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月を目指す宇宙企業、Astra【Internet Bull Report】

気候変動や人口過剰といった話題が増してくると、地球上の外で解決手段を見つけようとする人が出てきた。そして、投資家たちは自分たちのポートフォリオと社会貢献の両立を可能にしてくれるものを成層圏の超えたところで見つけることを目指している。


歴史のほとんどにおける宇宙旅行は、政府機関と国家プログラムに限定されていた。SpaceXが出現するまでは、商業・産業用の民間宇宙飛行は幻想と思われていた。しかし、打ち上げが成功したおかげで、起業家たちは民間宇宙飛行のキャンペーンの計画を進み始めた。そのような夢を実現させようとしているひとのひとりが、Astraの設立者でCEOであるクリス・ケンプという人物である。


まずAstraとは何か?

Astraは2016年に設立された民間宇宙船企業であって、人工衛星の小さいロケットを生産している。しかし、起業のビジョンはSpaceXやBlue Originのとものすごく似ている。それは、人間が乗せられる商業用の飛行船と可能なスペースコロニーの開発実現のために宇宙テクノロジーの革新と能率化をすることである。

現在、多くの破壊的技術の企業と同様、AstraはIPOのために何でもしようとしているわけではない。企業は確かに上場しようとしているが、SPACの手をかりていくことにしている。2月上旬、企業はHolicity (NASDAQ:$HOL)と合併契約を締結させたと発表した。このディールはAstraを21億ドルの価値と評価し、2021年の第二四半期にまとめられる用意ができている。

そのニュースはHolicityの株価の51%上昇に導いた。この上昇は斜方投射といえて、株価が「月まで」昇るということだが、この大きな上昇はおそらく投資家にとって二つの最も主な問題を引き起こすかもしれない。ひとつはこの株価が正当であるかどうかで、もうひとつはなぜそうなのかということである。

まず第一に、株は企業の財務実績に強く関係していることを忘れてはならない。個人投資家が時々忘れてしまうことは、だされた株が企業にとって資金調達の手段であるということである。これを念頭に置いておくと、投資家のそのAstraとHolicityのディールに対しての最初のかなりのポジティブな反応は主に述べられた価値によるものであった。株価は確かにその時点から変動があったが、最初の価格の急な大きい上下変動もAstraの価値にあっているということになっている。


では現在の株価はどうなっているのか?

2月初旬以来株価が両方向に大幅に動いているので解釈の仕方はたくさんある。しかし、この株が最終的には上昇に向かっている兆候がある。

まず、合併の発表の時であるがすでに上場しているAstraのライバル企業は大幅の株価下落があった。Virgin Galacticといった企業は、ポジティブなニュースがあったにもかかわらずAstraとHolicityの合併で株価が下落してしまっている。

もちろん、これらの株価はものすごく大幅に下落したわけではないが、投資家たちが若い企業が強いライバル会社となるとみていることは留意すべきである。確かにこれはニッチ産業であり、どの企業も実力はある。しかし、それはAstraがそんなニッチ産業にいてかなりの競争力があるということを意味する。

二つ目は、Astraの価値を認識しているのは投資家だけではないということであるNASAは、ほぼ同じ月数で企業に二つの契約を授与したのである。12月に、AstraはNASAの2022年の打ち上げプロジェクトに貢献しているとしてこれらの受賞に選ばれたたった3社のうちの一社として390万ドルの契約が与えられた。

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昨年12月に打ち上げられたRocket 3.2。これでAstraは軌道に打ち上げることに初めて成功した。


しかし、たった一カ月ちょっと前とつい最近に、AstraはNASAからもうひとつの契約を得たのである。2月26日に、NASAは2022年の宇宙へ衛星コンステレーション打ち上げを手伝ってもらう目的でAstraに795万ドルの契約を贈った。12月に得た契約の額に重なるので、この契約の勝ち取りはAstraの力に対するNASAの満足の象徴としてだけでなく世界一有名な宇宙機構からの信頼としての2重の票としての表れでもある。

これら二つの契約は受けるに値するようである。昨年12月15日、Astraのロケット3.2が軌道に乗ることに成功した。これの重要性は、Astraの「大成功!!!!!!!」というツイートからも感じられる。

どうやら、Astraは過去の打ち上げを悩ませた問題を解決し、すべての試みから進歩してきたようである。前述の2つの契約は間違いなくこれを裏付けている。それらの契約は、NASAからの信頼として続いている1票だけでなくこのさらなる資金調達によるその若い企業の急成長の示しにもなっている。


「日常のスペースデリバリーを実現させるべく、2021年までには計画にすべての資金が調達される。」

クリス・ケンプ(AstraのCEO)


それでAstraの将来はどうなっていくのか?

ケンプCEOは多くの大きなプランをもっている。CEOは、Amazonが「配達企業あるいは在庫企業」でなくプラットフォームとしてマーケティングを行っているのと同様に、Astraは客が「ものを素早く宇宙に移動させる」ように手助けする手段としての「宇宙プラットフォーム」となりうるというように、Amazonのマーケティング戦略に例えて説明している。

そして自分と同じような立場にあるJeff Bezos氏同様、ケンプCEOはスピードの必要性を理解している。CEOは2025年までに「毎日のスペースデリバリー」を始めるためにAstraの急成長プランを立てている。この2025年までというのは、イーロン・マスク氏の理想的かつ集中的な経営スタイルをBezoz氏のよりも忠実に写し出している。

しかし、そのようなかなり迫った期限にサポートしてくれる企業が多くない理由がある。一番の理由は何か? そう、それは会うのに多くの仕事があって大変であるということである。Canaccord Genuityのケン・ハーバート氏は、「誰もやり遂げてない」と述べたった一つの企業が4年以内というスケジュールで経営できるのか疑問に思っている。

しかし、みんなが宇宙に行けるようになってSFのような夢の実現に向かって進歩すれば、月を目指すということを理解してもらえるだろう。おそらくケンプ氏のようなCEOは地球の外に出るという目標を実現させるために民間宇宙企業にとってまさに必要とされている。


「不可能であることはないが、すべて上手くいくように努力しなければならない。」

ケン・ハーバート(Canaccord Genuityのアナリスト)


Holicityのもとで、Astraは多くがSpace Race 2.0と呼んでいるものに大きな進歩を遂げようとしている。ケンプ氏の大望がマスク氏という最大の商業の衛星事業と最も革新的な宇宙企業のCEOのものを忠実に写し出していることを考えると、Astraは長期的にはSpaceXに追いつくことができる可能性がかなり高いかもしれない。NASAは、Astraの力に1200万ドルほどすでに投資しているようにこの可能性を間違いなく支持している。しかし、ハーバート氏が言うように、それはかなりの大望である。ケンプ氏は、みんながすべてが宇宙で失敗しうるといっているのでこの宇宙飛行においてどんな状況にあっても冷静さを失わないようにしなければならないだろう。



【Internet Bull Report】
海外の経済ビジネス情報サイト。世界中のいろんな企業の経営状況や財務状況の情報など。
URL; https://internetbullreport.com/

翻訳記事;”Ad Astra Per SPAC: An Entrepreneur’s Shot at the Moon

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