インターネット時代の倫理や道徳に基づく規範(べき)について
多くの人は内面にある自己の「正しさ」に従って行動しようと考えている。この「正しさ」を支えているのが、それぞれの「価値観」であろう。ただし、「価値観」はもはや多様であることが前提である。「価値観」は地域や組織によって何らかの傾向があるとはいえ、「あの人とは価値観が合う、合わない」という言葉から分かるように「個」を前提とした概念としてもはや流通している。さらに言えば、価値観は他者に強要することはできないというところまで理解されているように思われる。
とは言え、「価値観」を他者と共