写真_2019-01-21_10_07_10

正しい「正」の使い方、、

娘が保育園に通うようになり、妻から「家事バランス」の見直しを提案された。
家事バランスとは、過度なストレスや疲労を溜めることなく、互いを尊重し合いながら快適な生活が送れるよう、夫婦間で結ばれる友好協定(強制的効力を持つ)である。

妻の育休中、私が担当したのは主に風呂掃除やゴミ出し。休日はそこに掃除や食事作りも加わった。しかし、家事と呼ばれる家庭内業務は見えないところに潜んでいた(らしい)。

見直し提案で妻が主張したのは、私が担当する家事を現行の4分の1から2分の1に拡張するというもの。これに私は反発。すでに2分の1を実行していると主張し、互いの意見は平行線をたどるかのように思われた、、

しかし、妻はここで会心の一撃を放つ。

あなたは見える部分(の家事)しかやっていない。

納得のいかない私に、妻はさらに追い打ちをかける。
居間にあるカレンダーに、実行した家事を一つ一つ「正」の字で記録していこうと言うのだ。
この「正」の字が私を困らせることになるとは、その時は知る由もなかった。

実証実験が始まって数日。書き込まれていく「正」の文字。
私のエンジンに不調があることは明らかだった。
それに反して、快調に飛ばす妻の「正」。
トイレやお風呂マット、ゴミ袋の交換、米炊き、玄関掃除、娘の登園準備は誰がやっていますか?
妻から突きつけられる無言の圧。いや、「正」の字の圧。笑

困ったのは、私自身がその数を稼ごうとしてしまうこと。
妻の「正」の字に追いつこうと、つい家事の先回りをしてしまった。
ついには米炊きやゴミ袋交換、シンクの掃除など、これまで手を出して来なかった範囲にまで手を出すようになった。
ハメラレタ、、
妻の手の上で躍らされた私は自ら4分の1を証明することとなった。

その後は察しの通り。
家事バランスに悩んでいる方。正しい「正」の使い方をぜひ参考に。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?