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私を構成する5つのマンガ ハイキュー!!編

#私を構成する5つのマンガ

第2弾、ハイキュー!!編です。

「ハイキュー!!」
集英社 週刊少年ジャンプ連載中 1〜44巻

もともとジャンプで人気なのは知ってたけど読んでいなくて、アニメを見始めてからどハマリして全巻揃えたハイキュー!!。

ざっくりあらすじを言うと、バレーボールが大好きで仕方ない日向翔陽が、かつて憧れた「小さな巨人」がいた烏野高校排球部で中学時代試合でボコボコにされた「コート上の王様」影山飛雄と再会し、影山やバレーボール部の仲間たちと成長していく青春ストーリー。

主人公がちゃんとそのスポーツを学びながら成長していくところや、愛すべきキャラクターが多いところなど、結構ダイヤのAと似てる点が多くて、スポーツ漫画の王道を行ってると思うハイキュー!!。ジャンプには珍しく超人すぎないところが好き。バレーボールは詳しくないけど、プロ野球選手でもたまに本物の化物がいるし、きっと日向と影山みたいな人が現れたこともあったはずだし、現れるはずだ。ほら居たじゃん5連続サーブでセット勝ち取った人。

ハイキュー!!のおすすめポイントも2つ。
「大人が使う言葉」と「日向のバレーボールへの熱き想い」。

まず1つめ、「大人が使う言葉」。
ハイキュー!!は大きく分けると、インターハイ編と春高編に分かれている。インターハイ編でも春高編でも、大事な局面で鵜飼コーチと顧問の武田先生が生徒たちに伝えるメッセージがとにかく素晴らしい。インターハイでの鵜飼コーチの言葉、春高での武田先生の言葉、涙なしでは読めなかったし、社会人のわたしにもとても強く響いた。目に見えて勝ち負けがわかる世界から遠ざかった今、思い出すことすらできないような感覚に引き戻される。わたしは運動部じゃなかったし、大会経験も少ないから、こういうのにとっても弱い。武田先生が「今日、君は何にも負けていない」って言うシーンは思い出しただけでも泣けてくる。別に何でも構わない。目の前の試合、目の前の仕事、正面から挑む姿はきっと負けてないし、かっこいいんだと思う。あー自分で言ってて耳が痛い。

そして2つめ、「日向のバレー愛」。
44巻まで一貫して、どんなに落ち込むことがあっても決してその手足を動かすこと、頭で考えることを止めない日向。最初はサーブもレシーブも下手くそだったけど、ひたむきにバレーボールを愛し、バレーボールと向き合い、できることを徐々に増やしていく。練習したことを自分の血と、肉としていく。シンプルでいちばん難しいことを、まるで当然のようにやっている日向が大事なところで活躍した稲荷崎戦はめちゃくちゃ号泣した。稲荷崎戦は本当に激アツで、稲荷崎高校のメンバーもとても高校生とは思えないほどしっかりとものごとを捉えていてかっこいい。こんなキャプテンの元で部活したかった…!とわたしは思った。

影山がどこまでも王様だったり、澤村がどこまでもお父さんだったり、月島や山口の覚醒する瞬間だったり、他にもほんっとにおすすめしたいところがたくさんありすぎるけど、それは是非読むことで体感してほしい。ボリュームはすごいけど、完結したことで先が見えたし、ずーーーっと面白くてムダがない。アニメから入ってもいいけど、途中OVAになってごっそり抜けちゃうので漫画で読んでほしい。自分がこんなに愛せるものがない人ほど、読んでみてほしいなあ。

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