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西方外典最終話 メリナ様達VSラスボス戦最終局面における西方組連続攻撃の分析と考察…その2

皆様こんにちは。
今回は「西方外典最終話 メリナ様達VSラスボス戦最終局面における西方組連続攻撃の分析と考察…その2」でございます。

その1をご覧になっていない方は ↓

西方外典最終話 メリナ様達VSラスボス戦最終局面における西方組連続攻撃の分析と考察…その1|セファ|note

からどうぞ。

ではいつものから↓
注意:西方外典最終話まで&キャラクエ等ネタバレあり。記事の名前ではラスボスと表記してますが記事本編ではガッツリ書いちゃいます。
公式設定に基づいた、あくまでも個人の考えです。


〇 西方組の連続攻撃についての分析と考察


それでは前回の続きから。
西方組連続攻撃…3人目はミルシャさんです。

3:ミルシャさんの攻撃(タラサ・イファロス)

・ミルシャさんの攻撃について
ミルシャさんが放った攻撃…タラサ・イファロスはジャンプしたミルシャさんが落下の勢いを利用し、そのまま槍で攻撃するようなモーションです。

上の画像のように地面上にいる敵に対しての攻撃でしたら問題ないのですが、今回のテユール・メナス戦みたいな敵足元に足場がない地形で攻撃すると、外したり躱された場合にミルシャさんが真っ逆さまに落ちて行ってしまう致命的な弱点があります。

もしタラサ・イファロスが外れたり躱された場合、このような地形だと落ちてしまう…

西方組はゼルベリヤを救うのに犠牲は出したくないので当然ミルシャさんの外したら一発アウトなタラサ・イファロスのデメリットへの対応策もあるはずです…それについて考えていきます。

プライ殿の攻撃と同じく1年以上考え、先日遂に
「タラサ・イファロスが外れた場合、メリナ様がフォローに入る」
という対応策を考えました。
具体的に書くと、ミルシャさんがタラサ・イファロスを外し落下しそうになった瞬間にメリナ様が落下起動~自分たちの足場へ向けてレイン・オブ・マナを全弾放ちます。

ミルシャさんの遊泳力とレイン・オブ・マナの攻撃の勢いで地上にジャンプ!

レイン・オブ・マナは今のアナデンでは計5個の水球を一度に出せます。
その水球でミルシャさんが自分たちの足場へ戻ってこれるようなを作ってあげればいいのです。
後はレイン・オブ・マナの水球による力でタラサ・イファロスの勢いを減衰させミルシャさんの遊泳力で足場までジャンプ。

ちなみにミルシャさんのジャンプ力は西方外典サブクエスト「帰るべき場所」で見ることが出来ます。ありえない程のジャンプ力です。

ここどれくらい飛んだんだろうと思って…↓
この場所の下に行ってみて調べてみたんだけど、ヤバすぎて笑った

ミルシャさんがレイン・オブ・マナ ロードを通り抜ける時にダメージを受けるのでは??…と思うかもしれませんが、予めASクラルテさんのヴェズルフェルニルとミルシャさんのパフシポノンを発動していれば水耐性100%を超えてダメージを0にできるそうなので大丈夫です!

この2スキルで西方組は水属性攻撃完封できるらしい。理由はセファさんに聞いてはいけない。

・何故タラサ・イファロスを撃ったのか
今度は何故ミルシャさんがリスクの大きいタラサ・イファロスを撃ったのか…ミルシャさんの攻撃時の心理戦闘理論の両面から考えてみます。

心理面
思い出してほしいのは西方外典最終話…シュナウド皇戦(中盤戦)
ここでも西方組は連続攻撃を放っており、ミルシャさんは遠距離かつ手数の多いアディス・トライナを撃っています。

ここのスクショ難しい

しかし、7話…外典後半から仲間になったため連携が極まっていなかった影響か…ミルシャさんのアディス・トライナは他の西方組の攻撃に対してワンテンポ遅れているのです。詳しくは ↓
外典最終話 メリナ様達VSラスボス 中盤戦の分析と考察|セファ|note

に書いてあるので、気になる方は是非。

シュナウド皇戦ではクラルテさんが上手くカバーしてくれたものの攻撃が遅れてしまったという事実は彼女の中に残っているはずです。
更にシュナウド皇戦でクラルテさんが言ったセリフ…

↑ではクラルテさんの言うとおりだがメナス戦では皇帝の知性低下もあり、気にする必要はない。
しかし、とっさにどの攻撃をするか迷ったとき ↑の言葉が残り、判断に影響する可能性はある

もあり、既に晒してしまった手札であるアディス・トライナは2重の心理的に撃ちずらくなっているのです。

戦闘理論面
テユール・メナス戦の連続攻撃で大事なところは、
「間髪入れずに効果的な攻撃をし、テユール・メナスの動きを封じつつ潰す」です。

テユール・メナスが逃げないよう間髪入れずに攻撃をする…そういった意味では心理面で分析した通り発動が遅れてしまったアディス・トライナよりタラサ・イファロスの方がいいと言えるでしょう。

効果的な攻撃というのを具体的に書き上げると
⇒ テユール・メナスの隙を継続させるため高火力の攻撃
⇒ 移動され逃げられないように逃げ道を塞ぎ次に繋げられるような攻撃
の2通りが考えられます。
火力は申し分ないため、必要なのは逃げ道を塞ぎ次に繋げられるような攻撃についてですね…つまり攻撃方向についてアディス・トライナとタラサ・イファロスで比べてみると…

アディス・トライナのベクトルを分解すると下方向、左方向へのベクトル
タラサ・イファロスは下方向へのベクトル

タラサ・イファロスは下方向への攻撃だけなのに対してアディス・トライナは下と左方向への攻撃です。
テユール・メナス戦の戦闘場所

ここでコメントできるんだから、わざわざ画像に文字入れる必要はなかった…

の画像よりテユール・メナスが自分たちの足場から離れすぎてしまうと、自分たちの攻撃が届かなくなりますので、↑画像テユール・メナスの上側&左側の逃げ道は塞いでおきたいですね。
アディス・トライナは右から左方向へのベクトルがある為、それがプレッシャーとなり足場から離れた左側へ逃げられてしまう可能性を生み出してしまうのです。
そういう意味では下方向のみのベクトルを持っている…つまり上側に逃がさないような攻撃軌道であるタラサ・イファロスはテユール・メナスを留めさせておくことに関して適していると言えるでしょう。
これまでプライ殿とロゼッタさんでは上から下への攻撃が無かったので上方向に逃げてしまう可能性が出来てしまうのですが、ミルシャさんの純粋な下方向のみへ攻撃(タラサ・イファロス)で見事にその穴をカバーできたのです。

…ここで書いたことをまとめますと、
中盤戦でワンテンポの遅れとクラルテさんのセリフもあり2重の心理的意味で撃ちずらくなっているアディス・トライナ。
戦闘理論的に攻撃方向がタラサ・イファロスの方が優れている。
という2点が合わさり、尚且つ攻撃タイミングを合わせるような声掛け等が無く咄嗟に攻撃しないといけない状況が合わさったためミルシャさんは直感的にタラサ・イファロスを撃ったのではないでしょうか??


・ミルシャさんの攻撃の意味
ミルシャさんの攻撃の意味について「連携」「度胸・勇気」の両面から考えていきます。
(ここからは考察と私個人の解釈が入っている部分があります。)

⇨連携面について
ご存じの通りミルシャさんは西方外典7話後半から仲間に加入しました。
…つまり仲間としての時間は、西方外典の物語全体の1/4より少ないのです。

更にミルシャさんを除く西方組+アルド君の7名は、これまでの冒険や西方外典6話での作戦を立てる時間があったヨハン戦などで戦闘連携面は ほぼほぼ完成されていると言えます。
ミルシャさんは、そんな連携面ですでに完成されているパーティに途中から加入し 少ない時間でみんなと打ち解け、尚且つ戦闘での各メンバーの癖や動き方、全体での連携の仕方を把握し  最後の一番重要な戦いでカンのペキのタイミングで合わせてきたのです。
先程も書きましたがシュナウド皇戦(中盤戦)ではアディス・トライナの発動タイミングがほんのワンテンポですが遅れてしまっています。
ミルシャさんはたったの1戦で、仲間の連携スピードに合わせて最後の修正しました。
ミルシャさんが加入してから最終決戦までで西方組全員での大きな戦闘3戦(VS陰の精霊、VS雷の精霊、VSシュナウド皇。ちなみに3戦全てにおいてヨハン戦の時みたくゆっくりと話し合うような時間はなかった)ですので
チームスポーツで言ったら決勝トーナメント準々決勝、準決勝辺りで急に仲間になった選手が速攻でみんなと仲良くなり連携面を仕上げ決勝戦で大活躍…と言ったところでしょうか?

なぜこのように出来たのか…ミルシャさんの人柄や性格が影響していると考えられます。
ミルシャさんのキャラクエ「水底で光るもの」でその一面を見ることが出来ます。

探していた真珠を見つけたから取りに行っただけでこれですからね…
ミルシャさんの圧倒的コミュニケーション能力の高さがよく分かります。

⇨度胸・勇気について
ミルシャさんが放ったのは、外した時のリスクが大きすぎるタラサ・イファロスです。
勿論、メリナ様のフォローがあるので理論的には問題ないですが…改めてミルシャさんの度胸・勇気は半端ないです。

西方組の連続攻撃…初手と次手を担ったプライ殿とロゼッタさんの攻撃、そして今回のミルシャさんの攻撃…と全てリスクがある攻撃ですが、
プライ殿&ロゼッタさんがリスクを受け入れたのは覚悟によって…
ミルシャさんがリスクを受け入れたのは度胸・勇気だと考えております。

「西方外典最終話 メリナ様達VSラスボス戦最終局面における西方組連続攻撃の分析と考察…その1」でプライ殿&ロゼッタさんの攻撃を分析・考察しましたが、この2人の攻撃はその場のノリで撃ったわけではなく、今まで積み重ねてきた努力や気持ちの持ちよう(覚悟)で放てた部分が大きいです。
それに対してミルシャさんはプライ殿&ロゼッタさんと違いゼルベリヤ全体への思い入れもそこまでないでしょう。
月へ行くときもミルシャさんとスリミーに本当に行くのか聞いていますし。

西方外典9話より

ですので、ミルシャさんは度胸や勇気と言った心の強さで攻撃時のリスクを受け入れたと言えるのです。
勿論、急に落下しながら攻撃!外せば死ぬ!みたいな行動はとれるわけないですが、ここにもちゃんと伏線張っているのが西方外典です。

西方外典8話より

ミルシャさんは弟を探すために危険な海域にも飛び込んでいっていました。
その経験が今回の決戦でも活きたわけです。


・西方組連続攻撃3撃目:ミルシャさんのタラサ・イファロスまとめ
長くなりましたが最後にミルシャさんの攻撃のまとめに入りたいと思います。

プライ殿→ロゼッタさんと攻撃が繋がり、次に動き出したミルシャさん。
ミルシャさんの攻撃方法は
遠距離攻撃で安全に攻撃できるが、軌道的にテユール・メナスの逃げ道を作ってしまい次へ繋げられなくなってしまう可能性がある「アディス・トライナ」
仲間のフォローはあるかもしれないが基本的に外したら死ぬリスクがあると同時に決まればテユール・メナスの逃げ道を塞げる「タラサ・イファロス」… の2択。
ミルシャさんは殆どノータイムと言っていいぐらいの時間の無さで中盤戦(シュナウド皇戦)で放射タイミングの遅れが出た「アディス・トライナ」ではなく「タラサ・イファロス」で攻撃すると咄嗟に判断。
スキルエフェクトのタイミング的にロゼッタさんの2撃目が決まるころには既に「タラサ・イファロス」による落下が始まっているでしょう…

途中加入でも連続攻撃の一員として活躍でき、尚且つノータイムで攻撃方法を決められたのは本人の圧倒的なコミュニケーション能力で短時間でも仲間信頼関係を築き上げられたから。
やばいリスクに屈せず攻撃に躊躇が無かったのは外したとしても仲間が助けてくれるという上記の信頼と今まで家族を探すために危険な海域に飛び込んで行っていた経験による度胸や勇気…心の強さがあったから。

「エルの唄」のように偶然・運命的に手に入れた力とは違い、ミルシャさん自身の「強さ」が込められた一撃は見事に直撃し4撃目に繋がっていきます。
バトンが回ってきたのはミストレアさん…4撃目以降の攻撃の分析と考察は長くなってしまったので次回にまわします…。

〇おまけ(その1での書き忘れ)


今回ミルシャさんが攻撃の軌道的にテユール・メナスの逃げ道を塞ぐような一撃を放てたと書きましたが、連続攻撃の2撃目…ロゼッタさんの攻撃軌道でも同じことが言えますね。
初手のプライ殿の攻撃が右から左方向なので、このままでは左側つまり足場から離れてしまう方向へ逃げてしまう可能性があります。

プライ殿の攻撃。矢印が攻撃方向

そのプライ殿の攻撃方法を読んでいたからこそテユール・メナスが逃げられなくなるような逆側からロゼッタさんは攻撃したわけですね~

ロゼッタさんの攻撃。矢印が攻撃方向

流石ロゼッタさん!

〇次回予告


テ~レレ~(音楽)
暴走したシュナウド皇に引導を渡すべく
最後の攻撃を仕掛けたメリナ達。
プライとロゼッタが繋いだバトンは
ミルシャが信頼と心の強さを乗せて次へと繋ぐ…
次回「西方外典最終話 メリナ様達VSラスボス戦最終局面における西方組連続攻撃の分析と考察…その3」
…これは、もう一つの楽園への軌跡。

続きの記事 ↓
西方外典最終話 メリナ様達VSラスボス戦最終局面における西方組連続攻撃の分析と考察…その3|セファ|note