PLASMAを終えて第4形態になる

まず始めに

私は、コロナでずっとライブに行けなかったんですよね。polygon waveも、実はチケットもあったのに断念してしまったんです。その決断はつらかったけど、私にとっては必要なものでした。それで、やっとやっとコロナ後に行けたPerfumeのライブがPLASMAでした。



Perfumeにやっと会えた、天空から

PLASMAツアー、なんといっても入ってすぐびっくりしたのは、お客さんに囲まれた、360度の中央ステージ。白い布で覆われたステージは、どんな演出になるのかな?と始まる前からすごくワクワクが止まりませんでした。

始まってすぐ、天空からPerfumeが降りてきたとき、近い!!!と思いました。これはコロナでライブに行けず、2年半ずっと会えなかったことが苦しくて、やっとの思いでライブに行けた私にとっては、もうそれだけで嬉しかったんです。
遂に空を飛んだ…と感動しつつ、この360度ステージで、できるだけみんなの近くに来てくれたんだと思いました。


Flowで私が肯定される

一曲目、正直、なにが来るか予想が全然ついてなかったんです。鳴り響いたのは、Flow。Perfumeがみんなを包み込むように、優しく優しく始まりました。この2年半のつらかったこと、そしてその中でも楽しかったことが肯定されたような気がしました。


レーザー光線と覚醒

ポリゴンウェイヴのレーザー光線から、私はわたしを取り戻せたような気がします。これだ、ずっとわたしに足りなかったときめき、どきどき、純粋に楽しいという気持ち。続いての再生。文字通りわたしが再生した気がします。
レーザー光線の演出、今回のツアーの演出の中でも一番好きでした。レーザーの膜の上に、雲が見えたときがあったと思っています。(違うかな?見えた方いますか?)これはスタンドからしか見えない景色です。不思議な、でも素敵な空間を作っていました。



手作りの演出

PLASMAは演出がすごく特徴的だと、素人のわたしでも感じました。チームPerfumeが言っているように、わざとスタッフさんを見せていました。時には上手く剥がれなくてハラハラさせるような時も。機械的な演出が多いPerfumeだからこそ、暖かみがすごく出ているような気がして、色々な人の力があるというのを伝えたかったんだなと感じました。

そしてまさかの椅子曲、Drive'n The Rain。美しさは、わたしが語るまでもありませんね。大好きです。たぶんみんな大好きです。トゥワーのTake me Take meが過ったのはわたしだけではないはず…(笑)。そこからのハテナビトは雨からの晴れを連想させるような、光が心を打つ素敵な美しさでした。ぽかぽかな空気感、その表現が直にくる芸術でした。ハテナビトはライブで聴くと、なにか不思議なチカラを持っているように感じました。


自然に生きること

ナチュラルに恋して。不自然ではなく、この今のライブが自然で、楽しい。スッと心に入りました。そこで止まるの!?近い!!と思わず感じますが、Perfumeのダンスが精巧だからこそできる、すっごいパフォーマンスだったと思います。それがPerfumeの自然なんですよね。努力の上に成り立っている才能だと思います。
そしてTime Warpですが、 polygon waveのときと違う印象を受けました。polygon waveのときは少し切なげな印象がありました。でも、PLASMAでは、この自然さの後からなのか、とても純粋な気持ちになれました。過去を肯定しきれたからなのかもしれません。


廻る世界

∞ループからのSpinning World。廻る世界、それを表すかのように、過去の演出がブラッシュアップされていました。Storyの半透明スクリーンが、円柱となってPerfumeと融合していました。表題曲としてふさわしい、見応えになるステージでした。全人類見た方がいいと思います。
今回の演出では、過去の演出を思わせるような箇所が他にもありました。白い布がとれる演出…わたしよりも詳しい方はたくさんいると思うので、ぜひ教えてください。
アンドロイド&、マワルカガミはポリゴンウェイヴ期から、ずっとライブで聴きたかったです。この新曲たちもまた廻る世界でブラッシュアップしてくれるかな。


声が出せなくても、できる

PTAのコーナー、声が出せないことを結構気にしてたんですが、杞憂でした。声が出せなくても最大限伝えるわたしたちと、最大限受け取るPerfume。360度の近いステージから、Perfumeはものすごくわたしたちを見てくれていました。

実は、今回のツアーで初めて、Perfumeの衣装を着てコス参戦しました。当たり前のことが当たり前にできなくなるということを痛感し、ずっとやってみたかったことをしたんです。結構恥ずかしくて、衣装の上にカーディガン着てさささっと席につく忍者ぶりだったのですが、ライブ中はめちゃくちゃ楽しかったです。名古屋2日目のMCのときにすぐゆかちゃんが見つけてくれて、3人から手を振ってもらえて、たぶんずっと忘れられない思い出にしてくれました。

マイメンTもぶち上がりで、マイメンTの方はあ〜ちゃんから全員見つかってましたね。Tシャツでこんな盛り上がったこと、あったっけ??(笑)

コミニュケーションは、声だけじゃない。如何に想いを持つか、伝えようとするか、受け取ろうとするかが大切なんだと思いました。手段じゃない、想いが何より大切なんだよね。


テンション爆上げ!!!

Party Maker、可変曲(ワンコ、エレワ、ポリ)、Puppy Loveで爆上がりです。ぶち上がりすぎてほぼ記憶ないです。
なんとなくですが、手の振りが楽しい曲たちだったのかなと思います。ずっと続いてほしい…そう思ってしまう時間でした。



未来に帰らなくちゃ

STAR TRAIN、ここぞという時の曲だと思っています。過去を振り返りつつ、これから先の未来を見つめる、Perfumeになくてはならない曲だと思っています。Perfumeの歌声、綺麗だった。Perfumeがさらに未来を見てくれていることに対して、わたしは涙が止まりませんでした。
Perfume自身にも幸せになってほしいと感じつつ、まだ一緒に進みたいと思ってしまう…。わたし自身がここまで頑張ってこれているのは、Perfumeがいつもライブで私を励ましてくれていたからだよ。わたしのお手本となるPerfumeが素敵だからこそ、私は自分のことを少しだけ好きになれた。本当に本当にいつもありがとう。Perfume3人が進むという気持ちがある限り、わたしはついて行きます。

さよなら、プラスティックワールド。Perfumeから「またね、また絶対会おうね」って心の声が聞こえてきたのは、たぶんわたしだけじゃないと思います。


ループするPLASMA、現実世界

PLASMAで始まって、PLASMAで終わる。どことなくループを想わせるような、終わりと始まり。PLASMAツアーは順番などなくて、Perfumeがただ、わたしたちのところへ来てくれた世界なんだなと思います。
これはわたしの完全な妄想ですが、Spinning Worldの世界は、ここではない世界だと思っています。Spinning衣装の赤、その反対は緑…?PLASMAツアーの衣装は緑で、つまり現実世界を意味してるのではないでしょうか。確実に、現実世界にPerfumeも私もいる。PLASMAの第4形態は、アルバムの世界(異世界)とツアーの世界(現実世界)があって、いろいろな世界にいる状態を指してるのかなと思ったりしました。

いろいろな、わたしがあっても良いんじゃない?


終わりに

おそらくまだ書ききれないことはありますが、きりがないのでこのあたりで失礼したいと思います。ここまでお読みいただいた皆様、ありがとうございました。
実は初noteなので、暖かく見守ってください。PLASMAへの想いが溢れてでてしまったので、共有できて嬉しいです。
また、少しの未来で会いましょう。しくのん



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