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大切な君へ

世界にただひとりの


大切な君に


午前三時の時報とともに


玄関に届ける


僕の想いの丈を


詰め込んだ花束

夜が明けて


目覚めた君は


新聞を取りに行き


それを見つけるだろう

思えば君との出逢いは


必然でしか無く


きっと前世からの


強い絆

僕の酸性の愛で


自らの身体が溶け


例え朽ち果てるとも


立ち枯れた巨木が


小さな犬小屋を


伸ばした根で囲うように


君を守ろう

今日は


僕と君の記念日では無いけれど


きっと


この地球上の


誰かにとっては記念日


ひとの幸せを


喜べる君には


誰よりも


似合う花束


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