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Avcorp Industriesはトップガンでいうとマーヴェリックかアイスマンか?【Internet Bull Report】

遠い思い出なのかもしれないが、トム・クルーズが1986年の大ヒット作「トップガン」で海軍のパイロットであるピート・ミッチェル(コールサイン:マーヴェリック)を演じたことは皆覚えているだろう。


そう、Avcorp Industries (TSE: AVP)はこの人物と似たところをもっている。最近、企業はボーイング737MAXに車輪格納部のフェアリングの組み立て部品を提供する契約の延長に合意したと発表した。これにて注文残高が4億8600万カナダドルになるという。この延長はその2社の共同がより一層発展するのに素晴らしい機会を示しているのだが、Avcorpは落ち着きのある平静なアイスマンかそれとも予想のつかない風変わりなマーヴェリックかを示していくのだろうか?

Avcorp Groupは、BAE Systemsやボーイング、ボンバルディア、ロッキード・マーティン、スバルといったいくらかの世界トップクラスの航空機企業のために主要機体構造を設計し製造している。Avcorp Groupは65年以上の経験と500人の熟練した従業員、56万平方フィートの施設をもっている。


収益の分析

世界的なパンデミックが始まって、いろんな政府機関が感染拡大や変異株の進行を防ぐために規制をかけたことで旅行への需要に大きな影響を与えた。737MAXが止まっていることも企業の2年間行ってきているボーイングプログラムの収益の大きな減少を招いていた。

連邦航空局や世界中の他の航空規制局が737MAXの禁止を取り消したことで、配送・生産率は上昇していて来年の初めあたりには徐々に上昇すると予想されている。これは、これらすべてがもとで組み立てラインと統合の割り当てが急停止になって援助なしにやらざるを得なくなっていたAvcorpにとってとても大きく安心できる話である。

今年は特に利益が上がっているわけではないが、企業はなんとか収益を保ってきていた。今年の第一四半期と第二四半期ではそれぞれ2393万3000ドルと2438万5000ドルと収益が減少していた。

企業の収益は無傷を維持するだけでなく昨年の第一・第二四半期よりも上昇していたのである。これは単に、カナダの緊急賃金補助金やSBAの給与保護プログラムによる債権放棄、修正契約の実行による銀行債務の修正による利益など政府と経営の救済努力が合わさった結果である。

業界がパンデミックから回復するにつれて可能性を全て成し遂げるためにAvcorpが負債や公債管理、生産性の改善、持続可能なテクノロジーにおける機会に焦点を当て続けることは典型的なことである。


過小評価かバリュートラップか?

AVPは株価収益率が業界平均の23xと比較すると1.8xとなっていて「出来すぎた話」のようにみえる。これはいくらかの深刻な危険信号をひきおこし、企業が負っている8770万カナダドルの債務に私たちを直接向けさせる。

企業は現在収益が良いが、そのほとんどは保護プログラムによるものであって運営からのキャッシュではない。これらはバリュートラップの兆候と受け取られるかもしれなく、だれも「約束は大きく」で「結果は期待より小さい」という状況を求めてはいない。


株主資本の赤字と良いニュースはどうなっているのか?

企業は2021年6月30日時点で3038万ドルまで株主の赤字を改善させてきた(2020年12月31日時点では4914万ドル)。これは、2021年3月12日に顧客とPanta Canada B.Vとの宿泊約款を改訂した複数政党に企業が入ったことによるものである。これは償却したキャッシュアドバンスを取り除き、顧客への過去と未来のある程度の保証料の相互免除と法的権利をもたらした。このビジョンに沿って、企業は将来株価を上昇させるために買戻し始める決断さえするかもしれない。


スイートスポット

企業はテクノロジー面では優位性があり、それで注文が絶えず殺到している。しかし、しっかり届けられなければそんな注文殺到もいかすことができない。企業は今なんとか堅実な救済活動をしてきたのかもしれないが、肝心なところに焦点を当てて新しいことに全力で取り組んでいかなかればならない。




【Internet Bull Report】
海外の経済ビジネス情報サイト。世界中のいろんな企業の経営状況や財務状況の情報など。
URL; https://internetbullreport.com/

翻訳記事;”Avcorp Industries: Top Gun’s Maverick or Iceman?

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