整形外科クリニックに行って坐骨神経痛の経過を診てもらう。筋力は低下しておらず、あまり懸念は無いとのことだった。再発した痛みについてはよくある事らしく、念のためこれまで通りの薬を処方された。日記を読み返すと、最初に病院で診断を受けてから2ヵ月が経とうとしている。長い付き合いだ。

帰宅途中、駅のホームへ上るエスカレーターで、後ろに一組のカップルがいた。女が「いま何が食べたい気持ち？当ててあげる」と言うと、男は「蕎麦」と即答していた。男女のすれ違いを目の当たりにし、距離を取り振り返って彼らを眺めてしまう。険悪そうでなくて良かった。

天気は良いが体が痛むので、出かける気力が湧かない。本当はやりたい運動も腕立て伏せとスクワットだけにして、あとは読書をすることにする。『新・風景論 : 哲学的考察』を読み進めた。

Spotifyが自動生成するプレイリストの中にとても気に入った音楽があり、ミュージシャンの名前を確かめる。||||||||||||||||||||という名で、読めない。ディスコグラフィーを見るとアルバムはリリースしておらず、25程のシングルを発表している。どのシングルもそれぞれ1色のみのアートワークで、言葉やビジュアルによるイメージを削ぎ落としたいアーティストなのだと思った。読み方はLast.fm経由で知ることができた。Barcodeと発音するらしい。

夕食は家族とともに外で食べることにした。直前ではあるが予約を取ろうとしたら、初めに連絡した2軒は席が埋まっているとのこと。3軒目で無事に予約完了。

久しぶりに行った店で、少しメニューが変わっていた。季節野菜の前菜が増えている。家族と、牛蒡の歩留まりの低さや筍の下処理の面倒さなどの話をする。

食事を終えて、なんとなくカラオケに行くことにする。飲み物や食べ物を持ち込んで良い店で、階下のコンビニで買い込む。歌うと血行が良くなるのか酒も回る。会計を済ませた後からは記憶が朧げで、酔いが覚めた頃は家にいて既に寝巻き姿になっていた。