取得したり、機動隊で潜水士の資格を取得、というのもあるかもしれません。根性つきましたって人もいるかと思いますw
しかし、資格取得は一部の方であったり、辞めて次の仕事に直結するかといったら、それはなかなか難しいのではないかと思います。

  

そして、世間的には「誰にでも就ける仕事じゃないのに、なぜ辞めてしまったのか?」「公務員で安定しているのにもったいない」「公務員を辞めるなんて、何かやらかしたんではないか」と、色々と勘ぐられます。

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実際私も何回も聞かれました(笑)その都度イチから説明しましたよ(笑)「何かやらかしたんではないか」これは疑われてたかなぁと思います。まぁ、手堅い公務員をそう簡単には辞めませんからね。その勘ぐりをどう乗り越えるか?それは、仕事を頑張るしか無いですかね(当たり前ですがw)

警察官を退職し、次の仕事を始める際、こうやって勘ぐられるのは避けられないかなと思います。他の職業だったら、「何かやらかしたんではないか」と勘ぐられるのも、あまりないと思いますが、元警察官は、疑われます(笑)

警察官を辞めた後に待ち受けているもの、それはこうやって色眼鏡で見られることなんです。
警察の仕事が辛くて、嫌で辞めたとしても、転職活動の面接では、「辛くて辞めました。」「上司とソリが合わなくて辞めました。」なんて言えませんよね(笑)どうにか前向きな転職理由をひねり出します。


③結論

今回の記事のタイトル、、、警察からの転職で最初にぶつかる壁。それは「公務員である警察官を辞めただなんて、何かやらかしたんではないか?」と疑われることです。

この色眼鏡を突破するには、それらしい転職理由をきれいに述べるよりも、新しい職場で必要とされる人間になることです。貪欲に、ガツガツと仕事に取り組んで、一日も早く一人前のイチ戦力として通用する人間になることです。当たり前だろ!と言われればそれまでなんですけどね(笑 

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私のブログでは、警察官からの転職について、さらに深堀りして記事にしています。参考になれば幸いです。
https://www.moto-police.com/entry/2018/03/23/225925

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