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【7/8発刊】 Seel 最新号 Vol.35 テーマ発表

こんにちは、Seel編集部です!
いよいよ夏本番となる7月8日、Seel最新号であるVol.35が発刊されます!
本記事では発刊に先がけまして、次号のテーマをご紹介します。

今回のテーマは「食とシコウ」です。

食というとあまりに身近すぎる文化に感じられますが、ここ数年でそのトレンドは急激に変わってきています。コンビニ食の進化によりクオリティの高いお弁当がいつでも手に入るようになり、食品の栄養価表示の誇張は当たり前となりました。

その中でも私たちの食体験を根本的に変えたのがInstagramで魅力的に映ることを意識した「映えメシ」。ただ単に食べるだけでなく、写真を撮影し、その見た目やブランド力を踏まえInstagramで共有するまでが一連の食体験となっています。

時代を問わずとも、美味しいものは私たちを夢中にさせます。さらには見た目が魅力的なものや流行りの食べ物は、問答無用で食べてみたくなってしまいます。

しかし、食べ物の見た目や味にばかり直感的に気をとられるあまり、私たちは食べるという行為に対してきちんと向き合い「思考する」機会を失いつつあるのかもしれません。

その食品にはどのような成分が含まれているのか、どのような文化や思想が隠れているのか。さらには食の未来とは、いかなるものなのか。そうした考えは面倒だとあしらわれがちですし、私たちは目の前にある食べ物を、疑問や推考なく口に運んでしまいがちです。

しかし、そのような食べ方をする私たちは、本当に食に向き合っているといえるのでしょうか。

「美味しければ何でもいい」「見た目が良ければ何でもいい」と割り切るのは簡単です。むしろそのほうが、すぐに快感を得ることができるのかもしれない。しかし食糧問題や多様化する食の思想に目を向ければ、「何を食べるべきか」を自らの意思で選択しなければならない時代がすぐそこまで来ているのは明らかです。

こうした食の転換期の中で、私たちは「食を通して幸福になる」ということについて、味覚や視覚からくる快感だけに囚われず、もう少し深く考え「味わう」べきなのかもしれません。

毎日の食事に「シコウ」というスパイスを加えることで、「何を食べるか」を選ぶときに少しでも選択肢を広げてもらいたい。その多様な食選択の幅が、食をより楽しむためのカギになりうると信じ、今号を制作しました。

今回、Seelでは「シコウ」というキーワードのもと、食が持つ嗜好性の魔力、現代社会の食問題、昆虫という未来の食、そして現代の若者と食文化のあり方、という4つの「食材」を用いて、私たちの食について、少し立ち止まって考えるための特集を組み上げました。

あなたは、これから何を食べますか?それは、どんな食べ物ですか?食をより楽しむために、Seelは「シコウ」のタネをお届けします。



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