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女風を予約してセラピストに会うまで

40代 結婚15年以上の主婦

最近、夫と夜の時間があまりないな
あっても…
なんだか、一方的で私のことはお構いなし

何度か話し合ってきたけど
お互いが交わるところを見つけられずにいた

『このまま私は女として終わってしまうのだろうか?』

ふとそんなことが頭がよぎった

女性として魅力がないのだろうか?

"イク"ということを知らずに人生を終えるのだろうか?
女性として大切に抱かれることはもうないのだろうか?

そんなことが頭をよぎる

夫と手を繋いでデート♡
美味しいご飯を食べに行く

楽しく仲良く過ごしてはいるけど……

何か物足りない…
夫と夜の時間…

これをどう解決したらいいのだろうか?

そんなことを思っていたある日

最近通い出したサロンで
「既婚者アプリってあるの知ってますか?」
そう聞かれた

はじめてその言葉を聞いて気になり
帰り道に速攻で検索

検索してみると
かなりの数のアプリが存在することを知った。

登録してみようか…
夫以外の人と出会ってみようか…

悩みながらも、なぜか登録できないでいた

そんな時、何を検索してそこに辿り着いたかは思い出せないが
「女性風俗(女風)」というものがあることを知った。

プロだ…
検索して毎日見る日々

次の東京出張の時にお願いしたい。
突然、そう思うようになった。

160名以上いるセラピスト(男性)
何を基準に選んだらいいのかわからない

あっ!リピートランキングの上位の方なら
大丈夫だろう!

そう思い、リピートランキングをチェックし始める。

顔だしされてる方、モザイクで1部消されてる方
顔すべてモザイクの方

イケメンばかりそうだけど、本当に色々な方がいる

技術売りの方、癒し売りの方、顔が売りの方

リピートランキング1位の方をまずはチェック✔️

自己紹介文、写メ日記、Xを読み漁る

何度も読む
だけど、どうしてもリピートランキング1位の人に予約することができなかった

そんな時
デビューして1ヶ月のある新人が目に留まる

デビューして1ヶ月…
新人ランキングも上位ではない

だけど
何度も彼のところで手が止まる

次の東京への出張まであと1週間

何度も何度も
自己紹介文、写メ日記、口コミ、Xを読み漁る

モザイクのかかった写真は
爽やかイケメンに見える

だけど、目しか見えない
本当のところはわからない

口コミを見る限り
会った方がイケメンと書いてる人が多い

それを信じられるのか?
そんなとこを思いながら、悩む日々

こんなこと誰にも相談できない…
利用したことあるなんて周りから聞いたこともない
そもそも女風なんて言葉は知らなかった

自分に何度も問う
『本当に利用したいの?』
『そこまでして自分の欲を満たしたいの?』

何度もなんども自分に聞いても
答えは『yes』だった

進むしかない

何人か他に見ていたセラピストさんたちも
どんどんわたしの予約したい時間が埋まっていく。

何度もホームページを開いて気になったのは
彼だけ
そして、その時間だけ予約が空いていたのも
彼だけ
他の時間は埋まってるのに…

Xのプロフィール欄には
お気軽にDMくださいって書いてる

どんな人かやりとりしてみたらわかるかも
不安が少なくなるかも
そう思って
勇気を振り絞りDMをしてみる

わたしよりもかなり年下の30代新人セラピストに

『女風の利用は初めてなのですがHさんのことが気になっています。ただどんな人がわからないのでDMをさせていただきました。』とか

そんな感じでDMしたと思う

彼からのDMは即返ってきた
わたしに心の余裕を持たせてはくれなかった

即返ってきたDMに驚きながらも
丁寧に向き合ってくれているのが
わかる内容だった

『はじめては緊張しますよね。興味持ってDMしてくださって嬉しいです。ありがとうございます。』とか

そんな内容だったと思う。

予約したいけど、悩んでる。
怖いって話したら。
"仮予約"できるのことを教えてくれた
だったらお願いします。ってお願いした。

覚悟を決めた瞬間
これが東京出張の3日前

当日まで毎日、DMをして
わたしに安心感を与えてくれた

東京へ向かう途中
何度も吐きそうになった
怖かった
本当にいいの?となんども自分に聞く

正直、逃げたくなった
その気持ちさえも
HくんにDMした

Hくんは『だめーーー笑』って返事をくれる
もちろんその前に
『はじめては緊張するよね。』と
共感してくれた上で

すでにコミ力が高い

ホテル前で待ち合わせ
着いたらDMが来て
迎えにいく

エレベーターの中で
心臓が何度も飛び出しそうになった

ドキドキは
新しいことへの不安
この経験の後に世界が変わることへの確信

エレベーターの扉を開けた瞬間
すぐに彼だとわかった
何人もそこにいたのに

彼もすぐにわたしに気がついた

初めましての会釈をして
2人でエレベーターに乗り込む

セラピストさんってすごいと思う
こちらはモザイクがかかってたとしても
一部はわかってる
年齢、身長、好きなことなどなど
だけど、彼らは私たちユーザーのことを
何も知らない
年齢、性格、好きなこと、身長さえも
それでも予約が入ればくる

すごい仕事だと思う

DMで最初に
すごい年上だけど大丈夫ですか?と
話してたから
60代以上の方が来ると思ってたらしい笑

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