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ヒーローに憧れた男が真のヒーローに変わるとき

1年前に行われたフェンシング歳末感謝祭の時、僕が彼をはじめて見た印象はこうだった。

雰囲気がある選手だな。

彼のことを知っていたわけではない。ましてや、自分のすぐ目の前にいる男が、その年の7月にドイツのライプチヒで行われたフェンシングの世界選手権で、銀メダルを獲った男だったということは、フェンシングに全く縁のなかった僕には、知る由もなかった。

西藤俊哉

彼の佇まいと、自信に満ちた表情は、たしかに何かを「持っていそう」に感じた。

その感謝祭の終盤に行われた表彰式。ここで、日本を代表するフェンサーたちの中で、もっとも活躍した選手に贈られる年間MVPを、彼が獲得したのを見て、はじめて彼のその年の活躍を知ると、一気に興味が湧いてきた。

感謝祭が終わり、話を聞いてみたいという衝動に駆られた僕は、すぐさま広報担当者に取材を打診していた。

後日、取材してみて、僕が感じた彼への印象は、

何かデカイことをしそうな選手

に変わった。

その強気の発言と強い意志が宿った目がそう思わせたのかもしれない。

※ちなみに普段の西藤選手は、とても礼儀正しく、また愛嬌のある超好青年で、そのギャップも、またいい。

彼にとって、2017年が飛躍の年だとしたら、 2018年は、自分磨きの年、我慢の年だったかもしれない。決して満足のいくシーズンではなかったかもしれないが、彼はきっと、焦ることなく、心技体が一致するタイミングを見計らっているはずだ。

それが一致したとき、彼はデカイことを成し遂げる。

僕には、そんな気がしてならないのだ。

その時は、僕は、より多くの人に彼の活躍を、彼の人生を届けたい。僕はその時を待っている。

以下は、今年の初めに取材したインタビュー記事だ。彼の持つ強気なメンタリティの一部が垣間見れる筈だ。

西藤俊哉「スーパーヒーローに憧れて」
vol.1/ vol.2/ vol.3

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瀬川 泰祐

ライター。東洋経済オンラインやITメディアビジネスオンライン、OCEANS、キングギアなどで執筆中。スポーツ・アスリート交流会も主催する。最近の取材テーマは「Beyond Sports」。スポーツと社会の接点からスポーツの価値を探っている。

美しきアスリートたちの人生模様

東洋経済オンラインやOCEANS、AlpenGroupMagazine、キングギア などの媒体に寄稿しているスポーツライター、瀬川泰祐が取材活動や、日々の執筆活動の中で感じたアスリートたちの人生
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