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ルーツに纏わるインタビュー vol.2

僕の友人、知人がどの様な経緯で今聴いている/演奏している音楽に出会ったのかを知りたくて行いました。
今回はs.u.z.u.k tultuuga ockestla, sirius, ジャンプス等で活躍している鈴木氏に話を伺いました。

https://note.mu/secretmethod/n/n8f53d3074842?magazine_key=m6bc7fd00d460

上記音声データが当日の内容です。
以下が後日メールにて追加インタビューした内容とインタビュー中に出てきた音源やバンドのレビューです。

”追加インタビュー”

---アルバムを通してトータルでカッコいい音楽を幾つか教えてもらいましたが、もう少し現在のもの、又は大学以降での音楽の出会いがありましたら教えてください。

(鈴木氏)
あのときインタビューしたトータルの話がなんか今ちょっとこっぱずかしく感じてしまいまして、トータルして自分はいろんなところににわかであって、でも枠組みはある。でもわからなくなります。
自分はいろんな脱線から何かを得ていく、みたいなもの、こと、が好きだな、と思って、ちょっと脱線してきましたね、今も。とはいえなにを脱線するんだ、というか線はあるのか、という気持ちもあって、でもやはり求めてしまうものはそこにありけり、みたいな感覚もあって。そのはざま、みたいな人はやはり気になるし、そわそわします。
ちなみに大学時代わくわくしたもの少しあげると、Hardcore Ball、というコンピに入っていたCowpersの曲だったり、Pelicanというバンドの Fire in our throats will beckon the thaw というアルバムだったり、国府達也氏のロック転生というアルバムだったり、 Guitars Undressed 、というコンピだったり、タージマハル旅行団のJuly, 15 1972だったり、マヘルシャラルハシュバズの他の岬だったり、 Dilute のGrape Blueprints Pour Spinach Olive Grapeだったり Eurich  のDiscography (1994-1996)だったり。
ちなみに底知れぬ出会いを掘り合わせてくれたdiskunion淵野辺、町田店には感謝しています。
掘るという行為にあこがれやわからなさ、ワクワクがつまってました。むしろそれが好きだったのかもしれません。あの気持ち。あと、ジャケ買いとか、噂買い、タイミングが良かったとか、出会い方とか、すべて含まれてました。
今もなんですがやっぱりわからなくて楽しすぎたし、これからも永遠にわくわくしたいんです。
ここ最近で出会えて良かった一枚は細胞文学- s/t, tnwh-5:00, 偶然の産物-こっそり聴かせてもらった新譜、Tumulus-Tiny Guitar Music and Mimesis, Meredith Monk-Turtle Dreams, あとDavid Grubbsの2016年作のやつ、気になってます。
ちなみに今は沈下橋に影響うけてますね。文字のごとく増水すると沈んでしまう橋なんです。川にちかくて。こないだ四万十川いってきて、すっかりとりこになってしまいました。

---ビースティーボーイズやスチャダラパーの姿勢や佇まい、在り方に影響を受けたと仰ってましたが、具体的にもう少し詳しく教えてください。

(鈴木氏)
具体的には雰囲気ですかね。あと単純に自分が分かり切ってないというか、にわかというか、そんなに調べてないというか笑、そういうところもあるかもしれません。そもそも分かりきるなんてことはないと思うのですが、分かりやすくて分からなくて、だからこそずっとあこがれているという感じがあります。
まぁ単純にかっこいいと思っているのは前提にありますね。でも永遠に自分がにわかなんです。

---ストレンジで聴いてる/背伸びして聴いてる音楽は今現在でもありましたら教えてください。

(鈴木氏)
背伸びはまず、なんかまだわかんないけどかっこいいっていっときたい、みたいな事故顕示欲背伸びがあったりするんですけど、そのなかでも、もういいや、になる背伸びと、わからないけどずっと続いていく、みたいな背伸びがあって、ずっと続いていく背伸びはいつか根底にあったりして、さっきの脱線の話とも近づいていくのですが、今自分はどちらかというと脱線している、いきたい、と思ってるのですが根底にはやっぱりあったりして、そのはざま、みたいにたたずまれるものはいつだって気になるし、全然わかってないけど、やっぱこれ好きやわ~とかつぶやきたくなります。
芸能山城組/輪廻交響楽
単純にまだ一度しか聴けていない部分もある背伸び感はあるのですが、これは好き、といっておきたいかんじがありました。

タージマハル旅行団/July, 15 1972
感じていたいですね。背伸びやわからない含め、感じていたいんですよ。

S.B.O.T.H.I./ Swimming Behavior Of The Human Infant
永遠に背伸びしていたいですね。かっこよすぎるし、わからないです。こうありたいかもしれないです。あこがれです。

おじや(味噌)はかなりはざまにある気がいま食べてて思いました。
バリバリ根底だし、でも脂ぎってるときは背伸びというか体育座りというか、あこがれかもしれないし、理想ですね。

”ディスクレビュー”

Back Drop Bomb/Micromaximum(Toy's Factory, 1999)

あたまカカカカって感じになりました。チャンピオンサウンドってワードがいいですね。

Rage Against The Machine/Evil Empire(Epic, 1996)

日々イライラしてると、目の前のやつにブロック塀思いっきりぶん殴るような衝動になってしまったりしますが、これをきいて拳握り己自信を殴ります。

Beastie Boys/Ill Communication(Capitol, Grand Royal, 1994)

ワクワクの宝庫、どこいくのここいく?あ、でもあっちかな?やっぱこっち!ワクワクパク!でも退屈もあるな~みたいな未だに分かってないし大好きな一枚です。

スチャダラパー/ポテン・ヒッツ~シングル・コレクション~(Ki/oon, 1994)

ゲームボーイズの歌詞を必死に覚えました。

Fordirelifesake/Breathing In Is Only Half The Function(Forge Again, 2002)

先輩がコンピを作ってくれて、その中にこのアルバムのjust a memoryって曲がはいっていて、オレはうちぬかれました。そして聴いたこのアルバム、も、やはり最高で、永遠にあこがれだし、セパルトゥラのTシャツに腕まくりでとんでもないタッピング、みたいな姿勢は、永遠に影響をうけていたいです。

Shai Hulud/ That Within Blood Ill-Tempered(Revelation, 2003)

Take Actionのコンピ にこのアルバムのGiven Flight By Demon's Wings て曲が 入っていて、まずぶっとばされ、そしてこのアルバム聴いて雷落ちてきたかんじです。
カットディープってあのときからずっと叫んでいるんです。




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