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spotifyの月間リスナー数が4万8千人になった話とその要因

ビートメーカーのseekxです。

spotifyの月間リスナー数が4万8千人を超えました!


lofi名義のseekx
ambient名義のwidx.

あと数日で5万人に達する見込みです。

ちょうど一ヶ月ほど前に↓の記事を書いたのですが、一ヶ月で1万人ほど増えました。
本当にありがたい限り。

実際にはlofi名義のseekxのリスナー数はほとんど変わってなくて、ambient名義のwidx.ほうが好調です。


こちらは1ヵ月の再生回数の遷移

キャリアとしてはlofiを作っている期間のほうが遥かに長いですが、先月始めたambient名義に数字を追い越されてしまいました。
今後のリリース予定、ある程度の計画(策略)を踏まえるともっと差が尽きそう。

いや、良いことなんだけど。

もちろんどちらのジャンルでも、今できることを最大限反映させて楽曲を作っています。

ではなぜlofiは思うように伸びないのか、ambientは作り始めたばかりなのに一定の成果が出ているか考察してみようと思います。


①ジャンルの歴史の違い

lofiが流行り始めたのは2010年代中盤頃。

さらに起源をたどると、"nujabes""J Dilla"と言われています。

(ちなみにこの手の話でJDの名前を出すと、それは違うJDはlofiじゃないと言ってくる人もいるので気を付けましょう。)

つまりジャンルとしての歴史が長いです。

一方ambient、とりわけ今流行っているdark ambientと呼ばれるジャンルが流行り始めたのは2022年。

øneheart と reidenshi のこの曲が、インターネットミームのliminal spaceという動画上で使用されたことにより、一気に知名度が上がりました。

ambientというジャンルは昔からありましたが、
この一曲より、従来とは異なるdark ambientというものが一ジャンルとして認知されるに至ります。

つまりジャンルの歴史の長さが全然違うわけです。

この"歴史の違い"というのが重要です。この後もいくつか考えうる要因を挙げますが、結局ここに収束することがほとんどです。


②アーティストの数が違う

lofi、死ぬほどたくさんアーティストがいます。

一方dark ambientは増えてきているとはいえまだまだ少ないです。

つまり競合の数が少ないです。

こんな言い方はあまりしたくありませんが、ジャンル的にはまだブルーオーシャンと言えます

おそらく今後もっとアーティスト人口は増えていくでしょう。

止まっている暇はないわけです。

③レーベルの数が違う

こちらもlofiとambientでは全然数が違います。

lofiはアーティストも多いし、乱立しているとは言わないまでもレーベルの数も多い。

また、大きなレーベルとなるとそもそもデモの提出を受け付けていない所も多いです。

一方ambientを扱っているレーベルはまだまだ少ないです。

dark ambientを世に広めたレーベル"dreamscape"もデモの提出はまだオープンされています。

クオリティさえあれば一気にトップレーベルからリリースできる可能性もあります。

この点からも参入障壁が低いといえるのでは。


④単純にクオリティが違う

これはあまり考えたくありませんが、自分の作る曲の中でlofiよりambientの方がクオリティが高いという可能性もあります。

何事も歴が長いからといってクオリティが上がるわけではありません。

自分のことになると客観的に判断するのは難しいですが、この可能性も念頭に置いて曲づくりに励む必要がありそうです。

・新曲リリース

そんなambient名義のwidx.ですが、本日リリースがあります。

"ray of light"という曲をリリースしました。

深い闇の中に挿す一筋の光のような刹那的な楽曲です。

また、こちらは"sped upバージョン"と"slowed+reverbedバージョン"もリリース予定です。

このバージョン違いでのリリースもambient独自の文化ですね。

テンポの違いだけでなくピッチ(キー)も変わっているので、原曲とは一味違う世界観を味わえるかと思います。

下のバナーからプリセーブできます。


※2ヵ月連続で某ウィルスに感染しました。皆様もお気を付けください。

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このnoteでは毎週ビートメイク/曲作りや音楽配信についてなど音楽に関する記事を配信していますので、今回の記事が気に入った方はチェックしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた次回!


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