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西方外典最終話 メリナ様達VSラスボス戦最終局面における西方組連続攻撃の分析と考察…その1

皆様こんにちは。
今回は「西方外典最終話 メリナ様達VSラスボス戦最終局面における西方組連続攻撃の分析と考察…その1」でございます。

VSラスボス戦最終局面の連続攻撃…いくつかの攻撃で疑問だった部分があったのですが、研究の末 疑問が解決されたので記事にしてみました。

ではいつものから↓
注意:西方外典最終話まで&キャラクエ等ネタバレあり。記事の名前ではラスボスと表記してますが記事本編ではガッツリ書いちゃいます。
公式設定に基づいた、あくまでも個人の考えです。

〇 状況確認

以前、「外典最終話 メリナ様達VSラスボス後半戦…戦い方の妄想」の記事
外典最終話 メリナ様達VSラスボス後半戦…戦い方の妄想|セファ|note

に書いてあるので貼り付けておきます。

まとめてあってよかった…

〇 西方組の連続攻撃についての分析と考察

テユール・メナスとの通常戦闘後、ゲーム内映像が流れ西方組の連続攻撃が決まります。
恐らく通常戦闘で隙を作り、連続攻撃を叩き込んだのでしょう。
連続攻撃直前、ゲーム内映像で下の画像みたくメリナ様達の画像が流れます。

お可愛いいいいぃぃぃい!

西方連続攻撃をよく見ると、このキャラ画像が流れた順番に攻撃を行っていることが分かります。

キャラ画像が流れた順番をまとめますと、
1:プライ殿
2:ロゼッタさん
3:ミルシャさん
4:ミストレアさん
5:アルド君
6:チルリル隊長
7:メリナ様
8:クラルテさん

…となっております。
ここだけで分かる疑問点として
「遠距離攻撃を持たないプライ殿とアルド君はどうやって攻撃したの?」
がありますね。

大事なポイントとして、
「この連続攻撃はみんなで攻撃タイミングを合わせるような掛け声等が無く、その場の状況に合わせ みんなが考えて攻撃している」
ところです。
西方外典での冒険でみんなのコンビネーションが極限まで高まったため出来たのでしょう。

では、この疑問点と大事なポイントを考慮しながら実際に西方組連続攻撃を1つ1つ分析&考察していきましょう。

1:プライ殿の攻撃

その地形でどうやって攻撃したんだよ…と1年以上悩み続けました。

・攻撃方法について
西方組連続攻撃…中でも一番重要な連続攻撃の起点となる初手攻撃は、プライ殿の一撃でした。
まずは先程 上げられた「どうやって攻撃したのか」という疑問を解決していきましょう。

プライ殿の攻撃手段に遠距離攻撃はなく、普通に考えて上画像のような攻撃をするにはテユール・メナスに接近していないといけないので、攻撃直後 そのまま落下してしまいます…

落ちてしまいますぞ…!

で、この攻撃の疑問点に対する解決策ですが  2通り考えられます。
①クラルテさんかミストレアさんがプライ殿を運んで直接攻撃
②プライ殿が槌を投げて攻撃

③鍛え上げられた翼のような筋肉でプライ殿自身が空を飛ぶ

ノーコメント…。

①について。
①…まず足場維持に意識を割かれていて、尚且つ 能力の規模的に唯一まともにテユール・メナスの攻撃を防ぐことが出来るクラルテさんは、この戦闘では防御寄りに動く必要がありプライ殿の移動の手伝いは出来ないでしょう。なので、できるとしたらミストレアさんとなります。
しかし、先程「大事なポイント」として書いたように連続攻撃はみんなで攻撃タイミングを合わせるような掛け声等が無かったため、この初手攻撃では複雑な動きは出来ないでしょう。
出来たとしても、この初手攻撃を外してしまった場合、反撃をもらう可能性が高くテユール・メナスの火力を考えるとプライ殿とミストレアさん…2人が一気に潰されてしまいます。
このように連続攻撃中ならまだしも…初手での攻撃では①は難易度やリスクが高いのです。

でははどうでしょうか?
確かにプライ殿に遠距離攻撃はないですが自分の持っている槌を投げることで遠距離攻撃も可能です。
メリットは2人で近づかないといけない①より安全に攻撃できるという点です。
しかし自分の武器を失うデメリットがありますね。
プライ殿がこの遠距離攻撃をしても槌を失わずにすむ方法としてプライ殿とメリナ様の連携…「セフェル・イェツラ ハンマースロー」が使えそうです。

「うるさいわ」めっちゃ好き
「ASメリナ様のスキル:セフェル・イェツラ形成スピードを活かした戦法についての考察」より

今回はこれを応用してプライ殿が投げた槌をメリナ様が空中でキャッチすることで槌を回収します。

先程①で、この初手攻撃では複雑な動きは出来ないと書きましたが、プライ殿が槌を投げるための予備動作をメリナ様の目の前でした場合、コンビネーションが高まった今でしたら 意図を読み取ってくれるでしょう。
特にプライ殿はこの戦闘でまともな攻撃手段がないため防御寄りに動く必要があり遠距離攻撃主体のメリナ様より前のポジショニングをしている可能性が高く メリナ様の目の前でこの初手攻撃を放てます。

勿論、みんなが攻撃後に繋いでくれると信じ、この攻撃に全てを賭けて 武器を失いながら攻撃したという可能性もあります。
(顕現武器じゃなくてよかったね!)

・プライ殿の初手攻撃の意味
次にプライ殿の初手攻撃の意味について考えていきます。
連続攻撃の初手は次の攻撃につなげるため 確実に当てる、もしくは初手攻撃で隙を作る必要があります。
実はプライ殿は西方組の中で一番攻撃を当てられる確率が高いのです。

今回の戦闘場所は遠距離攻撃でないと届かず、近距離戦闘組は敵が近づいてきたところを迎え撃つ形でないと攻撃できません。
このアルド君含む西方組内に近距離戦闘をメインとしているキャラは2人いますが 自分で攻める描写が多いアルド君は攻撃、プライ殿は援護や防御の方が得意です。

今にして思うと、この分断されての戦闘が連続攻撃に影響あたえたのかもしれない

近距離戦闘手段を封じられたこの戦闘では、先程も書いた通りプライ殿は自分の長所を活かすような防御寄りの戦闘をするようになるでしょう。
そんな状況でプライ殿から放たれた攻撃…
テユール・メナスからしたら今まで必死に守り続ける事しかしてなく、警戒してなかった敵が思わぬ手段で急に攻撃してきたわけであり、不意を衝く一撃としてカンのペキなのです!
メナス化による暴走で、どこまで知力が下がっているか分かりませんが 攻撃してくる敵と してこない敵では本能的に警戒度も変えるでしょう。

もしかすると、VS皇帝中盤戦…メリナ様のセリフの後に放ったみんなの連続攻撃…

中盤戦分析しても分かるけど最終話の西方組はマジで強い

ここでプライ殿だけ攻撃参加しなかったのも影響しているかもしれません。


2:ロゼッタさんの攻撃(プリーオブギルティ)

矢印は攻撃の軌道

次はロゼッタさんの攻撃です。
上の画像を見て頂くと分かりますが、ロゼッタさんの攻撃は画像10時方向から4時方向への攻撃(スキル:プリーオブギルティ)です。
10、4はそれぞれ西方外典終了直後での キャラクター最推し人気投票結果とキャラクター人気投票結果における メリナ様の順位という奇跡…方向順に読むと10・4で天使…流石ロゼッタさん!

・プリーオブギルティについて
ロゼッタさんのプリーオブギルティは本から発動…つまり目標に当てるために本をあらかじめ適切な場所に移動させる必要があり、準備に時間がかかる欠点があります。
その分、プリーオブギルティの射程は長くなる・発射角度をある程度自由に調整できるといった長所があります。

準備の分、普通の攻撃より発動までに時間がかかる
逆に射程距離は普通の攻撃より長い
連携戦では発動準備に時間がかかる欠点を仲間が補える。
メリットの自由度を最大限活かせる

本戦で発動時のプリーオブギルティの軌道は10時方向から4時方向…
つまり撃つ前に本を画面10時方向奥…テユール・メナスの後方上空まで予め移動させておく必要があります。

プリーオブギルティをあの軌道で撃つには予め本を上画像赤丸の位置に移動させないといけない。
だがロゼッタさんの攻撃の順番は2番目であり、プライ殿の攻撃を見てからだと間に合わないはず…

ここでロゼッタさんの攻撃の順番は2番目
連続攻撃後半でしたら本の移動時間があるのは分かるのですが、2番手での攻撃をするならプライ殿の一撃を見てから本を移動させていたら間に合わないのです。
このタイミングで発動するためには数手前から本を発動場所のポジションに移動させていた ⇒ プライ殿の攻撃(しかも槌を投げるという、味方でも予想しずらいような攻撃)を完全に読み切り、攻撃を繋げるべく準備をしていた…という事になるのです!

攻撃準備~攻撃時でのロゼッタさんの覚悟も凄いです。
本を敵後方まで移動させるということは、いざという時に身を守るための反撃が出来ない
本を移動させる攻撃準備時間を考慮しますと、ロゼッタさんが一番無防備な状態が長かったのです。
しかも自分の攻撃準備中に仲間が攻撃し隙を作ってくれる、自分の攻撃後も仲間が繋いでくれると言う確実性のない要素まで必要になってくるわけで… それらを読み切り、カンのペキなタイミングで放った攻撃…異端審問官である彼女の能力が最大限活かされた攻撃と言えるでしょう。
また、元々デスクワークがメインであるロゼッタさんの設定上、メリナ様達隊長格と比べ火力は低いはずであり、効果的な攻撃をするには敵の防御の薄いところを狙わないといけません。
なので背後からの一撃というのは理にかなっていますね。

プライ殿は武器を投げて
ロゼッタさんは、自分の身を守る為の攻撃が出来なくなりながらも本を敵後方に動かした…
戦場で武器を捨てるというのは自殺行為もいいところですが、この戦闘では2人の攻撃の共通点でもあります。
「リスクを冒してでも行動する覚悟」「リスクを冒すべきと判断した状況把握能力」はとても素晴らしいです。
ここで VS皇帝戦序盤で西方組が分断された時を思い返してみてください。

プライ殿とロゼッタさんが一緒になったのですが、この戦闘でカンのペキにお互いの戦闘時の心理を理解できたのでしょう。
「無防備になったとしても、このタイミングで武器を投げて攻撃する」…ロゼッタさんは そんなプライ殿の覚悟を事前に察知し 自分を犠牲にするような馬鹿な覚悟だとは思いつつも、その馬鹿な賭けに自分も乗っかり 同じように迎撃手段を失いながらでも事前準備を進めたのです。
自分とプライ殿の実力を把握し、リアルタイムで更新される戦闘状況を理解し…ベストなタイミングでリスクを冒したからこそ効果的な攻撃ができ、連続攻撃の次に繋げることが出来たのです

先程の分断時の画像…その直後にプライ殿が…

と言っていますが正にその通りでして、最終局面でも分断時と同じやり取りをしているのです。
分断時の戦闘もしっかり戦闘経験として残っていたからこそ、この一番大事な場面で発揮できたのでしょう。

あなた達、息ぴったりですね!

〇 プライ殿とロゼッタさん…教団大人組の攻撃まとめ

次はミルシャさん…と行きたいのですが、プライ殿とロゼッタさんの攻撃が予想以上に素晴らしく、全員まとめるとヤバい文章量になるので、2人の攻撃のまとめをして一度区切らせて頂きます…。

連続攻撃は攻撃することで敵のさらなる隙を作り、次の攻撃をぶつけていきます。
しかし初手の攻撃は、この「さらなる隙」というのが無いため、完全に戦闘の流れの中から隙を見つけないといけません。
そして2番手の攻撃は、難しい初手攻撃が決まることを信じぬき 次へ繋げる効果的な一撃を放たなくてはいけません。

このように連続攻撃の初手、次手の攻撃は難易度が高いうえに非常に大切であるのです。
今までの冒険での流れや各キャラクターの雰囲気とかで考えたら、このような大事な攻撃は 教団内でも圧倒的な戦闘能力を持つ2人の神童たちや ポテンシャル的に一般人とは次元の違う強さを身に着けたクラルテさんが放った方が普通なんじゃないの?
…と思われるかもしれません。
しかし今回、その大事な2つの攻撃を… 連続攻撃の起点を作ったのはプライ殿とロゼッタさんでした。

考察からは少しずれてしまうような私個人の解釈となるのですが…
この2人の このタイミングでの攻撃は、紅外海よりも深いワケがあると考えております。

プライ殿とロゼッタさん…2人は教団の大人組
「翼持つ子」や「剣持つ救世主」が本格的に活動するから教団に…西の地にいます。
設定的に戦闘能力は神童2人に劣っていますが  プライ殿は勿論、ロゼッタさんも心の内で想っているであろう「ゼルベリヤを救いたい」という気持ちは神童たちにも負けてないでしょう。
ゼルベリヤを救済したい気持ちはあれど、実力&立場的に どうしようもなかったのです。
大人組2人が凄いのは、そんな中でも現状を嘆くのではなく 諦めずに「自分でも出来る事」を探しているところです。

ゼルベリヤが鎖国から開国へと移りゆく、大陸にとって激動の時代…そして努力している自分たちの実力をいとも簡単に抜かしていった2人の神童…
プライ殿とロゼッタさんは変わっていく時代の中で「翼持つ子」と「剣持つ救世主」に賭けたのです。
自分たちでこの地を直接救済することが出来ず、子供に頼らなくてはならない悔しさを抱えながら。
勿論、賭けてそのまま…と言うわけではなく、神童たち2人を援護するべく先程の「自分でもできる事」を探しながらです。
西方外典9話は大人組2人の気持ちが よく表れていると思います。

9話。ロゼッタさんの想いや覚悟がよく分かる。

ロゼッタさんの場合は裏での動きは元々得意であり、それを活かして みんなが知らないところでエルの鎖を習得。
西の地を救った後に希望の象徴となるであろう「翼持つ子」や「剣持つ救世主」に汚名は背負わせないという覚悟が行動とセリフから分かります。

プライ殿は…

チルリル隊長はプライ殿の動きをしっかり評価している。メリナ様はこの後お礼を言っている。
認めていないのは自分だけ

上司であり自分にとっての希望でもあるチルリル隊長から褒められているのに、この直後で…

9話。自分の仕事を「くらいでしか~」と言っているところにプライ殿の本音(負い目や悔しさ)が隠れていると思う。
ちなみに力仕事は神童たちでは出来ない立派な仕事である。

と言っているんですよね…
サブクエスト「懐かしのトライアングル」でロゼッタさんが同じように言った時には注意したのに…

そのセリフ…ブーメランですぞ…!

しかし、こうは言っていても いざという時は速く 適切な行動をとれるのです。
何故ならゼルベリヤ救済のために賭けた2人の神童を…あの子たちを助けるべく常に備えていたから…。
プライ殿とロゼッタさんは大人である分、現実と自分の実力を理解していますが 6話の神下勅廷でチルリル隊長の言葉も聞いている今、負い目や悔しさを受け止めながらも前に進んでいるのです。


西方外典最終話…最終決戦。

ジオやらメナス暴走やらと人の領域を超えた激戦で テユール・メナスの一瞬の隙を見抜き 放った西方組連続攻撃は… 戦闘面に関して特殊な能力や圧倒的な才能もない…あくまでアナデン世界における一般人の延長線上の能力しかない、プライ殿→ロゼッタさんの順番で始まりました。
ゼルベリヤ大陸においてトップクラスの天才であり戦闘経験豊富な神童たちよりも「速く」動けたのです。

どれだけ危険な状況でもゼルベリヤとあの子たちを救う覚悟…
神童たちが活躍する前から重ねに重ねてきた努力…
諦めずにチャンスを探し続けていた強い心…

そんな大人としての…プライ殿とロゼッタさんの意地と気合と覚悟で創り上げた「心の剣」は「翼持つ子」や「剣持つ救世主」の実力を瞬間的に凌駕し、ゼルベリヤを救う最後の攻撃の起点となったのです…!


〇次回予告

テ~レレ~(音楽)

暴走したシュナウド皇に引導を渡すべく
最後の攻撃を仕掛けたメリナ達。
プライ、ロゼッタが繋げた希望のバトンは
仲間たちに引き継がれる…
次回「西方外典最終話 メリナ様達VSラスボス戦最終局面における西方組連続攻撃の分析と考察…その2」

…これは、もう一つの楽園への軌跡。

次回 ↓
西方外典最終話 メリナ様達VSラスボス戦最終局面における西方組連続攻撃の分析と考察…その2|セファ|note